2002.12.01  TV ボード

TV ボードを作って欲しい、と妻からリクエストがあった。
今のテレビボードは、独身時代にホームセンターで買った、9,800円の組み立て式の安いものだ。
TVの重さに耐えられず、天板が中央で窪むようにそってしまっている。
私も以前から作りたいと思っていたので、今回、トライすることにした。

材料は良いものを買えば、それなりにいいものは作ることができる。
でも、それでは能がない。
予算を1万円以内、ということにした。

ホームセンターへ行くと、思わず買いたくなってしまうような木を発見。
修正材だが厚さ3cmでしっかりしている。
幅45cm、長さ150cmの板が・・・・、ゲェ〜ッ!? 6,480円だぁ〜!?
幅45cm、長さ100cmの板は4,980円。
頭の中で板を切断してデザイン通りに組み立てていく。
150cmが2枚と100cmが1枚あれば出来そうだ。
ってことは、17,940円かぁ〜。
消費税もかかるし、キャスターも買わなきゃならんし・・・・。
やっぱ、却下。

そんなわけで、2001.02.22 に作った棚に使ったものと同じ木材を、今回も使うことにした。
建築用材の安い木だから、そりまくっている。
その中でも、まだましなものを選んだ。

厚さ3.6cm、幅28cm、長さ244cmの板を2枚 = 2,080円×2 = 4,160円
厚さ3.6cm、幅18cm、長さ305cmの板を1枚 = 1,380円

28cm×244cm ⇒ 45cmの板を4枚
28cm×244cm ⇒ 110cmの板を2枚
18cm×305cm ⇒ 110cmの板24枚
幅の広い板は高いので、天板は28cmと18cmの板を横につなげることにした。(天板46cm×110cm)
切断はカット20円なので、160円。
ネジ : 数十本(約300円)
タボ : 数十本(360円)
キャスター(車輪) : 4つ(420円/個で1,680円)

これで全ての材料がそろったわけだが、合計約8,000円。
予算内に収まった。

カットされた板どうしの接続に、タボを使う。
ドリルで8mmの穴を開け、木工用ボンドをつけて差し込み、小槌でたたい埋め込む。
とりあえず、よりそっていない幅の狭い方の板(天板)と
縦の板をタボを打って木工用ボンドで固定。
このまま一晩放置して、完全に接着する。
幅の広い方の板(天板)を片側ずつタボを打って、接着する。
かなりそっているのが分かる。
ひっくり返して反対側も同様に貼り付ける。

そってしまっている板はどうにもならないが、ネジを使ってしめれば、ある程度は修正できる。
天板の中央にあらかじめドリルで穴を開け、ネジをしめる。
ネジの頭が完全に埋まるように、ネジの頭の直径より大きい穴を途中まで開けておく。
ここでは、直径8mmのタボを後で利用できるように、ドリルも8mmを使った。
タボをノコギリで切る。
ネジを隠すために穴をタボでふさぐ。
ヤスリをかければ完成♪
このままだと角がとがっているので、
ディスク・グラインダーにサンドペーパーを取り付け、角を落とす。
さらにヤスリをかけ、最後に紙やすりで表面全体をなめらかにする。

次に裏板のかどに、キャスター用の穴をドリルで開ける。
最後に家具屋でもらった亜麻仁油(アマニユ)を塗って、オイル仕上げを施せば、
出来上がり〜♪

BEFORE

AFTER