2005.11.02

長〜い滑り台があって、なかなか楽しいとママ友に聞いていた尼崎の公園に行った。
行ってみると、本当に3本の長い滑り台があるではないかっ!!
これは楽しそうだ。
最近の公園に多いタイプの滑り台で、
ベアリングの入った直径3、4cmほどの細長いパイプが
進行方向に対して垂直に何百本と配列されている。
よっしゃーーーーっ!!!
遊ぶゼイッ!!
勢いをつけて滑り台に飛び乗った。
あれぇ〜〜???
滑りが悪いなぁ。
所々、ちょっとパイプが回るところもあるが、ほとんどは回転しない。
きっとベアリングが錆びていて摩擦があり過ぎるのだ。
他の2本の滑り台はどうだろう?
ちょっとはマシだったが、やっぱり滑り具合が良くない。
なんだ、つまーんなーい。
近所の公園にも同じタイプの滑り台がある。
そこの滑り台で小学生の女の子が立ったまま滑ってるのを目撃したことがある。
それを思い出した。
確か、座るより立った方が速いんだよな。
やってみるか。
お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ーーーーーっ!!!!
これは、いける!!
雄たけびを上げながら何回か滑っていて、ふと我に返り周りを見ると・・・・・、
大人達の視線がちょっと冷ややかな感じだ。
きっと、気のせいだろう。
もう一回やった。
やっぱり、視線が気になる。
子供がやるぶんにはいいけど、大人がやるとひんしゅくなのかもしれない。
やーめた。

長い滑り台にそって、なだらかな丘になっている。
そこには、緩やかに曲がりくねった小石を敷き詰めたコンクリートの道があった。
これって、かなりガタガタだけど、スケボーで滑れるかも・・・・。
車に積んであったスケボーを持ってきた。
ガタガタの道で、所々穴があいている。
立ったまま滑るとコケたら危険だ。
こういう時はシンちゃんを前に乗せて座って滑るに限る。
早速やってみると・・・・・・。
楽ピィィィーーーーーーッ!!!!
滑り台なんかより、全然楽すぃ〜ではないかぁ〜♪
長い坂を滑りきったら坂道を登らなくはならない。
シンちゃんには、いい運動だ。

もういっかいする。」(シンちゃん)

そうだよ、そうこなくっちゃ。
何度も何度も坂を登ってはスケボーで降り、登っては降り、を繰り返した。



「イェーーーーーーーーーーイッ!!!」
「ハァーーーハッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハァーーーッ!!!」

そーんな感じの私の声がそこらじゅうに響き渡っていたに違いない。

坂道の途中のベンチに、おばさん二人とシンちゃんぐらいの子供が座っていた。
その前をスケボーで通過。
おばさんと子供の視線が、シンちゃんと私に釘付けになっているのが視野に入った。
滑り終わると妻が走って坂道を降りてきた。

坂道の途中のおばさん達、おもしろかったでぇ。
 スケボーの通過と一緒に全員の首が右から左に動いて。
 それからおばさんが言ってたわ。
 『スケボー、買ってやらなぁ、あかんなぁ〜。』 って
」(妻)

座って滑るとき、お尻で体重移動して左右に曲がるんだけど、
スピードが出ると意外と難しいから気をつけてくださいネ。
転倒しますよぉ〜。



2005.11.05

フライトの前に、必ず乗員と客室乗務員(CA)、全員が集まって Crew Briefing をする。
天気の状況、搭乗旅客のインフォメーション等、色々なことを打ち合わせるのだ。
ブリーフィングが終わると、CA さんが一人私に近づいてきた。

このあいだと全然違いますね♪」(CA)
「え? このあいだって?」
国土交通省の人達が乗ってきたとき、私、いたんですけど、
 そのとき、メチャメチャ緊張してたんですね?
 雰囲気が今日と全然、違いましたもん。
」(CA)
「そうでしたか? あのとき、居たのですね。
 気が付かずにスミマセン。
 あのときは気合い入りすぎて、それどころじゃありませんでした。」

彼女が10月31日の審査の時に乗ってたとは。
1週間ほど前に一緒に乗務した CA さんの顔を忘れるなんて。
忘れた、というより、憶えることができなかったのか。
よっぽどいつもと違う心境だったのだろう。
路線審査は通常、会社の査察操縦士が行うけど、
あのときは特別のケースで、
国土交通省の審査官が二人と査察操縦士が乗ってたからなぁ。
ほんと、きつかったぁ。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

家に帰ってかた、ザリガニをチェック。
ようやく卵が孵化した!!
記念すべき日だ。
長いことかかったが、卵は生きていたようで、ホッとした。
これで、ようやく私の夏が終わった。
11月3日
11月4日
11月5日

水槽の中には、雌ザリガニの腹から落ちた卵が5個あった。
卵にしちゃあ、形が丸くないなぁ、と思いつつ、よーく見てみると・・・・・。


スンゲェーー!!!
しかも、足が動いてる!!
初めてみたぜっ!!
チョー、感激ッ!!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

その後、スケボーに出かけた。
さーて、オーリーの練習をするぞー。
んっ??????
あれぇ〜、何やってんだ??

アメリカンのバイクを若い男性と女性が押している。

あのバイクは・・・・・、HONDA の STEED だ。
400cc かぁ。
学生の頃、初めて乗ったのは HONDA の NV400 だったけ。
あれも格好良かったなぁ。
当時、22万円したんだ。
NV400 の後、モデルチェンジして STEED が出たんだったなぁ。
あの STEED はウインカー、シートが換えてある。
スラッシュカットの Pipe にしてるんだ。
いいじゃん。

それにしても気になる。
何してんだ?
押しながら走った?
押しがけか?

私も過去に経験がある。
バイクのバッテリーがあがってしまい、セルモターが回せない。
そんなときにエンジンをかける方法が 「押しがけ」 だ。
キーを入れるの状態にする。
ギヤを2速にして左手でクラッチを切り、ハンドルを持って思いっきり走る。
スピードが上がったらクラッチを突然つないでやると、
ピストンが回り、点火してエンジンがかかる。

女性が座り、男性がバイクを押しながらヨロヨロ走った。
方向転換して、男性だけでハンドルを持って走り、またがった。
なんでまたがるの?
押しがけなら左手でクラッチをつなぐだけだから、またがる必要ないよな?
でも、あれはどうみても押しがけだな。
男性、線が細いから非力なのかなぁ。
どうしてもっと早く走れないんだ?
あれじゃあ、多分、エンジンはかからないぞ。
STEED は重量が200kgはあるはず。
意外と重いからな。

どーしよっかな・・・・・・。
手伝ってあげようかな・・・・・・。
イヤ、ほっとこう。

道路を男性と女性が何度も行ったり来たりしている。
今日って土曜日だよな。
これからデートかな。
男としては、どうしてもエンジン、かかって欲しいだろうな。
手伝ったろうか・・・・。

400ccのバイクは重いんだよな。
明日はウェイト・トレーニングをする日だ。
太ももを徹底的にイジメる日だ。
だから、スケボーの練習も100%力を出し切らないようにしている。
おじさんにとって、オーリーの練習で何度も何度もジャンプをするのはキツイ。
それだけで太ももが悲鳴をあげる。
ここんとこ、いつも下半身が疲れきってるけど、
それでも少しでも体を休めてウェイト・トレーニングに備えている。
今日はどうしてもバイクを押して全速力で走りたくない。
ほっとこう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

私もバイクのバッテリーが上がった時、途方に暮れていて、
通りすがりの人に、「押しがけ」 を教えてもらったんだったけ。
そんな方法もあるのか?と、信じられない気持ちだったけど、
やってみて本当にエンジンがかかって、嬉しかったし、
助かったよなぁ。
2速でやるんだ、って教えてもらったっけ。

エェェェーーーイッ!!
Pay Forward だ。(映画でそんなタイトルのがあった気がする。)
手伝ったれ!

疲れきって、バイクにまたがったまま休憩している男性のところまでスケボーで向かった。
「どうしました? バッテリーあがっちゃいました?」
そうなんです。」(男性)
「押しがけ、何速でやってます?」
3速です。」(男)
「400cc ですよね? 2速でやるといいみたいですよ。」

私が一人で押しがけするのが一番簡単だけど、もし誤ってコケて倒したら、
損害賠償ものだ。
どうしよう・・・・。
バイクだけでも重いけど、男性にはバイクにまたがってもらって、
乗った状態で私が押して走るのが良さそうだ。
男性、かなり恐縮してるが、それが一番良い方法なので、それでトライすることにした。

ん??
前輪のタイヤ、つぶれてる!!
全然空気、入ってないじゃん?!?!
「こんな状態で乗ったら、危険ですよ。」
あっ、ほんとだ。 空気が抜けてる。」(男性)
タイヤに空気が入ってないと、バイクって押しても動かないんだよなぁ。
これはメッチャ、重いぞぉ〜。
エライこと引き受けちゃったかも・・・・・。

最初はゆっくり走って押し、タイヤが転がりだしたら、一気に力を入れて猛烈ダッシュ!
30mほど全力疾走して、合図を送った。
「かけて!」
男性、クラッチを放したっ!
あっ!!
バスッ、バスッ、バスッ、っと、一瞬、エンジンがかかり、そして止まった。
クッソ!!
私は一発でかけるつもりだったので悔しかったが、
男性は押しがけを始めて、初めてエンジンの回る音を聞いたようで、笑顔が見えた。

「ちょっと休憩させて。」
それだけで、息が上がってしまい、ゼイゼイしてしまう。
年だ・・・・・。

「よしっ。 もう一回。」
すみません・・・・・・。」(男性)
もの凄く恐縮して、心から私に対して、悪いなぁ、と思っている気持ちが伝わってきた。

一回、深呼吸してから、バイクを押して歩き出し、タイヤが回りだして、走った!
全力疾走。
さっきより少しでも早く走ってあげたい。
ううーーん、ケツから太ももがヤバイ。
最後の力を振り絞って、もうちょっと速く、と思った瞬間、私が失速。
そのままバイクの後部を持ったまま、それ以上バイクの速度についていけず、
足がおいていかれて引きずられそうになり、
咄嗟に手を放しながら言った。
「かけて!」

バスッ、バスッ、バスッ、バッ、バッ、、、、バッ、、、、バッ、、、、(止まるなっ!)
バッ、、バッ、、バッ、、バッ、、バッ、、バッ、、(おっ! いけるかも?)
バッ、バッ、バッ、バッ、バッ、ババババババババババババババ

ヨッシャーーーッ!!!!!!!

思わずガッツポーズが出掛けて、止めた。

「ガソリンスタンドに行って、まず、前輪に空気入れてね。
 そのまま走ると危ないよ。」
ありがとうございました。」(男性)

2回でかかって良かった、良かった。
もう、私には力が残ってない。
それにしても、全力疾走とはいえ、たったあれだけしか走ってなにのに、
こんなに疲れるなんて。
昔だったら考えられない。
年、とったなぁ〜。
あと数日で37才だし、しゃーないか。

スケボーの練習に戻った。
足から尻にかけて、重い。
太ももを上げるタイミングが、うまくコントロールできない。
ジャンプすると足がもつれ、その状態で板に乗ってバランスを崩して、吹っ飛ぶようにコケた。
イッテェーーーーッ!!!!!
今日は、もうやーめた。



2005.11.07

私の小学生時代、おもちゃを買ってもらった記憶があまりない。

学校が終わって、友達は10円〜20円のお小遣いを使い、
近くの駄菓子屋でお菓子を買って食べているのが羨ましかった。
その小さな駄菓子屋の一角に、天井まで積み上げてあったプラモデル。
年に1、2回、誕生日やクリスマスに1つ買ってもうのが楽しみだった。

好きなの選んでいいよ。」(母)

でも、子供ながらに高いものを買ってはいけないような気がして、
本当は段の上の方に飾ってある大きな戦艦が欲しかったが、
下のほうに置いてある安いものを自分で選んだ。

友達の誕生日でおうちへ遊びに行くと、
豪華なケーキや沢山のお菓子が用意されていた。
いっぱい、いっぱい、ありとあらゆるおもちゃがあって、楽しかった。
逆に、自分の誕生日で友達を呼ぶのは辛かった。
質素な手作りのケーキ。
友達の家で出てくるような高級なお菓子はない。
おもちゃもほとんどなかった。
できるだけ家にいたくなかったので、さっさと食べ、友達を外に誘い出した。
うちに友達を呼ぶのが恥ずかしかった。

欲しいものは拾うか作る。
燃えないゴミ、粗大ゴミ。
学校に行く途中、チェックした。

小学校3年生のとき。
友達がラジコンを買った。
当時の値段で3万円もする代物。
車本体が1万円。
プロポ(手に持つコントローラー)が2万円。
パーツの全てを自分で組み立てる。
最高速度、時速40km。
欲しかった。
初めて親に、「買って」 とねだった。
買ってくれた。
嬉しくて、嬉しくて、1か月ほどかかって自分一人で組み立てた。
ようやく車体が出来上がった。
あとはF−1のボディにシールを貼り、車体に乗せれば完成。
その前に試験走行をしよう。
外に出て、道路にラジコンカーを置き、プロポを操作した。
動いた。
ちょっと前に進み、止め、ちょっと後ろに進み、止め、
それから前進レバーを一番前、フル加速にした。
あっという間にものすごいスピードに達した。
ウワッ!
レバーを戻した。
何故か車は暴走を続け、コンクリートの壁に激突して大破。
二度と動かなかった。
固まった。
声も出なかった。
そういえば友人が言ってたっけ。

時々、何らかの妨害電波が入って暴走するんだよね。」(友人)

お小遣いをもらえたのは正月だけだった。
親戚のおじさん達からもらったお金は、全て郵便局に預けた。
小学校へ通った間の6年間、使わず貯めた。
5万円も貯まっていた。
中学校へは片道3km。
自転車通学することに決めていた。
当時、「ドロップハンドル」 が流行りだした時だった。
自転車を買おう。 (ドロップハンドル=競輪の自転車のハンドルの形状)
ワクワク、ドキドキしながらカタログを見た。
あのころは今と違って自転車が高かった。
私の全財産で手の届くドロップハンドルは、
一番安い価格帯のもの。
でも、前のギヤが1段の5段変速が主流だった当時、
前のギヤに3速、後ろに7速もついていた21段変速だった。
友達のお父さんがフジ・サイクルショップをしていた。
それで、フジの黄緑色のドロップハンドルを買った。

中学校へ、毎日、雨の日もその自転車で通った。
1か月ほどしたある日。
住宅街をゆっくり走っていた。
ママチャリに乗ったおばさんが、横から飛び出してきた。
あっ!
ママチャリの横っ腹に正面から突っ込んだ。
ママチャリはおばさんごと倒れた。
私はそのまま停止。
おばさんを助けおこし、無事なのを確認。
おばさんが自転車に乗って立ち去ってから、私も自転車に乗り、ペダルを踏んだ。
あれっ?
自転車がまっすぐ進まない。
自転車を止め、降りて、点検した。
フレームのフロントフォークの付け根部分が曲がっていた。
友達のお父さんの自転車屋さんに行った。

これは直せないよ。

友達の持っているおもちゃや自転車。
自分も欲しい、と思いつつ、ずっとずっと我慢してきた。
6年間貯金し続けて、ようやく買った自転車が1か月で壊れた。
ラジコンもそうだった。
沢山の欲しいものを我慢して、
唯一心の底から欲しい、と思って買ったものは、私の場合、必ずすぐ壊れるんだ。
もう、二度と買わない。
何も買わない。
硬く心に誓った。

母方のおじいちゃんが中古の自転車屋さんをしていた。
リヤカーを引いて、捨ててある自転車を回収し、直して販売していた。
今の言葉で言うと、店舗付き住宅。
でも、家は古く、店は土間で地面が波打ってたのを憶えている。
そこらじゅうに積んであるボロボロの自転車の中から、
私のドロップハンドルと同じサイズの黄色い自転車を選んだ。
家に持って帰り、パーツをはずし、
私のドロップハンドルについている車輪、パーツをつけかえ、
もちろんハンドルもドロップハンドルにつけかえ、
最後に青いペンキを塗った。
フレームが重かったせいで、
私のドロップハンドルに比べ、自転車そのものも異様に重かった。
黄緑色に輝くピカピカだったフレームに比べ、
ペンキの仕上がりは最悪だった。
それでも試乗してみると、ちゃんと乗れる。
再び自転車通学が始まった。

あれから何台も自転車を拾い、直して乗った。
年月が経つと、自転車の質も上がってきた。
ブリジストンのロードレーサーの事故車を拾ったときは嬉しかった。
タイヤが細いタイプの長距離用の自転車だ。
マウンテンバイクが出現した頃、あれも欲しかったが、落ちていなかった。
市場に出たばかりで、捨てられるまでには時間がかかる。
また頑丈だからなかなか壊れない。

確か大学3年生の頃。
友人が8年間乗り潰したパナソニック製のマウンテンバイクをもらった。
今でも実家に置いてあり、帰ったときに使っている。
最近は、とても程度の良い高級なマウンテンバイクが捨ててある。
アルミフレームの軽量なもので、どこも壊れていないものも捨ててある。
嬉しいことだ。

決して自転車は買わない。
それが私のポリシーだ。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

そのポリシーをようやく曲げ、先月、妻に新車を買ってあげた。
どうせ買うなら乗りやすい方がいい。
買うと決心したらケチらない。
車体は軽い方がいいに決まってる。
妻は新車が買えるのなら、
鉄製の変速ギヤのついていない、安いものでも良いと思っていたようだった。
アルミ製、3段変速のママチャリ。
結婚して初めての新車に、妻は大感激。
しばらくは窓から新車のママチャリをポーッと眺めていた。

その直後、私は自分用のマウンテンバイクを拾った。
これはすごく新しい。
自転車は買わない、というポリシーは、息子と私にだけあてはめよう。
妻には好きな自転車を買わせてあげても良い。
そう思う。
でも、息子は別。
モノを大切にすることを教えたい。
自転車をバラして組み立てることができるように教育したい。
友達に対して引け目を感じたり、羨ましく思ったり、
自分のことを恥ずかしく思うことも大切だ。
欲しくても決して手に入らないものがある、ということを分からせ、
我慢し続けることを教えたい。

息子には、本当は、オモチャも買い与えたくない。
でも、時々買っている。
燃えないゴミの日には、トミカや電車が捨ててある。
他にも、キッチンセット等、全然汚れていないものが捨ててある。
燃えないゴミの日が休みのときは、
拾ったママチャリに乗り、ゴミ捨て場をチェックして回る。
ゴミ袋、いっぱいのオモチャをl何回か拾った。
家には、ものすごい数の車や電車がある。
沢山のオモチャを子供にあげるのは良くないこと、と思いつつ、
大半がもらい物か、拾った物。
教育を間違っている気がするが、
息子、本人が欲しがるものを買わないようにすれば良いか?
自分に対して言い訳を考える。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

スケボーを始め、色々ネットで調べていると、
同じような系統のスポーツを目にするようになる。
BMX だ。
あれがやりたい。
スケボー仲間の中学生と話をしていて、
彼も BMX が欲しいことを知った。
彼によれば、BMX には色々な種類があって、
バートやら、ストリートやら、フラットランドやらがあるらしい。
自宅の近くで練習でき、危険でないものが良い。
時々、BMX でクルクル回ってる子を見かけるけど、
あれって何?
「フラットランド」って言うんだ。
よしっ、じゃあ、その「フラットランド」 っていうのをやろう。
BMX なら何でもいいんでしょ?
ダメなんだ。
フラットランド専用の BMX じゃなきゃダメなの?
どのぐらいするの?
5〜10万円?????

粗大ゴミで自転車を探し続けること、かれこれ23年。
BMX が捨ててあるのを見たことがない。
その見かけたことのない BMX の中で、さらに台数の少ない
フラットランド用の BMX に出会うのは、恐らく1000%不可能だ。
何ヶ月かネットで検索し続けた。
YAHOOオークションでの入札価格も調べた。

どうしよう?
買おうか?
買ってもよいものか?

ウダウダそんなことばかり毎日妻に相談し続けたある日、妻が言った。

あー、もう聞き飽きた。 いい加減、買ったら?」(妻)

そういえば、数ヶ月前に、同じようなセリフを聞いたっけ。
あー、もう聞き飽きた。 これからスケボーの話、禁止。」(妻)

先月は1か月、審査がらみで辛い思いをし続けた。
間もなく誕生日だし・・・・。
えぇーーーい!
自分へのご褒美だ!
ゴミの日に捨ててないんだもん。
しょーがないじゃん。
買ってしまえ!!

なんだかんだ買うための、
買っても良いと自分を言い聞かせるための理由が必要だった。
買う、と決めたら、やっぱり止めた、と気が変わる前に
一刻も早く買わなくてはならない。
自転車は一生買わない、と決めていたポリシーを曲げてまで買うのだから、
せめて、直して使い続けることができるように、
うんと質の良いものを、う〜んと安く買おう。

ネットで検索してお店を探し、
気持ちが変わる前に、割引率が高そうなお店に買う気満々で行った。
目に留まったのは、壁に掛けてある BMX。
他のに比べて、なんか、ちょっと高級っぽいぞ。
質感がいい。
アーレス AY っていうんだ。
んっ?
定価で12万8千円が、50% OFF??
YAHOO オークションで色々調べたけど、
フラットランド用の BMX で 50% OFF って、見かけなかったぞ。

イヤ、待てよ。
パソコンでも、高い定価をわざわざ書いて、
50% OFF とかになってることあるけど、
古いスペックで新機種より機能が悪くて、
現在の市場ではもともと定価の価値がない、というケースがある。
おじさん、「50% OFF」 という値引き率に騙されないぞ。
でも、パソコンみたいに CPU の処理速度が半分で性能も半分、
みたいなこと、自転車であり得るか?

すみません、このアーレス AY はどうして安いのですか?
2年前の型だからですか・・・・・・・。

リムやクランク、タイヤの質感、全てのパーツがモノが良さそうな感じだ。
粗大ゴミ収集で、質を見極める目は養ってきたつもりだ。
よし、これに決めたっ!!
でもなぁ、高っいなぁ。
6万7千円だぞ?
自転車は、普通、お金を出して買うものじゃないんだぞ?
いいのかなぁ?
こんな贅沢して、バチ、当たんないかなぁ?
イヤ、イヤ。
捨ててないものは手に入らないんだから、しょうがないんだ、きっと。
買ってもいいね?
買うよ。
本当に買うよ。
大丈夫か?
大丈夫だな。
買うぞ。
これを買おう!!

中学1年生4月以来、お金を出して自転車を買う勇気が持てた自分を、誇らしく思えた。

ピッカピカの BMX。
かっくいいなぁ〜。
傷ついたらもったいないから、ずっと壁にかけて飾ったおこうか・・・・・。





2005.11.12

ザリガニの赤ちゃんが、だいぶ育ってきたっ!!





2005.11.13

スケチェン(スケジュール・チェンジ=勤務変更)で、関空 → 羽田 → 千歳 を飛んだ。
なんともビックリ勤務。
時々、幹線と呼ばれる路線を飛ぶことはあるが、
一日に連続で2回も、幹線を私なんかが飛んでしまって、良いのだろうか?
すご〜く疑問に感じつつも、ちょっぴり嬉しかった。

とはいえ、朝、関空に05:55に到着しなくてはならない。
起床は04:10。
信じがたいほど早いが、私は時々3時過ぎに目が覚めて、そのまま眠れないことがあるので、
もしかすると自然に目が覚めるかもしれない。
そんな甘い考えでいたが、やはり目覚まし時計にたたき起こされた。

誰かのお父さんに、お土産でウィスキーを買って持って行き、
玄関で手渡すと、「ワシは日本酒しか飲まん」、と言われ、固まっていた。
その気まずい雰囲気の夢から逃れることができたので、
目覚し時計にはある意味、感謝だ。

関空の20番ゲートに向かった。
飛行機に乗り込むと、仙台出身の例の interesting な CA さんが乗っていた。
仙台のお土産、と、お酒のおつまみをくれた。
食べてみると・・・・、うんまい!

実家から送ってきたの?
休みを取って、帰省したんだ。
お父さん、また、女性の像のおっぱいを鷲づかみしながら待っててくれたの?
そんなわけないかぁ〜♪
正月は実家に帰れそう?
休み、入れなかったんだ。
そっか。
じゃあ、手作りの副笑いはおあずけだね。

残念ながら、今日は新しいネタを聞き出すことができなかった。

972便で羽田に到着後、乗務予定の57便まで、1時間30分あったので、
一旦、ターミナル内の事務所に戻った。
そして、57便に使われる機材の居場所を確認。
へっ?
幹線の 羽田 → 千歳 なのにオープンスポット??
普通、PBB 付きの便利なスポットなのになぁ。
千歳行き、お客さん、少なめだから、仕方ないか・・・・。

天気予報では、千歳は10時から北風に変わるはずだった。
朝は南の風で、使用滑走路は 19L。
私達の到着時刻は10:30頃なので、
私的には間違い無く 19L ではなく、01L へ着陸する気、満々だった。
しかーし、なかなか風が変わらないっ!!

結局、Visual Approach 19L をもらった。
通常通り、早来の上を通過してから Direct Left Base に入った。
上空は、もろ北風。
360度から15kt も吹いている。
管制官が通報してきた地上の風は、230度から15kt。
どこで風が変わるんだろう?
1000ftを過ぎても、まだ北風。
500ftを過ぎても、まだ北風。
おっかしいなぁ?
んっ?
滑走路の脇にある Wind Sock(吹き流し)も見ると、
なんだよっ! 完璧、北風じゃん!!
しかも、10kt は吹いてるぞっ!!
19L の滑走路末端を通過したときも、かなり強い北風で追い風のまま。
いつもより早めにパワーを切って着陸した。

滑走路末端を通過する頃、管制官の声が聞こえた。
Now, runway change. Using runway 01.」(管制官)

19L で着陸した飛行機は、私達が最後だった。
もうちょっと早く滑走路を変えてくれていれば、到着が10分近く早まったのに・・・・。
でも、Block in は定刻だったから、良しとするか。



2005.11.17

ついにステイバッグの車輪が壊れた。
仕事で泊まりの時、いつも持って歩いているジュラルミンのキャスター付きかばん。
何年か前に心斎橋の問屋で12,800円で購入したものだ。
買った当時からキャスター(車輪)部分は構造上の問題があったようで、
デコボコな路面ではなく、完璧にフラットな空港ターミナルの床を転がしても、
カタンカタン、音がしていた。
ベアリングに問題があるのは分かっていたが、
壊れてもいないのに直すのは面倒だし、放置しておいたのだ。
副操縦士の頃、そのかばんを転がしてキャプテンと歩いていて、
うるさいから買い換えたら?」 と指摘されたこともあったほどだ。
もちろん、私が壊れていないものを買い換えるわけがなく、
キャプテンには我慢してもらった。

そのジュラルミンのかばんのキャスターが壊れた。
正確には、キャスターの軸がはずれた。
かばん自体もぶつけたり、こすれたり、へこんだりで、ボロボロ。
そろそろ壊れてもおかしくない時期だったので、
半年ほど前、心斎橋で新しいジュラルミンのかばんを探した。
15,500円ほどで買えることは分かっていた。

でもなぁ〜、今年はお金を使い過ぎた。
インラインスケートもスケボーも、BMX も買った。
もう少し、出費の時期を遅らせたい。
それに、直せるものなら直してみたい。
ボロボロのかばんに愛着もわいている。

オーストラリアで訓練中、つまり今から10年ほど前にオーストラリアで買ったインラインスケート。
ブーツがボロボロになり、かれこれ7年は履いていなかったが捨てられずに、
今年の夏までとっておいたが、ついに捨てることを決意した。
でも、それをそのまま捨てるのはもったいない。
ブーツの底についている車輪の部分をはずしてとっておいた。
あれが使えたりして・・・・・。

ジュラルミンのかばんから車輪をはずし、
インラインスケートの車輪と比べると、直径は1mmほどしか違わない。
さらに、軸の径は完璧なマッチ!!
6mmだっ!!
これは使える。

一方の車輪を取り付けてみた。
回転はマジ、スムーズだ。
ならば、と、壊れていない方の車輪の軸もはずして、インラインスケートの車輪と交換。
転がしてみると、転がり音が全くしないではないかっ!!
完璧だッ!!
使ってないインラインスケートの車輪は、ジュラルミンのかばんを買う前からあったのだから、
もっと早い時期に交換しておけば良かった。




インラインスケートの車輪を使って直してみる。


ベアリングの回転は、明らかにインラインスケートの方が良い。


ピッタリはまったので、反対側もついでに取り替えた。


できあがり〜♪



2005.11.22

ザリガニ、すくすく成長!!

Konica Minolta DiMAGE ディマージュX 50 マクロモードで撮影



2005.11.25

今日も長い、長〜い一日だった。
昨日は、
伊丹 → 宮崎 → 中部 → 那覇 → 中部 の6時間30分コース。
今日は、
中部 → 新潟 → 千歳 → 新潟 → 那覇 の6時間20分コース。

休みをはさみ、前回も同じパターンを飛んだが、
前回は上空のジェット気流が強すぎて、
二日目の 新潟 → 那覇(465便)で、那覇到着が定刻を20分も遅れてしまった。
初便の 中部 → 新潟 で中部空港を出発する際、
1名のお客さんの搭乗を待ったため、中部を定刻5分遅れで出発した。
さらに、千歳に雪雲がかぶるかもしれず、新潟で飛行計画を変更するのに時間を要し、
千歳 → 新潟 → 那覇 は西向きで飛ぶため、ジェット気流に押し戻されスピードが出ず、
最終的に遅れが蓄積して20分遅れとなったのだった。

今回も同様に遅れるのだろう、と恐れていたが、
ジェット気流の強い場所が前回と異なったためか、
465便は、なんとっ!、定刻より4分も前に到着することができたっ!!
前回はジェット気流が本州の上にあった。
今回はジェット気流は九州の南。
新潟から那覇へ向かうとき、
新潟 → 小松 → 米子 → 岩国 → 大分 → 鹿児島 → 那覇 という経路を飛ぶ。
新潟 → 岩国 まではほぼ西へ向かう。
岩国 → 鹿児島 までは南西へ向かう。
鹿児島 → 那覇 は南へ向かう。
ジェット気流は西よりの風なので、
飛行機が南に向かっているときにジェット気流が強いのと、
西に向かっているときにジェット気流が強いのとでは、
西向きで飛ぶ方が向かい風が強く、地面に対するスピードが出ないので不利。
それで、新潟 → 那覇 を飛ぶ場合、本州の上にジェット気流がある方が、
九州の南にある場合より、平均巡航速度が遅くなってしまう。

とはいえ、那覇到着が定刻より早かった理由はそれだけではない。
千歳の天気が良かったせいも大きい。

今回は、たまたま幸運が重なり、那覇まで遅れることなく到着できた。
それでも、やっぱり、二日連続で6時間を超えるフライトはとてつもなくしんどかった。

那覇ステイ。
国際通り、入り口の大きな交差点で、信号待ちしていた。
近くに背広姿の男性がクリップボードを持って立っていた。
首には会社のIDのようなものをかけている。
メガネをかけたその男性、とても誠実そうな雰囲気だった。
しかし、何故かキョロキョロしている。
誰かを探しているようだった。
私と視線があった。
私も彼も、すぐに目をそらした。
と、すぐに思い直したように彼は私の所へ歩み寄ってきた。
????????
このすぐ近くで、自己啓蒙セミナーをやっているのですが、参加してみませんか?」(男性)
どーいうことぉーーーーっ?!?!?!?!?!?!
「あっ、私、地元の人間じゃないので。 旅行で来てまして・・・・。」
そうでしたか。 もう、間もなく帰るのですか?」(男性)
「はい、明日。 失礼します。」

周りには私以外にも何人か信号待ちをしている人達がいたのだが、
よっぽど私が自己啓蒙が必要そうな人物に見えたのか?
う〜〜〜〜〜ん。。。。。。

後でコパイにその話をしたら、彼は過去に
能力開発セミナーに参加しませんか?
と、見知らぬ男性に声をかけられたことがあったとか。
その男性のことを聞いてみた。
背が高く細身でメガネをかけ、誠実そうな雰囲気?
なんか、似てるぞ・・・・。
同一人物かも。
で、行ったの? そのセミナー。
行くわけないじゃないですか?
 私も、自分は能力を新たに開発する必要のありそうな人間に見えるのかな?、って、
 ちょっと、ショックでした。
 でも、 その話をその時一緒だったキャプテンに話したら、
 キャプテンも私が声をかけられた場所と同じ所で、
 能力開発セミナーの勧誘を受けたらしく、
 自分だけじゃなかったんだ、って、ホッとしました。
」(コパイ)

次に那覇ステイの時、
背が高く細身でメガネをかけ、誠実そうな雰囲気の男性を見かけたら、
逃ーげよーっと♪



2005.11.27

大変なことになってきた。
2匹の雌ザリガニの8割がたが親から離れた。
こいつら全員を魚に食べられないサイズまで育ててから放流しようかと思ったが、
どれだけ沢山の容器が家中に並ぶことになるのか?
一番上の写真の容器中央に、サイズ比較のために1円玉を入れてみた。


もう、ほぼ親ザリガニと同じ形状をしている。
観察していて気が付いたこと。
水を換えるとき、水道水だと赤ちゃんザリガニは、青くなる。
しばらくすると(半日位)、もとの色に戻るようだ。