2006.07.03
今日の勤務はスタンバイ。
誰かが病欠した場合等、イレギュラー発生時のバックアップ・クルーだ。
個室にこもって勉強をしていると、スタンバイのコパイが入ってきて言った。
「なんか、稼動になるみたいですよ。
帰りは夜遅くになるか、泊まりか、まだ分からないみたいです。」(コパイ)
「マジ? 本当に稼動するかどうかはっきりするまで、まだ時間あるんでしょ?」
「いえ、稼動するなら、すぐみたいなんで準備してくださいって、言ってました。」(コパイ)
泊まりになると困るな・・・・。
着替え、持ってないもん。
個室にちらかした勉強道具、パソコングッズを片付け、5分ほどして事務所へ行った。
すると、地上スタッフに言われた。
「これがデットヘッド航空券です。」(スタッフ)
手渡された航空券を見ると2枚ある。
行きと帰りの分かな・・・・・、って、稚内???
伊丹→千歳の航空券と、千歳→稚内の航空券ではないかっ!!
「わっ、稚内に今から行くんですか?」
「はい、13:25発の千歳行きに乗ってください。」(スタッフ)
時計を見ると12:55だ!
急がなきゃ!!
「13番ゲートに行けば、地上係員があとは全部手配してくれます。
今のところ稚内→関空のフェリーを予定してますが、
場合によっては稚内→中部になるかもしれません。」(スタッフ)
なるほど、それでもしかすると泊まりになるかもしれないんだ。
でも、中部で泊まりでセントレア・ホテルになるとやっかいだな。
コンビニには下着を置いてないはずだ。
どーすっかな?
帰りは遅くなりるか、または今日は帰れない、との連絡を妻に入れねば。
携帯電話で電話した。
電話がつながらない。
仕方ない、メールで送っておこう。
ビーッ、ビーッ、ビーッ、ビーッ!
聞いたことも無い音がした!
なんじゃ??
ありゃりゃ??
「充電してください。」だとーーっ!!
電池切れじゃん!
なんでこういうときに限って充電し忘れてるんだよ。
弱ったなぁ。
と、電話が鳴った!
妻からの電話だ。
電話に出た瞬間、再び、ビーッ、ビーッ、ビーッ、ビーッ!
もちろんつながらない。
間もなく飛行機に乗る。
えぇーい、携帯の電源OFF!
つい1年ちょっと前までは携帯電話なしでも不自由しなかったのに、
今は使えないとなると、ちょっと不安だ。
あ゛っ!!
今日、一緒のコパイって、確か、携帯電話、同じ機種じゃん??
「後でさぁ、携帯の電池、貸してくれる?」
「いいですよ♪」(コパイ)
伊丹→千歳はほぼ満席だった。
千歳到着後、乗り継ぎの便まで1時間ほどあったので、遅い昼食を食べて、
さらに伊丹の事務所に電話した。
どうやら、稚内→関空に決まったらしい。
良かった、良かった。
中部に行っていたらホテルで下着と靴下を手洗いするつもりだった。
Yシャツはバスタブでボディシャンプーでつけ洗いをして、
脱水せずに干そうか、どうしようか、考えていたところだった。
ホテル内は乾燥しているので一晩で乾きそうなものだ。
でも、もし乾かなかったらヤバイ。
中部のホテルに到着後の手順を、千歳までの便乗中に考えていたが、
どうやらその必要はなくなったようだった。
千歳→稚内は初めてのる機材、ダッシュ8の300だった。
北海道はめずらしく天気が良く、景色が良かった。
300の乗り心地もなかなかGOODだった。
そして稚内空港に17:20無事到着。
伊丹を出たのが13:25だから、随分と時間が過ぎたものだ。
しばらく電池を休ませたから、メールぐらいは遅れるかな・・・・。
短く、要点だけの内容を考え、携帯のボタンを押す順番をイメージトレーニングし、
そして恐る恐る電源ON!!
おっ!
使える!!
ムダなキー操作ナッシングで即効メールを書き、すかさず送信!!
イエース!!
遅れたゼイ♪
これって、電池まだ使えるんじゃん??
電話してみた。
ビーッ、ビーッ、ビーッ、ビーッ!
やっぱダメだった。
稚内のディスパッチで夕食の弁当をゲット!
嬉すぃ〜〜〜♪
稚内の弁当って始めてだぁ〜。
もしかして、カニづくし、とか?
んなわけねーか。
普通に稚内を離陸した。
関空までの道中は長かった。
36,000feet で飛行したが、東北上空、とくに秋田近辺は大きく揺れた。
が、無視、無視。
お客さんが乗ってないので、揺れてもぜーんぜーん問題なーし。
なんて気楽なんだ!
庄内を過ぎて揺れが収まって、弁当を開けた。
オーマーイガーッド?!?!
スンゲェー、うまそうじゃーん。
ごはんの上にカニが万遍なくのってて、さらにイクラと来たぁーーーっ!!
おかずも見るからにうまそだ。
んで、食ってみて、なおうまーーーーいっ!!
幸せ・・・・・・・・。
行ってよかった稚内。
稼動してよかったスタンバイ。
カンパニーで沢山の飛行機が積乱雲で近畿エリアが揺れてるとのレポートを入れていた。
うちらが関空につく頃は、夜だし、もう積乱雲はないはずさ。
でも、もし、積乱雲があったとしたって関係ないさぁ。
だって、今日はお客さん乗ってないもーーん。
案の定、関空へのアプローチを開始する頃には、積乱雲は消滅していた。
スタンバイ稼動しなければ、16:30には帰宅できていたのに、
稼動したがために帰宅は22:00。
それでも稚内の弁当が食べれたので、ハッピーな一日だった。
2006.07.05
久しぶりに旭川に行った。
空港の風は南風。
南からのアプローチするので、少々追風でもまっすぐ34で着陸する方が時間が短縮できる。
離陸機がいても、きっと追風で34から上がってくれるはず。
16の延長線上にある山のせいで、ある程度の南風なら
向かい風でも16で離陸する方が、追風で34で離陸するよりも離陸性能が悪いからだ。
離陸後の上昇経路は、でちらの滑走路から上がっても、
空港上空に戻らねばならず、所要時間はあまり変わらない。
よしっ! 34に着陸しよう。
でもなぁ、VOR/DME/LOC 34 ってキライだなぁ。
できればキャンセルIFRしたいけど、キャンセルするには雲が多すぎるんだな。
このアークから LOC に乗るアプローチ、空港の南の山のおかげで、
どうしても Path が高くなってしまう。
そうならないように早めに速度を減らしておき、
LOC に乗った瞬間にギヤを降ろすが、やっぱり高目になってしまう。
まぁ、滑走路は遠くから見えているので問題ないのだが。
LOC に乗りながら左旋回し、機首を北へ向けた。
「オッケ〜♪ Runway Insight。
Take over visual ね。 あとは、3度 Path に乗せていくわ。」
旭川空港で弁当がついた。
北海道の弁当はおいしい場合が多いので、どうしても期待してしまう。
函館、中標津、女満別、そしてつい最近食べた稚内。
今日のメニューはなーにかな?
ワークワクしながら弁当の入った袋を開けると・・・・・、
エ゛ェェェエエエーーーーッ!!!!
?!?!?!?!?!?!?!?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
ノーコメントだぁ〜。
2006.07.07
だいぶ前、採りに行ったオタマジャクシがカエルになった。
採ってきたとき、オタマジャクシの頭の形から2種類いることは分かっていた。
上のヤツは目がセンターに寄っているのに対し、下のヤツは目が胴体の端についている。
どっちがどんなカエルになるのか、当然、この状態では見当もつかない。
しばらくして後ろ足が生えた。
最後に後ろ足が生えた。
↓↓上の写真の左の、目がセンターに寄ったヤツはこいつだ。↓↓
胴体にイボイボがあり、色は黒っぽい。
プラスチックのケースを登ることができない。
↓↓そして、目が胴体の端についてるヤツの正体は、こいつだっ!↓↓
ウ〜〜〜ヌ、おまえはアマガエルだったのかぁ♪
当然、プラスチックケースもスーイスイ登り、何故か隣の水槽に入ってたぞぉ〜。
分かったこと。
オタマジャクシの時代の目の位置って、カエルになっても変わらないのネ♪
2006.07.11
きたぁぁああーーーーっ!!
恐怖の5ラン!(5 Landing のパターン)
先月と同じきっついパターンかぁ〜。
つらいなぁ・・・・・。
あれっ?
一日の総飛行時間が短くなってる??
月間のスケジュール表を見ながら、先月より飛行時間が短いことに気がついた。
よ〜〜〜く見てみると・・・・、
おーーーっと、ラッキ〜♪
庄内には行かないんだ。
千歳 → 福島 → 千歳 → 庄 内 → 千歳 → 仙台 かと思いきや、
千歳 → 福島 → 千歳 →女満別 → 千歳 → 仙台 ではないかっ!
すーんごい得をした気分だ。
仕事が始まる前に総飛行時間が先月より短かくなっていることに気がつき、
一瞬、心にゆとりが生じたが、
実際に飛んでみると、なかなかきつい。
とはいえ、千歳−女満別 は飛行時間も短く、あっ、という間に終わったので、
随分と楽だったことは確かだ。
明日は、かなり楽ちん。
仙台 → 千歳 → 仙台 → 中部 → 新幹線移動で伊丹まで。
とっとと寝ーよおっと。
2006.07.14
熊本空港に着陸後、ディスパッチへ向かった。
5番スポットの階段を下りて外を歩いていた。
手荷物の積み下ろしをする場所の、一本の柱の付け根に、何かが落ちているのを発見。
ありゃりゃ、小鳥だ。
誰かに攻撃されたような傷跡もなく、外見は極めてきれいだった。
病気かな?
かわいそうに・・・・。
携帯電話のカメラで写真撮影していると、整備さんが通りかかった。
「暑さで死んだんじゃないですか。」(整備さん)
ここのところ、かなり暑い日が続いているので、そうかもしれない。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
乗務を終え、便乗便へ向かうため、伊丹空港の事務所を出た。
1階の職員用通路には、よく昆虫が落ちている。(カナブンやコオロギ)
そして、今日も廊下に何かがうごめいていた。
なにかな?
細長いぞ。
不思議な形だ。
近づいてみると・・・・、
胴体の感じが普通の昆虫ではない。
んっ??
前かきみたいな足だぞ・・・・。
これって、ケラじゃないの??
図鑑で見たことがある。
うぉーーーっ!!
珍しい〜〜。
嬉すぃ〜〜〜。
生まれて初めて見たぞぉ〜♪
こいつらって、普通、土の中におるんちゃうの?
この職員用通路から土のある所まで、どんなに近くても300mはありそうな雰囲気だ。
なんでオマエがこんなとこにおるん?
どうやって歩いてきたの?
初めて見たケラなので、なんとか助けてあげたかったが、
便乗まで時間がないし、土のある場所は近くにないし、
ほとんど体力を消耗して死にそうな感じだったので、
手のひらにのせてしばらく考えた末、
やっぱり通路に置いて放置することにした。
外に出したらコンクリートだから、きっと暑かろう。
涼しいところで息を引き取る方が楽な気がした。
ごめんな・・・・。
(後日、ネットで調べたら、「電灯に飛んでくる」、とあったので、きっと飛んで来たのでしょう。)
2006.07.15
佐賀発羽田行き、452便。
羽田の朝6時の天気予報では、風は南よりではあったがそれほど強くはなく、
羽田到着時は ILS 34L をするものと思っていた。
ところが、上空で ATIS を取ってビックリ。
VOR/DME 22 をやってるんだ?!?!
あまりしないタイプのアプローチ。
この風で VOR C(16L)をやらないってことは、視程が悪いのか・・・・。
早朝で騒音を考えると、居住地の近くを飛ぶ
22 へのアプローチは意外だった。
それに、朝、離着陸機が多いときに VOR/DME 22 をすると、
飛行機がはけにくく、さらに混みそうな気がする。
羽田アプローチの管制官と Contact し、アプローチが始まった。
VOR/DME 22 のファイナルコースへ誘導され、
間もなく進入開始、というころで、管制官が言った。
「Vector for ILS 22.」(管制官)
今から ILS 22 をしろって??
ってことは、視程、あまり良くないんだ。
そういうこともあろうか、と、
コンピューターにはアプローチタイプ VOR/DME 22 をセットしつつ、
マニュアル・チューニングで ILS 22 の周波数をセットしていた。
VOR/DME 22 の進入開始点までおよそ1分弱。
コパイに操縦してもらっていたので、私が速攻準備した。
コンピューターの表のフライトプラン(VOR/DME
22)を裏のフライトプランにコピーし、
表のフライトプランに ILS 22 を入れた。
準備OK〜。
しかも、アプローチ・チャートは準備してあったさぁ〜。
カモーン!!
「All Nippon 452. Clear for VOR/DME 22 Approach. Contact Tower.」(管制官)
って、エ゛エ゛エ゛ーーーーッ!?!?!?!
やっぱ VOR 22 するのぉ??
すかさず裏のフライトプランの表に立ち上げ、元通りにして、
VOR/DME 22 で着陸した。
そんなに、ビシバシ変更しないでくれよぉ〜〜ん♪
着陸時の風は120度方向から 8kt 程度だった。
空港予報でも、220度方向からの風が強まる感じではなかったので、
視程が悪ければ追風で ILS 34 をしておけば、
混まなくていいのになぁ〜、なんて思いながら
Runway 22 に着陸し、
ランディング・ロールしていると、タワーの管制官に指示された。
「Take M Taxiway, then L. L3. Contact Ground 121.7.」(管制官)
(M=マイク、L=リマ と読む)
マ、、、マイクぅーーーっ?!?!
なんーじゃそりゃ?!?!
普通、B5出たら、B5B、L10、L でしょ??(誘導路の名称)
スポットは 406 なんだからさ・・・・・、
「マイクっておかしいよね。 ちょっと確認してみるね。」
Runway 22 を出ながら左旋回しつつ、操縦しているコパイにそう言い、
私は管制官に確認した。
なになに、空港が混んでるからマイクでいけってか・・・・・・・
B5 からゆっくり左旋回してMへ機首を向けると、ターミナルが視野に入ってくる。
ギョェェェェエエエーーーーッ!?!?!
なんじゃこりゃぁぁあああーーーーっ!!!!
すんげぇー渋滞しとるやんけぇーーーっ!?!?!
羽田から離陸するとき、混んでると離陸が13番目、とかいうことはよくある。
(つまり、待っている飛行機が13機いる、ということ)
でも、これはどう考えても、20機以上いそうな雰囲気ではないか!
離陸滑走路 16L までのJ10、J9誘導路が 16R のすぐ手前まで飛行機で埋まり、
さらに100番台のスポットがある I 誘導路にも3機ほど続いている。
なるほど、これでは私たちが通常通る406番スポットまでの経路、J9 は使えないわけだ。
VOR/DME 22 で着陸後、決して通ることのない
L3 まで行き、16R を横切ると管制官からの指示があった。
「Hold short of I.」(管制官)
JALの出発機が2機、私達の前に入ってきた。
その後、J3 を地上走行し、I を左に曲がると・・・・、
離陸滑走路16L へ続く O 誘導路上に、さらに飛行機が数機、待機していた。
かわいそうに、離陸まで何十分、待たされるのだろうか?
こーんなに渋滞してる風景、今までに見たことない。
だからいわんこっちゃ。
ILS 34L やっときゃ良かったのに。
3連休の初日で、ただでさえいつもより混むんだから。
着陸してからスポット406に到着するまで、結局10分もかかってしまったのだった。
2006.07.19
会議で東京に行った。
そこで聞いた興味深かったこと。
飛行機を運航するうえで最も大切なことは 「安全」 である。
これは飛行機以外の乗り物にも共通することであり、当然のことだ。
では、「安全」 と 「安心」 って、どう違うのですか?ときた。
うーーーーーん、考えてみたこともない。
ある客室乗務員さんの回答。
「安全」 はコンビニのおにぎり、「安心」 はお母さんのおにぎり。
なるほど、的を得ている。
まさにそんな感じか。
別の人が言っていた。
「安全」 とは守るもの、「安心」 とは提供するもの。
うまいことを言う。
また別の表現。
「安全」 はプロが築き上げるもの、「安心」 はお客様が感じるもの。
例として、完璧に整備された機材(飛行機)は 「安全」。
揺れが予想されるとき、その情報(時期、持続時間等)について、
パイロットがあらかじめ機内アナウンスでお客さんに伝える行為が 「安心」。
なかなか素晴らしいことを言うではないか。
きちんと整備された安全な機体を、規程に従ってパイロットが安全に飛ばすだけでなく、
ワンランク上の安心運航を心がけないといけないんだなぁ〜。
お客さんひとりひとりに、心の安らぎ、安心な空間を提供できるよう、
心がけることとしよう。
2006.07.25
関空 → 羽田 → 千歳 (その後、便乗で 千歳 → 伊丹)
142便に続き、57便?!?!
か、幹線だ・・・・・・。
幹線を2本も続けて飛ぶなんて、なんて珍しい。
飛行開始前のブリーフィング時に航空情報を調べていて、57便の到着時刻帯に
航空ショーのための練習飛行が千歳空港で行われることは分かっていた。
千歳空港はもともと自衛隊の飛行場なので、当然、民間の航空機は待たされる。
東北地方の上空にさしかかると、
カンパニー無線で交信する羽田発札幌行きの一つ前の便、55便の声が聞こえてきた。
千歳へのアプローチの待ち時間は20分ぐらいのようだ。
その程度なら、まぁまぁか。
函館近辺でホールディングに入り、アナウンスを入れ、2周ちょっとしたところで、
進入のためのベクターが始まった。
結局、私達の待機時間は13分間程度で、それほど遅れずにすんだのだった。
2006.07.28
毎朝、勤務が早く、早起きの連続に体が慣れてしまったのか。
3時に目が覚めてしまった。
トイレに行きたかったわけでもなく、普通に、スーッ、と目が覚めた。
3時半までベットで頑張ったが、やはり眠れない。
起きることにした。
新聞はまだきてない。
仕方ない。
差し替えをしよう。
昨日、スタンバイ勤務で飛行機のマニュアルの差し替えがきているのを発見した。
(差し替え = マニュアルや規定類の訂正、変更された部分が印刷され、個人に配布される)
久々の超分厚い差し替えだ。
厚さにして1cm以上はあろうか。
何ページあるのだろう?
昨日、スタンバイ勤務中、4時間ぐらいやって、訂正の少ないページのみ3分の1ぐらい終わった。
その続きを少しだけやることにしたのだ。
歯を磨き、顔を洗い、ネスカフェでアイスコーヒーを作り、そして作業開始。
頭はスッキリしているが、外がまだ真っ暗なうちから差し替えをするのは、かなりしんどい。
03:45から04:30までやって、訂正のとっても少ないページ、数ページが終わった。
たった数ページだ!!
クッソーーーッ!!
まだ半分も進んでない。
差し替えの有効日は8月3日だから、まだ時間はある。
ステイ先で続きをしよう。
あっさりと差し替えをしまい、新聞を読んだ。
今日のパターンはなかなかのハードスケジュールだ。
伊丹 → 宮崎 → 中部 → 稚内 → 中部。
このパターンでポイントとなるのは、中部空港の使用滑走路だ。
宮崎 → 中部 のアプローチは南から北へ向かう ILS 36 の方が、
北から南へ向かう ILS 18 より到着が早い。
中部 → 稚内 の出発時は北へ向かうので、Runway 36 からの離陸の方が Runway 18 よりも早い。
稚内 → 中部 のアプローチは北から南へ向かう ILS18 の方が、
南から北へ向かう ILS 36 より到着が早い。
ディスパッチで中部空港の天気予報を見ると、9時まで北風で、9時以降が南風、となっていた。
9時に風が変わると 中部 → 稚内 の出発時の滑走路が 18 になってしまう。
幸い予報通りにならず、風はしばらく変わらなかったので、
稚内行きの離陸まで中部の使用滑走路は 36。
そして、稚内から戻ったときは予想通り 18 になっていた。
天気は良かったし、完璧な一日だった。
2006.07.29
久しぶりにツーラン(2LAN = 2 Landing = 2路線)の勤務。
幸せだぁ〜♪
中部−熊本を往復するだけ。
しかも、天気は良い。
空港も、エンルートも、だ。(エンルート=巡航)
昨晩は 21:00 前には眠っていたと思うが、04:00 に自然に目が覚めてしまった。
それから差し替えを少しして、ホテルをチェックアウトしたのは 05:35。
セントレアホテルで朝食。
バイキングなので、当然、Food Flight となる。
泊まりであまり摂れない野菜を攻めまくった。
操縦はコパイにやってもらった。
再び中部ステイ。
チェックインしたのは 12:00!!
Great!
しかし、待っているのは、差し替えにつぐ、差し替え。
いい加減、疲れた・・・・。