2006.10.02

夕方、家族で散歩に行った。

畑の近くの歩道に、黒くて丸っこい塊が沢山落ちていた。
あれ?
これって、アオムシの糞じゃないの?
しかも、かなりでっかい糞だ。
きっと、巨大アオムシが近くにいるに違いない。

妻が、探すの止めようよ、と言うのも聞かず、私は探した。

いたぁぁぁああああーーーーっ!!!!!
デッカァ〜〜〜♪
もちろん捕まえた。
かわゆいなぁ〜〜。
うーーーーん、このブニブニ感がたまらん。
息子も大喜びだった。

記念撮影しなきゃ。
でもカメラがない。
後で、自転車でもう一回来よう。
アオムシを放した。

帰宅後、デジカメと定規と息子を脇にかかえ、アオムシの所に戻った。

まさか、もうどこかに行ってしまったとか?
そんなにスピーディーには動けまい。
でも、いなかったら、超ショックだ。

いるかな・・・・・・・・・・・・・・・・・、いたぁ〜♪

オマエさぁ、もう、寒くなるんだからさぁ、
早くサナギになって、とっととチョウチョになっとかないと、死んじゃうぞ。
知らんぞぉ。
それとも、サナギのなり方、忘れちゃったから、バクバク葉っぱを食べ続けて、
こーーーーんなにデッカクなったんか?




このまま冬、越しとくか?

 この幼虫、スズメガだそうです。
 教えてくださって、どうもありがとうございました。




2006.10.04

関空−羽田(142、143便)の一往復。
楽チンなだけでなく、スンゴイ幹線にビックリ仰天だ。
ヘェ〜〜〜、これ、僕チン、飛んでいいの?

関空のディスパッチで機材をチェックすると・・・・・、
142、143便、ともに同じ機材!
しかも、スポットも同じ、56番ではないかっ!?!?

142便で羽田に到着後、143便の出発まで2時間40分もある。
それだけ時間があるなら、142便で到着後、その機材は別の便に使い、
143便の出発時刻の40分ほど前に羽田に到着する別の機材を143便に使いそうなものだ。
飛行機は飛んでいなければ儲からないのだから、どんどん効率よく飛ばす方が良いのだ。

でも、たまーに機材ぐりが半端なのか、飛行機を地上で遊ばせておく場合がある。
そういう場合は、PBBのついている便利なスポットに長いこと放置せず、
バス移動のオープン・スポットに到着し、そのまま次便の出発まで停めっぱなしにしたり、
(PBB=パッセンジャー・ボーディング・ブリッジ)
オープン・スポットに到着し、出発時刻が近づいたらPBBまでトーイングしたり、
PBBに到着し、オープン・スポットにトーイングして、そこから出発ということもある。
56番スポットにA320のような小型機を置きっぱなしにするとは、なんとも珍しい。

羽田のような忙しい空港で、
自分が乗る飛行機がPBBつきのスポットに置きっぱなしになっている。
しかも、その飛行機、羽田で待機している事務所から丸見えだ。
なんか・・・・、嬉すぃ〜♪

事務所で私が既に終わらせた差し替えを、
ブツブツ言いながら差し替えしている先輩キャプテンのK氏が声をかけてきた。

長いこと待ってるけど、今日の勤務、何?」(K氏)
「142、143です。」
ふーーーん。」(K氏)

K氏は私のスケジュールをチェックした。(その日の全員の乗務パターンが書いてあるチャートがある。)

げっ! これって、143便、便乗じゃないの? 乗務?」(K氏)
「そうなんです。 関空−羽田を往復ですよ! すごーくないですか?」
まるで、本物のパイロットみたいじゃん!?」(K氏)
「ですよねっ!
 じゃあ、もっと自慢すると、今、僕の飛行機56番スポットに置きっぱなしなんですよ。
 ほら、あれ。」
スゲェーー。」(K氏)

「ホンモノのパイロット」 って、なんでじゃぁぁああーーーっ!?!?!
ってことは、いつもは・・・・・・・・、「ニセモノ」??



2006.10.07

台風が崩れて低気圧になっていた。

昨日は成田が横風制限を越えていて着陸できず、かなりの飛行機がダイバートしたらしい。
そして、当然、羽田がパニックだったようだ。
羽田で会議に出てた人曰く、
ゴーーーッって凄い音がしてて、窓の外を見ると雨が下から上に吹き上がってた、とか。
21:00前に千歳で見かけたキャプテンとコパイ、
フェリー(空)で羽田に飛行機を持っていく、って言ってたけど、
羽田に到着したのは結局 01:30a.m. だったと後で聞いた。
足止めをくらったお客さん、ダイバートしてしまったお客さん、
それに太平洋側を飛んでた人達、お疲れ様でした。
私は昨日は日本海側を飛んでいたので、特に低気圧の影響はなかった。

今日、その低気圧が北海道に接近していたせいか、
上昇中、3,000feet から 6,000feet ぐらいまで、結構、揺れた。
とはいっても、乗員にとっては大した揺れではない。
揺れ過ぎて引くほどではなく、笑っちゃう程度だ。

千歳上昇中の一便目、揺れを体験した。
その便は新潟へ行き、また千歳へ戻った。

千歳で搭乗中のお客さんを見ていると、おじいちゃん、おばあちゃんが多かった。
あんまり飛行機に乗り慣れてないだろうなぁ。

上昇中、案の定、3,000feet ぐらいからさっきと同じぐらい揺れた。
きっと、おじいちゃん、おばあちゃん、不安だろうな。
5,000feet あたりでアナウンスを入れた。
これから揺れが収まって、あと1、2分ぐらいしたら気流が安定するので心配しないで、という内容だ。

新潟に着いてから客室乗務員(CA)さんに、さっきの揺れに対するお客さんの反応を聞いた。
すると、飛行機の後ろを担当するCAさんが言った。

みなさん、不安そうに振り返ってましたよ。」(CA)
「やっぱり、そうなんですね。 あれだけ揺れれば飛行機に乗り慣れてなければ不安ですよね。
 振り向かれたら、どうするんですか?」
何もできることはないので、笑顔を見せるようにしてます。
 このぐらいの揺れは大丈夫、っていう意味を込めて。
」(CA)
すると、一番偉い、若いけどベテランのCAさんが言った。
爪楊枝で歯の掃除しますね。 余裕、ぶっこいて。」(ベテランCA)(もちろんこれは冗談だ)
そういって、腰に左手を当て、少しのけぞり、右手で爪楊枝を持ち、歯を掃除するしぐさをして見せた。
(いやいや、歯ぐきに爪楊枝、刺さるから)と思いつつも、私は言った。
「それっ! すっごくいい!!
 私だったら、こーんなアホ面して鼻くそほじくるかなぁ〜。」
彼女と同じポーズをとり、右手の小指を鼻の穴に突っ込むしぐさをしつつ、アホ面をして見せた。
ウケタ・・・・・・・・。
嬉すぃ〜♪

ベルトサインがついてたら、CAさんも不安そうなお客さんに声をかけるために席を立つことができない。
彼女達がが涼しい顔をしていることが、一番不安解消になるのだろう。
コックピットから小まめにアナウンス、入れないとな。



2006.10.10  英語のヒヤリンググッズ

私が過去に留学していた、ということで、
かなりの人が私が英語をベラベラしゃべれるものと思っている。
困ったことに、そんなことはない。

英語は苦手だ。
というか、言語一般に、日本語も含め、大嫌いじゃぁぁぁああーーーっ!!!!
小学校から先、ずっと、国語のテストはいつもクラスで下から5番目以下だったからなぁ〜。
国語が苦手な人って、英語も苦手なのだ。
だって、英単語が分からなくて英和辞書調べたって、
漢字が読めなきゃ意味、分かんねーーっ、つーの。

とはいっても、英語はある程度できた方がいいに決まってるので、
映画好きの私はヒヤリングはかかさない。
でも、お金をかける気はさらさらない。
本当はDVDを借りて最新の映画を見たいのだ。
でも、借りに行くのも、返しに行くものめんどいし、お金がかかる。
それに、私の場合、映画は見ても数ヶ月経てばストーリーを忘れてしまう。
だから、テレビでやってる古い映画で十分だ。
内容を忘れていれば何度見ても新鮮だし、たまたま内容を覚えていれば、
何をしゃべっているか理解しやすいので、ちょうど良い。

二ヶ国語放送の映画を英語で見る、といっても、100%英語で理解できるわけではない。
そりゃあ、簡単な会話なら分かるが、政治的なこととか、内容が難しいとさっぱり分からん。
そこで、二ヶ国語放送の主音声と副音声が切り替えられることが重要だ。

休みの日、家にいるときは時間がもったいないので、決して映画を見ない。
英語のヒヤリングは、仕事で泊まりのとき、ホテルですることにしている。

最近は便利になったもので、パソコンで映画が見れるからありがたい。

半年ほど前、近所のミドリ電気で開店前から並び、お買い得目玉商品のHDDレコーダーをゲットした。
HDDは200ギガ、DVD−RAM、DVD−RWが使えて29,800円だったので、
当時としてはなかなか良い買い物だった。
デスクトップのパソコンは親父が壊して使わなくなったものをタダで譲り受け、直し、
DVDマルチ・レコーダーをパソコン工房で6,980円でゲット。
そういえば、その数ヵ月後、
DVDマルチ・レコーダーが4,980円で売られているのを見て、落ち込んだっけか。

HDD−DVDレコーダーを使って二ヶ国語の映画を録画し、DVD−RAMに落とす。
DVD−RAM内の録画番組を、
デスクトップパソコンを使ってポータブル・ハードディスクに落とす。
こうすれば大量の映画を持って歩くことができる。

仕事で持ち歩いているのは、B5サイズのノートパソコン。
ノートパソコンはスピーカーの音が悪いので、映画を聞くのはヘッドフォンだ。
私が持っているパソコンの映像ソフトは、DVD−Rの主音声、副音声の切り替えはできるが、
DVD−RAMのデータの主音声、副音声の切り替えができない。
右の耳から英語が、左の耳から日本語が聞こえてくる。
じゃあ、DVD−Rにデータを焼き、それをハードディスクに落とせばいいか、というと、そうではない。
DVD−Rだと焼き直しができないので、コストがかかる。
どうしても繰り返し録画のできるDVD−RAMのデータを使いたい。
そこで、音声切換えコントローラー付きテレビ用ヘッドフォンが必須アイテムとなる。

しかし、テレビ用のヘッドフォンは、必ずといっていいほどコードが長い。
5mもあるのだ。
B5サイズの画面で映画を見るのに、5mも離れることはない。
コードは1mもあれば十分だ。
持ち運びを考えると、コードは必要以上に長いと邪魔なだけだ。

また、ノートパソコンは音量を最大にしても、ヘッドフォンで聞こえる音が小さめだ。
(デスクトップと違い、アンプが弱いのか?)
頭からかけるタイプの大きいヘッドフォンなら音量は十分だが、
耳に差し込むタイプのインナーイヤヘッドフォンだと、音が小さく、聞きにくい。
でも、持ち運ぶには、やはり頭からかけるタイプは大きくて邪魔になる。
しかも、TV用のヘッドフォンだからか、音質は良くない。

なんとかならないものか・・・・・・・。


↑↑ 頭からかける大きいヘッドフォン(5mコード)(SUB=副音声、MAIN=主音声) ↑↑


↑↑ 耳に差し込むタイプのインナーイヤヘッドフォン(5mコード)(SUB=副音声、MAIN=主音声) ↑↑

将来、出張先のホテルでスカイプを使って電話をするようになるかもしれない。
そうなると、マイク付きヘッドフォンを持っていくはずだ。
さらに、映画を見るために二ヶ国語用の大きなヘッドフォンを持っていくなんて、ありえない。
もしかしたら、パソコンに音楽を入れておき、ホテルで聞こうと思うかもしれない。
音楽用の音質の良いヘッドフォンも持っていくのか??
邪魔すぎる。

待てよ・・・・・・。
携帯音楽プレーヤーにつける、耳にかけるフックタイプのヘッドフォンを使えないか?
小さいし、コードは短いし、音質は良さそうだし、
ヘッドフォンのスピーカーの直径も比較的大きめだから、意外と音量は大きいかも。

そうだっ!
音楽用ヘッドフォンとパソコンの間につなぐ、音声切換えスイッチを作ればいいんじゃ〜ん♪



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


一定のボリュームで、より大きく聞こえるヘッドフォン

電気屋でフックタイプのヘッドフォンを探した。

パソコンの音量は既にMAXなので、
音量を一定としたとき、より大きな音に聞こえるヘッドフォンって、どんなやつ?
店員さんに聞いてみると、
「最大許容入力」 の数字が小さいもの程、音量一定の時、より音が大きくなるらしい。
このタイプのヘッドフォンは、ほとんどが「最大許容入力」 1000mWだが、
980円で500mWのやつを見つけた。
1980円の別のヘッドフォンで500mWのものがあり、それはインピーダンスが22オームだった。
980円のはインピーダンスが32オーム。
インピーダンスの単位が 「オーム」、ということは、抵抗値が違うのか?
「オーム」 は小さい数字の方が、音は大きく聞こえるのか?
そこのところは店員さんにも分からないようだったので、安い方を買った。

↓↓ 980円で購入したフックタイプのヘッドフォン ↓↓

↑↑ TV用のヘッドフォンよりは音質が良い! しかも、コードは80cmで短い! ↑↑


音声切換えスイッチを作る

↓↓ 音声切換えスイッチに必要なもの ↓↓

1.パソコンに挿す側のオスのジャック
2.ヘッドフォンを挿す側のメスのジャック
3.3芯のコード
4.スイッチ

← 3芯のコードの断面


スイッチはタミヤの工作用品のものを使用。
2個84円だった。
秋葉原の電気街なら、これらは容易にそろうはずだ。


それぞれをはんだ付けするだけ。

できたっ!!

このままだと、スイッチと3芯コードの接続部がグラグラするし、持ち運んでいて何度も曲がると折れてしまう。
電気を通さないジェル状の物体で、時間が経つと固まるものは・・・・・・。
手元にあったもので使えそうなものは透明のセメダイン。

はんだ付けした所をセメダインで固めて、コードの根元を100円ショップで買った結束バンドで縛れば・・・・・
 できあがり〜〜〜♪

スイッチは大型電気店内のおもちゃコーナーで売っているが、
オスのジャック、メスのジャックは滅多に売っていない。
そこで、他に代用するなら、市販のヘッドフォンの延長コードを真ん中をちょん切って使えば良い。
但し、コードの細いものは加工が難しいので、太いものを選ぶ。



ノートパソコンのヘッドフォンのボリューム(最大値)を大きくする

ノートパソコンの最大音量(ボリューム)が小さい件に関しては、
携帯型のヘッドフォンアンプが最有力候補だった。
Dr.HEAD mini(エゴシステムズ社) 5000円〜7000円

でも、こういった類の商品は、中に電池を入れなくてはならない。
本体価格が高いだけでなく、電池代もかかるなんて許せない。
そこで、USBタイプのアンプを探していたのだが、そんな商品はどこを探してもなかった。
秋葉原でも、パソコン工房でも、梅田のヨドバシでも見つからなかったし、
沢山の店員さんに聞いたが有力な別のアイデアはなかった。
何ヶ月も考え、やっぱり無理かと半ば諦めかけたとき、近所の電気屋の店員さんが言った。

ノートパソコンの中には電池寿命を延ばすために、出力を絞っているものがあるので、
 それでヘッドフォンのボリュームが小さいんですかね。
 USBで音声に変換できるものならありますよ。
」(店員さん)

USBは携帯型HDDを駆動する電源を供給するので、それほど出力は絞っていないはずだ。
それなら、パソコンのヘッドフォンジャックの最大音量より大きなボリュームを出せるかも。
価格は1980円。
2000円かぁ。
結局、音量が大きくならなかったら、お金が無駄になる。
どうしよう。
すると店員さんが言った。

もし、ボリュームが大きくならずに使えなかったら、
 音が聞こえない(ウソ)、と言って、返品してください。
 私に電話してOKとってある、と言ってもらえばいいですから。
」(店員さん)

な、なんて優しいヒトなんだっ!!!
ありがとぉぉぉぉおおおーーーーっ!!!!!!
そして、購入〜♪

家に帰り、試してみると・・・・・・、
来たぁぁぁぁああーーーーーっ!!!!!!
音、デッカ!?!?!
ヘッドフォンジャックのMAXボリュームの2.5倍ぐらい音がでかい?!?!
価格は安いし、電池いらないし、最高!!
ヘッドフォンアンプ、梅田のヨドバシカメラで危うく買いそうになったけど、
買わないで良かったぁ〜♪
電気屋に電話し、店員さんに結果報告し、心を込めてお礼を言った。
本当に、本当に、ありがとぉぉおおーーーっ!!


おまけ

英単語の意味が分からないとき、英和辞典で意味を調べるが、
そこに書いてある漢字の二字熟語の意味が分からないとき、どうすればいいのだろうか?
基本的に国語辞典は、読みが分からないと調べられない。
でも、語彙がない私の場合、読みすら分からないのだ。
そうすると、漢和辞典でそれぞれの漢字の訓読み、音読みを調べ、
そのコンビネーションで国語辞典を調べることになる。
そこで知った二字熟語の意味を忘れないようにブツブツつぶやきながら
英和辞典に戻り、どの訳が正しいか考えるのだ。
時には、英和辞典の何種類かある訳のうち、
2つ以上の訳で二字熟語の読みが分からなかったりするから大変だ。
かといって、英語がろくに分からないので、英英辞典を調べても、さっぱり分からない。

英語はアルファベットのみで構成されているので、意味が分からなければアルファベットで辞書をひける。
日本語も、いっそのこと、ひらがなとカタカナだけで文章を書くようにすれば、
意味の分からない言葉は、辞書を引いて一発で理解できるのに・・・・・。
漢字があるから大変なのだ。

「なぁなぁ、二字熟語の意味も、読みも分からなかったら辞書ひけないけど、どうすればいいかなぁ?」
一緒に漢字ドリル、始める? 小3ぐらいから。」(妻)

ガッビィーーーーーーン・・・・・・・・・・・。

お・し・ま・い



2006.10.18 〜 21

那覇へ旅行に行った。

沖縄、といえば海。
海、といえばスノーケリング!!
しかーし、息子は全然泳げない。
最近やっとゴーグルをつければ顔を水につることができるようになった程度だ。
そんな息子を妻に預け、一人でスノーケリングをしに行くわけにはいかない。
半ば諦めていた。

でも、やっぱり、スノーケリングに行きたーーい!!
前回と同じホテル、ルネッサンス・リゾートに泊まった。
前に来たとき、近くにある 「真栄田(まえだ)岬」 というポイントがスノーケリングやダイビングにいい、と聞いた。
妻に相談したら、一人で行ってもいい、とのこと。
ヤッター、ヤッター♪

レンタカーのカーナビに目的地をセットすると・・・・、距離はたったの2.4km!
往復の時間を入れても、1時間もあれば行って帰ってこれる。

真栄田岬には、ツアーのスノーケリングやダイビングっぽい団体の人たちが沢山いた。
みんなウェットスーツを着ている。
そんな中、私一人だけ海パンいっちょう、上半身裸だ。(ここでようやく QUICKSILVER の出番だ!!)
あきらかに部外者ルック丸出しで、海に入った。

お゛ーーーっ!!
久しぶりに見るお魚達。
結構、でっかいシャコガイもいるではないかっ!
小さなミノカサゴも、海ヘビも。
(後でネットで調べたら、もしかするとハナミノカサゴかも・・・・。)
ホテルからこんなに近い場所に、こーーんなナイスなスポットがあることに感動した。
前回、来たときも、来れば良かったなぁ〜。

一回海から上がり、あたりを探索していて気がついた。
妙に急な崖を、集団で降りていく人たちがいる。
それに続くように、集団とは別行動のカップルを発見!
もちろん話しかけた。

「すみません。 この崖の下に何があるのですか?」
洞窟があるんです。
 ここからわざわざ降りなくても、泳げる人は、
 あっちから(普通、みんなが入水する場所から)入って、この下まで泳いでくればいいんです。
」(男性)

男性にお礼を言い、最初に入水した場所から再び水に入り、泳いでいくと・・・・・、
さっきの男性が、崖の方で手を振っている。
そのしぐさは・・・・・、こっちへこい、という意味か?
崖に向かって泳ぎ、崖をよじ登り、男性が消えて行った方へ向かった。

あった!!
これが洞窟か。

小さなスペースに沢山のライフジャケットが並べられていた。
ここは間違いなくツアーの人たちが来る場所だ。
スゲー、スゲー。
さっきの男性にお礼を言った。
私たちも前回はツアーで来たのですが、
 今回は場所が分かっていたので自分達だけで来たんです。
」(男性)

洞窟の中から水に入り、潜って洞窟の出口を見ると、
なんとも言えない青色の穴が、暗闇にポッカリ開いていた。
ウォーーッ!
きれいじゃーーーん♪
幻想的な光景だ。
ゴーグルを通して見る目の前の水が、
濃度が違うのか、温度が違うのか、ユラユラ筋状に揺れている。
初めて見る光景に、ちょっとビックリ。
暗闇の中から出口に向かって泳いでいくと、少しずつ辺りが明るくなってくる。
同時に洞窟の底が見えた。
何もない。
砂か?
外の海とはえらい違いだ。

洞窟を一回出て、また泳いで戻り、また出て、と、何度も繰り返した。

あれ?
洞窟の出口の左下に、薄明かりが見えるぞ。
あそこ、穴が開いてるのか?
洞窟の内側を潜り、穴の大きさを確認した。
人が通れる大きさだ。
洞窟を出て、穴の反対側の状況を確認。
障害物はない。
これは潜って泳いで通れそうだ。

再び洞窟に戻り、深呼吸をして潜った。
穴の入り口に達する頃、まだまだ呼吸に余裕があった。
これなら大丈夫。
狭いトンネルを通り抜けると、一気に明るくなる。
うーーん、気持ちいーーい!
出口を通過して上を見ると意外と突起物が出ている。
それらに注意しながら上昇。
ブハーーッ!
海面に出た。
これ楽しいじゃ〜ん♪
当然、この潜水を繰り返して遊んだ。

あとはそこらじゅうを泳ぎまくった。
真栄田岬(北側)の良い所は、浅いところから急激に深くなるところがあること。
浅いところから深いところに向かって泳いでいくと、
まるで崖から飛び出して空を飛んでいるような気分になれる。
シャコガイを見つけたら、潜って指でツンツンする。
すると、貝がスーッと閉じる。
当たり前だけど、これが楽しい。
好きな魚を見つけたら、潜ってそいつを追い掛け回したりもする。

そんなこんなしてるうちに1時間はあっという間に経ってしまった。
もうちょっとだけ・・・・。
別の場所(岬の西)から海に入れそうだったので、そっちも行ってみた。
そこは、午前中は遠浅の海だっ。
ダイビング用のボンベがいくつか置いてあったので、ここも水中がきれいであることは間違いない。
即効、ホテルに戻り、状況を報告した。
遠浅の海なら、泳げない息子を連れていっても大丈夫なはず。

夏に淡路に行ったときは、まだゴーグルをつけても水に顔をつけれなかった息子。
それから特訓して、ゴーグルをつけて川で魚を見た。
あの時、ものすごく興奮していた。
もっともっとキレイな熱帯魚が泳いでいるところを、自分の目で見せてやりたい。
念のため、旅行前に釣具屋で息子用にライフジャケットを買っておいた。
準備はOKだ。

昼食前に、妻と息子も連れて再び岬へ行った。
息子にライフジャケットを着せ、ゴーグルをつけ、海に入った。
途中、大人が立って首が出る程度のところは抱っこして通過し、
息子が立てる程度の浅瀬で海の中を覗かせた。
青い魚がいっぱい。
ヤドカリが歩いているのも見えた。
息子はすごく興奮していた。
父ちゃん、とても嬉しかった。

次の日は、午前中、父ちゃん一人で再び岬へ行った。
体中がチクチクした。
その感じは淡路で経験したのに似ている。
きっとクラゲだ。
そっか、こういうときウェットスーツを着ていると身を守れるんだろうな。
でも、クラゲごときに負けるわけにはいかない。
水面を漂っていて体がチクチクする場所は潜って通過し、
洞窟近辺を結局1時間、泳ぎまくった。
その後、ホテルに戻って再び息子を連れ出し、岬の遠浅の海岸でフィッシュ・ウォッチさせた。


次に海へ行くまでの課題。
息子がライフジャケットをつけて水に浮くことができること。
プラス、スノーケルをくわえて、水に顔をつけたまま呼吸ができるようにすること。
ちょと、難易度、高いなぁ〜?



2006.10.29

パイロットといえば乗り物好きかと思うが、
一年程前に副操縦士に昇格した男で、車の免許を持ってなかったヤツがおった。
今日は、そんなHと一緒に乗務。
TSUTAYA でレンタルビデオのカードを作るとき、身分証明書がないから
飛行機の免許証を持っていった前代未聞の男。
Hが普通自動車の免許を、無事、取得したことを誰もが知っていた。
免許を取れば、当然、車が欲しくなる。
今、Hはフォルクスワーゲンのゴルフを狙っているらしい。

客室乗務員(CA)さんたちと話をしていたら、買い物の話になった。
そこで、自分のことをあまり話さない控えめなHを
クルーの会話に引きずり込むために、
私がフォルクスワーゲンのネタを彼に振った。
すると、CAさんのうちの一人が、普通に言った。

昨日、一緒に遊んだひとが、『ポルシェが欲しくなった』、って言って、
 カードで買ってましたよぉ〜♪
」(CA)
えっ?
今、何て言った?
カードでポルシェを買ったって、おもちゃの?
いえ、車です。」(CA)
ト、トミカじゃなくって?
えぇ〜〜、いいなぁ〜。 素敵〜〜〜♪」(別のCA)
そういうのって、素敵なんだ・・・・・。
カードってクレジットカードだよね? やっぱ。
限度額、いくらだ?

Hのゴルフ・ネタは一瞬で消え去った。
もちろん、Hも私も、固まり、引いた。

コックピットに戻り、カードでポルシェを買った男の話から、別の話になった。
そういえば、○○さん、ポルシェが好きみたいで、
 僕が、『ポルシェ、かっこいいですよね。』 って言ったら、
 『買っちゃえ、買っちゃえ。』 って言うんですよ。
」(Hコパイ)
「まぁな、ひとごとだからなぁ。」
それで、『ポルシェって、どこで売ってるですか?』って聞いたら、
 『・・・・・・・・・・・。 そ、そりゃぁ〜・・・・、オマエ・・・・・・・・、
  ポルシェ屋で買うんちゃうかぁ〜?』って言ってましたよぉ。
 ポルシェって、どこに行けば買えるんですかねぇ?
」(Hコパイ)
ト、トイザラス??

今日は佐賀ステイだ。
ホテルにつく前、天皇陛下が宿泊されていている、との情報をゲットした。
ホテルにつくと、SPがウジャウジャいた。
もの凄く警備が厳重だ。
こんなとこに泊まるの?
イヤだなぁ〜。
挙動不審なことしたら、即、逮捕か?
ホテルの地下駐車場には白バイが5台。
黒塗りの車もいっぱいだし、警備の人もいっぱいいる。
ホテルを出たら、いつもいないお巡りさんが、道に何人かいて巡回している。
とっととホテルに帰り、おとなしくすることにした。