2003.12.05

伊丹から長崎へ向かった。
今日は南風が吹いていたので、アプローチは RWY14 への VOR/DME だった。
そういえば、過去に長崎に来たときはいつも RWY32 へのアプローチだった。
反対側からのアプローチは眺めが違うので面白い。

おっ!
あれはハウステンポスだな〜♪
初めて見たぜ。
たまたま管制官が誘導してくれたコースが、ハウステンポスの真上を通過する経路だった。
ラッキ〜♪
って何がラッキ〜? まぁ、いっかぁ〜♪



2003.12.06

昨日の晩はお鍋だった。
定番のチャンコだ。

以前の私はお腹がいっぱいになっても、いくらでも詰め込むことができた。
最近は年のせいかお腹がいっぱいになると、もういらなくなる。
寂しい気がするが、食費の節約にはなるし、無駄に食べる必要はない。
胃袋に入りきらず、食道にも詰まっている感じって辛すぎる。
胃を圧迫するので垂直に座ることもできず、胃が伸びるので横になることもできず、
下半身と上半身が120度ぐらいになるように床に手をついて長いこと座っている自分はもうイヤだ。
それに、そこまで食べると胃が痛くなってもどしてしまうことがあった。

昨晩は途中で食べるのを止め、妻も感心するほど自分を見失わず、量を制限できた私。
食後にすぐにシンちゃんとお風呂に入ることもできた。
(腹が膨れすぎると、水圧で風呂が耐えられない&足を曲げた姿勢で湯ぶねにつかれない)

ところが!? 寝る前になって胃がおかしくなった。
最初は少し痛いだけだったが、次第に痛みがまし、ムカムカしてきた。
マズイ。
梅干を食べよう。(梅干は胃が痛いときによく食べる)
全然効かない。
よーし、太田胃散を投入。
う〜ん、益々気分が悪くなってきたぞぉ〜。
何でだ?
何かが当たったのか?
それとも単に食べすぎか?

冷や汗をかきながら我慢。
胃が痙攣して食べたものを戻そうとゼンドウ運動している。
胃のすぐ下の腸がキュルキュルいってうごめいているのがわかる。
吐きたい。
でも、もったいない。
吐かなきゃ寝れそうにない。
でも、もったいない。
トイレに行きちょっとかがみかけ、やっぱり止めて階段まで行き、立ち止まって吐き気が通りすぎるのを待ち、
そんなことを繰り返したが、やっぱりそのまま寝ることにした。
布団に入ってからのことをほとんど覚えていないので、きっと速攻寝れたのだろう。

今朝は4:50起きだったので、妻もシンちゃんも起こさずに一人で家を出る。

ダイニングの机の上に妻からの書き置きがあった。
私もお腹が痛くなりました。 豚にあたったのかなぁ。 10:10 p.m.」(妻)

可哀想に・・・・・。



2003.12.07

名古屋 → 大分 → 名古屋 → 旭川 → 名古屋

昨日、今日と名古屋ステイ。
2連泊なのでキャプテンはステイバッグをホテルに置いて行く、と昨晩は言っていた。
私は、何があるかわからないので、
名古屋に帰ってこれなくなった場合のことも考えて持って行く、と言っておいた。

今朝、フロントに降りてきたキャプテンはステイバッグを持っていた。
「あれ? 置いておかれるんじゃなかったでしたっけ?」
あんたが持って行くって言うから、ワシも持って行くことにした。」(キャプテン)
と、ジロッと私を睨んだ。(もちろん本気で睨んでいるわけではない。)

各空港には3レターコードと呼ばれる記号がある。
勤務表はそのコードで書かれているので、ときどき間違ってしまう。
私はてっきり AXT(秋田)に行くのだと思っていたが、よーく見ると・・・・
AKJ? あれ? 秋田じゃないかな? 違うなぁ。
AKJ ? これってどこだっけ?
手帳で調べてみると・・・・・、ぬわぬぃ〜っ!? 旭川じゃん?!
旭川には今まで一度も行ったことがない。
ちょっと嬉しいが、名古屋 − 秋田 往復のつもりが 名古屋 − 旭川 だとわかり、
距離が伸びたことにショック。
遠いいなぁ〜。

「Kさん、てっきり秋田に行くのかと思ってましたけど、旭川だったんですね。」
へっ? 秋田に行くんだろ?」(キャプテン)
「Kさんもそう思ってました? 僕も秋田に行くのだとばかり思ってましたけど、違ったんですよねぇ。」
キャプテンは近眼用のメガネをおでこに上げて、勤務表を顔に接近させてよ〜く見た。
ありゃ、ホントだ。 こりゃ、旭川だ。」(キャプテン)

勤務表に書かれた3レターコードのアルファベッド。
とっても小さい字で印刷されていて見にくい。
私なんか手帳に入るように53%で縮小コピーしているので、字幅は約0.8mm。

まぁ、初めて行く空港はワクワクするので、ちょっと遠くなったけど、いっか。

大分行きのブリーフィングを受けるためにディスパッチへ行くと、
コンピューター画面には北海道のエコー図が出ていた。
今、ブリーフィングを受けているクルーが北海道行きなのだろう。
天気図を見て大分へは問題ないことを確認し、再びコンピューター画面に目をやった。
んっ? 旭川も雪、かぶってんじゃん!?

METAR(現況の天気)をチェック。
うぉっ! 悪いなぁ〜。 雲と視程はOKだけど、路面の滑りやすさでヤバイ感じだ。
キャプテンと一緒に大分行きのブリーフィングをちゃっちゃと受け、話題は旭川になった。

まぁ、577便が行く頃にはエコーも抜けているでしょう。」(ディスパッチ)
本当かなぁ?
Kキャプテンも私も北海道経験者だから、どこか違和感がある。
コンピューター画面を時間を追って動かしてみると、確かに雪を降らす濃いエコーは
あと数時間で空港を抜けそうだが、
西の海岸線で雲が湧き、東に進む途中に旭川がある気がする。
う〜ん、イヤーな予感がする。
でも、まぁ、ディスパッチャーがそう言うなら、大丈夫かな。

「キャプテン、ステイバッグ、持って行きますよね?」
わしゃ置いてくよ。 あんたは好きにすればいい。」(キャプテン)
せっかく空港まで持って来たのだから、コックピットに積んでも良さそうなものだが・・・・。
ステイバッグって不思議なもので、邪魔だけど持って行くと必要なくて帰ってこれるが、
反対に持って行かないと天気が崩れて帰ってこれなくなることが多い、気がする。
だから私は持って行くことにした。

大分から戻り、再びディスパッチへ行き、旭川の天気を確認。
ディスパッチャー曰く、まもなくエコーが抜け、到着時間帯は問題ない、とのこと。
でもなぁ〜、なんか湧いてる感じだなぁ〜。

上空で何度か旭川の天気を取ったが、ずっと雪が降っている。
北海道に接近すると、除雪作業を行うために滑走路を閉鎖する、とカンパンーから報告があった。
12:15に旭川の上空に到着したが、滑走路オープンは12:30と伝えられた。
しばらく待っていると12:35に遅れると連絡を受け、さらに12:50、12:55と遅れることとなった。
一体、いつになったら除雪作業は終わるんじゃい。
12:50に一度除雪作業は終わったが、路面の滑りやすさが Poor であることが判明。
横風制限で Poor ではギリギリ降りれない。
そこで、再び除雪作業に入ることとなった。
次のオープンは13:15。
そろそろ燃料が少なくなってきた。
私達の上にはJASの飛行機が2機、待機している。

「ひょっとして千歳にダイバートですかねぇ〜。
 これからどこに行くことになるか分からないし、ステイバッグ持ってきて良かったぁ〜♪」
何、言ってるの? ちゃんと名古屋まで帰るよ。」(キャプテン)
Kキャプテンはステイバッグを持ってきていないのだ。

13:15になって除雪作業は終了。
で、滑りやすさは?
へっ? Poor のまま?
ダメじゃん?!
でも、横風制限、ギリギリ入っているのでアプローチできる、とカンパニーで言ってきた。
燃料は足らないし、1回アプローチして風が制限を超えていたら、
そのまま千歳にダイバートする旨伝えた。

幸い、横風は制限値いっぱいいっぱいだったが、なんとかOKで着陸できた。
どうせギリギリで降りるなら、12:50にオープンしたとき、
1トライしておいても良かったんじゃないかなぁ〜?
定刻 12:40 のところを 13:33 に到着したので約50分遅れだった。

私達の上で待っていたJAS 2機は、POORでは着陸することができず、
私達が着陸後、再び滑走路を閉鎖し、除雪作業が始まった。
そして再び滑走路がオープンし、
滑りやさを再度計測すると Medium to Poor まで回復していた。
JAS 1機目が降りたのが 14:20。
私達が着陸後、さらに50分経ってしまっていた。

旭川空港へは初めて行ったのに、吹雪いていて滑走路の一部しか見えず、
空港周辺の様子、回りの景色は全く分からずだった。

「せっかくステイバッグを持って来たのに、こんなに遅れてしまいましたね。」
いやぁ、あんたがステイバッグ持って来たから、この程度で済んだのかもしれないよ。」(キャプテン)

そうとも言える。

到着が遅れてしまい、乗客のみなさんには大変なご迷惑をおかけしたが、
これぞまさに冬の北海道。
着陸できただけでも良かった、良かった。



2003.12.18

昨日、私達が飛んだパターンを今日飛ぶクルーにスタンバイルームで会った。
彼らも、やはり旭川ではなく秋田に行くものと思っていたようだった。
な〜んだ、みんな勘違いしてたんだ。



2003.12.15

福岡のディスパッチでのこと。
乗員とディスパッチャーが話をしているのが小耳に入った。

今日で終わり?
最終日までしっかり働いている?
バージン?

彼らの会話が終わってから、恐る恐るディスパッチャーに聞いてみた。

「あのぉ〜、会社を辞めるのですか?」
はい、今日で退社します。」(ディスパッチャー)
「で、次はバージンへ行かれるのですか?」
はい、バージン・アトランティックの客乗として行くことになりました。」(ディスパッチャー)
(客乗 = 客室乗務員 = CA)
「それは良かったですね。 でも、どういうきっかけで応募したのですか?」
友人に 『一緒に受けないか?』 と誘われたんです。」(ディスパッチャー)

すごいなぁ〜。
転職するなんて度胸あるなぁ〜。
でも、考えてみれば、航空業界に入ったなら、国際線をやってみたいだろうなぁ〜。
(もちろん、私は国際線はゴメンだが)
バージンで客乗やってて、将来、社内でディスパッチに転職できる可能性もあるんだろうし。
う〜ん、なかなか面白い選択だ。

新転地での人生を思いっきり楽しんで下さいね♪



2003.12.17

夕方、仙台へ行った。

キャプテンはディスパッチで心配そうに天気図を見ている。
明日は完璧に冬型の気圧配置だ。
間違い無く日本海側の天気は悪いはず。
私は明日は休みだから構わないが、キャプテンはきついスケジュールをこなさなくてはならない。

大阪−名古屋 の新幹線往復がつき、さらに、
名古屋 → 秋田 → 名古屋 → 宮崎 → 名古屋 を飛ばなくてはならない。

うっひゃぁ〜っ! 可哀想過ぎるぅ〜!

明日、秋田に降りれないかもしれないなぁ〜。
 そうしたら、ここ寄りますんでよろしく。
」(キャプテン)
(仙台にダイバートする、という意味)
はい、分かりました。 お待ちしてます♪」(ディスパッチャー)

私はコンピューターで秋田の明日の天気予報を調べた。
「ゲェ〜!? 270度から30kt吹くみたいですね。 揺れそうだなぁ〜。」
それほどでもないですよ。
 私、以前は秋田にいたんですけど、あそこは230度から25kt吹いたら大変なんです。
 地上でそれだけ吹くと、上空ではもっと吹いていて、さらに強弱が激しく、
 昔、トライスターがアプローチしたとき、
 『何度やってもローカライザーに乗れないんでやめます。』
 って言って、何度かゴーアラウンドした後、
 最低気象条件は満たしていたのにダイバートしたことがあるんですよ。
」(ディスパッチャー)
そうなんだ・・・・。 覚えておこう。

風のせいでローカライザーに乗れないって、どんな状況なのか想像もつかない。



2003.12.20

今日は朝からメチャメチャ寒かった。
5:00に目が覚めて、リビングのストーブをつけたが、全然温かくならない。

伊丹空港についた。
パラパラと雪が降っている。
寒いはずだ。

事務所へ行くと会話が聞こえてきた。
いや〜、小松はすでにクロスオーバーで欠航してますよ。
(クロスオーバー=横風が強すぎて降りれない)
今日は、朝一の新幹線移動がなくて良かったです。 名古屋の手前で新幹線、止まってます。
(朝の早い時間帯に新幹線で新大阪→名古屋を移動後の乗務パターンがあるが、
 今日はそのパターンを大阪以外のクルーが飛んでいるのだろう。)
鹿児島も雪が積もってるらしいですよ。

マジッ?
高知はどう? 高知、高知・・・・。(コンピューターで高知の天気をチェック)
おぉ、OK、OK〜♪

高知から伊丹に戻り、事務所の窓から外を見ると、
んっ? はぁ〜??
吹雪きじゃん?!
でも、幸い、積もらずにすぐやんだ。

伊丹 → 高知 を便乗で移動して終わりの、ちょっと変わったパターンだった。

自動チェックイン機のすぐ右手に、
顔の部分がくり抜かれたパイロット、整備、客室乗務員(CA)の実物代のパネルがある。
その穴に自分の顔を入れて写真を撮る、という仕掛けになっている。

チェックインし、荷物を預け、搭乗ゲートへ行こうと階段を登る、その途中、
何気なくパネルの方を振り返った。

小さな女の子が CA の所で写真を撮りたかったのだろう。
お兄ちゃんらしき子にダッコされて、女の子が顔を穴から出そうとするが、
男の子は背が低くて届かない。
お父さんが携帯電話のカメラで撮影しようとしている。
お母さんはいないのかなぁ〜?
女の子の顔が半分だけ穴の下の方に見えるが、これでは写真が撮れない。
お父さんは携帯を構えたまま動かない。
シャッターチャンスを待っている。
男の子はフラフラしながらも、少しでも高く女の子を持ち上げ様とするがうまくいかない。

通行人は山ほどいるのに、みんな通り過ぎるだけ。
誰か助けてやれよっ!
ったく、しょうがないなぁ〜・・・・。

私は15段ほど階段を降り、彼らに歩み寄った。
「よ〜し、おじちゃんがダッコしてあげようか。」(「お兄ちゃん」 と言いかけたが、言い直した)
男の子はすご〜く怪訝な顔をしている。
女の子もキョット〜ンとしている。
私が制服姿だからだろうか?
それとも変質者と思ったか?
すみません。 お願いします。」(お父さん)
「よ〜し、ダッコするからな。 笑顔で写真撮るぞぉ〜。」
CA の写真を撮り、ついでに整備の写真も撮った。

その隣では、別のファミリーがパイロットの所で写真撮影中。
お父さんが携帯のカメらを構え、お母さんが重そうに息子をだっこしている。
結構、重そうな大きな男の子で、お母さん、よろめいている。
お父さんがダッコして、お母さんが写真撮ればいいじゃんかよっ!

えぇ〜い、わしゃ知らん!
もう行くからな。
その場を後にした。

パネルの後には、ある程度の踏み台はあるものの、
小さい子供が穴から顔を出すにはちょと低すぎる。
もう少し高い台を置いてあげればいいのに。

スタンバイのパイロットを連れてきて、自動チェックイン機の裏あたりに待機させて、
穴から顔が出せない子が着たら、パイロット自らダッコしてあげたら、
子供も喜ぶんじゃないかなぁ〜?


今日は高知ステイ。
15:00にチェックインして、すぐに走りに行った。
早くいかないと寒くなる。
ウィンドブレーカー、いるかなぁ〜?
いや、どうせ走り出したらすぐに暑くなるんだろうし、Tシャツでいいや。
部屋を出ると、キャプテンもちょうど部屋から出てきた。
そんな格好で走りに行くの?!」(キャプテン)

実際、走り出しても、いつまでたっても温まらない。
向かい風をまともに受けながら走っていると、
手は冷た〜くなるし、肘から下も感覚がなくなってきた。
でも、今さらホテルに戻るのは面倒だ。

どうにかいつものコースを走り、ホテルにたどり着くことができた。

町に出ると、いつもは車の通りがあまりない道が珍しく渋滞している。
変だな?
全く動かないじゃん?

近づいて行くと・・・・、犬が道路の真中にいて、地面にこびついた何かを一心に舐めている。
車がクラクションを鳴らしても動きゃぁしない。
ひたすらペロペロ舐めている。
道路の中央にいる犬と歩道との間隔は、軽自動車1台分よりちょっと狭い。
腹減ってるのかなぁ〜?
首輪ついてるよなぁ〜?
どかしに行こうか?
でも、なんか可哀想だなぁ〜。

立ち止まって見ていると、しばらくして犬は舐めるのに飽きたのか、舐めきったのか、立ち去った。
めでたく渋滞は解消されたのだった。(動けなくなっていたのは5台ほど)

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「クレヨンしんちゃんは有害」(2003.12.20 日経新聞朝刊)

  日本の人気アニメ 「クレヨンしんちゃん」 がスペインで論争を巻き起こしている。
  18日付エル・パイス紙によると、マドリード市の放送に関する審議会は
  「年少者の心と道徳の成長に有害だ」 と判断、
  放送を中止するか午後十時以降に変更するよう放送局に求める報告書をまとめた。
  「しんちゃん」を巡ってはスペインの野党、社会労働党が
  「生意気、女好き、露出狂、下品、恥知らずで教育に良くない」 と放送中止を要求。
  放送局テレマドリードは放映時問を朝8時から午後1時に変更したうえで
  「子供は学校に行っている時間なので放映時間は適当」 と主張している。
   (パリ=奥村茂三郎)


クレヨンしんちゃんがこんなにも全世界レベルで問題になっているなんて・・・・・。
ショックだぁぁぁああ〜〜〜〜〜、あ?
うちの息子に 「シンちゃん」 と名前をつけたのは、
クレヨンしんちゃんのようにわんぱくに育って欲しい、
という願いがこめられている。

「生意気、女好き、露出狂、下品、恥知らず」 なところがいいのに・・・・・。



2003.12.24

名古屋で中空きのパターンだった。

空港にはやたらと警備員や警官がウロウロしていた。
不審な物が放置されていないか、チェックしながら巡回しているようだ。

ディスパッチで次便のブリーフィングを受けた。
15:00に小泉首相が来るので、15:00以降の便は遅れる可能性があります。」(ディスパッチャー)
どうりで警備がいつもより厳しいわけだ。
イラクへ自衛隊を派遣するため、小牧基地で式典が予定されていたのだった。
幸いうちは14:30発なので、出発が遅れない限り大丈夫。

飛行機へ向かう途中、沢山の報道陣とテレビカメラを持った人達に会った。

飛行機に乗り込み出発準備を終えた。
客室乗務員(CA)が乗客を向かえるときに羽織る、サンタクロースの服、ベルト、帽子がある。
かなり大きなサイズなので、私が着てみた。
う〜ん、ぴったしのサイズだ。

「僕がこの服を着てお客さんをお迎えしようかなぁ〜♪」
是非、是非、してください♪」(CA)
「これ来たまま、『ヒィー、ヒッ ヒッ ヒッ ヒィー!』 って叫びながら、
 滑走路の方へ走っていったらどうなりますかねぇ〜。」
多分、即、射殺でしょ。」(キャプテン)
ダメですよ、そんな気持ち悪い声を出しながら変なことしたら。
 うちの会社の飛行機にお客さんが乗ってくれくなってしまいますよ!
」(CA)

ターミナルをはさんで滑走路の反対側には自衛隊の基地がある。
そこには水色に塗装された C130 輸送機が2機、駐機してあった。
珍しい色の輸送機だ。


ホテルにチェックインし、テレビを見ていると、航空自衛隊、小牧基地の様子が放送されていた。
通常は濃い緑色に塗装されている輸送機だが、
イラク軍の地上からの攻撃に備え、空に対して保護色になるように水色に塗装されたのだと言っていた。

大丈夫かなぁ・・・・。
イラクで何事も起こらなければ良いのだが・・・・。

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シンちゃんの産まれて初めてのクリスマスであるにも関わらず、
休みを申請するのを忘れ、24〜26日まで泊まりで家をあけることになり、
妻にイヤミを言われたことは言うまでもない。

ごめんなさい・・・・・。



2003.12.31

今年も1年間、どうもありがとうございました♪

シンちゃんに振り回され、2003年はあっという間に過ぎていきましたが、
来年はさらに忙しくなりそうで、恐ろしいです。
1日はなんで24時間しかないのでしょうか?

また、来年もよろしくお願いします!
みなさん、良いお年をお迎え下さい。

I wish you all a happy new year!