5月3日に、OJT後の審査終了!!

終わった、終わった、終わった、終わったどぉ〜〜♪
半年もかかったけど、やーーーっと終わったさ、訓練が。
11月1日からだから、丸々半年。
いい加減、ウンザリしてきたところだ。

でも、やっとこさ Basic-2 機長になっただけ。
もうちょっと飛んだら Category-1 機長に格上げ審査があるし、定期審査、近場の国際線、石垣、
長距離国際線も待ってるし、副操縦士に操縦させてあげられる資格も取らなアカンし、
B737−800も入ってくるし、そのうち Category-2 も始まるかもしれん。
そうこういってるうちに路線審査の時期になるはず。
恐らく、あと半年以上は毎月のように審査が続くんだなぁ。
まだまだブルーな毎日は続く。
飛行機を乗り換えるのは、大変なのだ。

頑張るぞぉ〜〜〜・・・・・・・・、ハァ〜〜〜・・・・・・。。。。。



2008.05.09

B3の訓練中、妻のリクエストでキッチンに置く台を作ることが決まっていた。
3日に審査を終える前から、近所のホームセンターで下調べはしていたので、使う材料は決まっていた。
まずは、いい加減な設計図を作成。







ホームセンターでお目当ての集成材を2枚購入。
910mm×1820mm×24mm 1枚¥5,980 合計¥11,960
これを工房でカットしてもらった。(カット代 ¥200)





集成材自体は安物だし、高級な感じのキッチン台(というか収納?)になることはありえないが、
見た目が安っぽいのはイヤなので、24mmと厚めの木を使った。
我が家はI型のキッチン。
ダイニング・テーブルにくっつけるように、カウンター?作業台?っぽく置く予定なので、裏板がむき出しになる。
そこで、台の裏板にも同じ分厚い素材を使った。
ネジは使わず、ダボのみ使用。





                        ↓オイル仕上げしたところ↓


ここまででとりあえず完成。
キッチンに置いてみた。
まずまずのできだ。

妻のリクエストで、天板の上に後で白いタイルを張るかもしれない。
下の段は引き出し2、3段にするか、観音開きにするか、未だ決めかねている。
決まり次第、さらに手を加える予定。



2008.05.14

水路沿いを自転車で走っていた。

んっ??
なにかが視野に入った。
学校の外周のフェンスに、茶色くて丸っこいものが張り付いていた。
水滴の形状に近い。
ぶら下がってた?
果物?
外はモサモサしてて、見た目はキウイっぽかったけど、キウイより毛深かったか?
なんだ今のは・・・・・。

眼球の正面に対して斜め45度ぐらいの角度で、チラッとその物体を認識し、
そこから首を回してモノを目で追ったが、距離2mほどで大きさキウイほど。
ほんとうに一瞬で通過してしまったから、それが何かは分からなかったが、
私の興味を妙にそそった。

あの形・・・・・・・、まさか、、、、コオモリ??

真昼間にコウモリが学校のフェンスにぶら下がってるわけないか?
あいつらの住みかは暗いところのはず。
だから容易には見つからないのだ。

夕方になるとコウモリが何匹も飛び交っているのを見かける。
息子とよく、コウモリを捕まえたいね、という話をする。
でも、どうやって捕まえればいいか?分からない。

私自身、コウモリの現物を動物園以外で近くで見たのは、1回だけ。
小学生の頃、家へ帰る途中、道路に落ちて潰れている死骸を目撃した、その1回のみ。
あの時はメチャメチャ興奮した記憶がある。

私の住んでる場所近くで、夕方になると沢山飛んでいるのを見かける。
どこか近くに生息場所があるはず。
できれば生け捕りにしたいものだ。

あの茶色っぽい毛に覆われた雰囲気の水滴上の物体、コウモリじゃないのか?

「ちょっと待って!」
自転車で走り去ろうとする家族を呼びとめ、私は自転車を降りてその場所へ戻った。

ソーーッと近づく。
緑の金網に引っかかってる部分は・・・・、足だろ、これ?
これ、コウモリだよっ!
動物園で見るように片足でぶら下がった状態で、、、、、死んでるのか?
動かない。
手を伸ばして、ゲットォ〜〜♪
やっぱり死んでる。
なんでこんなところに、普通にとまってるんだ?

生け捕りではないが、朽ち果てたり、車にひかれて潰れたり、虫に食われたり、してない、
完全な状態で手に入れることができて大満足。
家族のもとに戻り、息子に見せると大興奮!
妻はひきまくっていた。

「それ、どうするの?」(妻)
「そりゃーー、おうちに持って帰るの。」
「もう、やめようよ。」(妻)
「イヤイヤ、これは連れて帰って日干しにして乾燥させてとっとくでしょ、普通。」

ちょっとだけアリがたかってたし、家で虫眼鏡で見たら小さな虫が無数にいたけど、
息子と観察した後、タッパーに両面テープで貼り付け、上からスプレーし、すぐにフタをした。
これで虫は死ぬはず。
あとは、暑い日に干すだけだ。

次は生け捕り作戦を考えないと・・・・。





あんよのツメと小さな牙がとっても可愛かったzぉ〜〜♪



2008.05.22

393便で中部から函館空港に到着した。

B3の訓練中に気がついた。
そういえば函館空港は、プッシュバック時にGHさんがPBBの先端で飛行機を見送ってくれないなぁ。
(PBB=Passenger Boarding Bridge=搭乗ゲートから飛行機へ続くトンネル)
お客さんの搭乗が終わりドアが閉まってすぐ、PBBを搭乗ゲートに向かってGHさんは歩いて戻り、
搭乗ゲートにいる他のGHさん達と、プッシュバックの前に飛行機を振り返らず立ち去る。
たいていの空港では、飛行機が Push Back を開始すると、
飛行機に乗るお客さんへお辞儀をして挨拶し、その後手を振ってくれる。
そのタイミングに、「行ってきます!」という気持ちを込めて、私達がコックピットから手を振り返すのだ。

ちょっと待てよ・・・・。
そういえば、最近、飛行機が Push Back を開始するまでPBBの先端に残り、
Push Back と同時にお辞儀をして手を振る、という空港、減ってきた気がする。
きっと、みんな忙しいんだろうな。
飛行機のドアが閉まってしまえば、あの角度だとお客さんからはPBBの先端は見にくいか。
でもな、なんか寂しいんだな。

GHさん達は接客業。
彼女、彼らには、いつも楽しく仕事をして、心から笑顔を見せることができる人達でいて欲しい。
その笑顔を引き出す役、彼らの心を楽しくさせる役、買って出るしかない。

今日のパターンは Visual 30 で着陸したせいもあって到着時刻が早まり、
折り返し394便の出発時刻までの時間を増やすことができた。
まずはディスパッチへ寄り次便についての情報をゲットし、飛行機の外部点検を終える。
時計を見ると搭乗案内開始まで、あと5分ある。
客室乗務員(CA)へのクルーブリーフィングは1分以内で終わる。
PBBを通り搭乗ゲートまで、小走りで行き帰り1分。
3分ほど時間が余る。
よしっ!
GHさんに挨拶に行こう!

駆け足でPBBを通り搭乗ゲートへたどり着くと、タイミング悪く、丁度、
GHさんはマイクを持ち、客さん達への出発前の案内を始めた。
この放送、終わるまでに1分近くかかりそうだ。
GHさん、一人しかいないから声をかけられない。
どうしよう・・・・。

お客さんの視線に入らない柱の影に立ち、アナウンスが終わるのを待った。
腕時計を見ると、搭乗まであと3分。
ブリーフィング時間とPBBを戻る時間に90秒。
あと90秒しかない。
まだまだ放送は続く雰囲気。
もう無理だ。
GHさんに声をかけずせっかっく搭乗ゲートまできたけど、引き返すか・・・・・・。
柱の影に隠れながら考えた。

再び腕時計をチェックし、柱からゲートを覗くと・・・・・、
別に一人、GHさんがどこからともなくやって来た!
すぐにそのGHさんに歩み寄り声をかけた。

「こんにちは!」
「なんでしょうか?」(GH)
ちょっと、怪訝な表情で私を見る。
そりゃそうだ。
普通、意味もなくパイロットは搭乗ゲートまでこないもんな。
「あっ、いえ、あの、、、、別に何もないのですが・・・・、
 GHさんに挨拶しとこうかなぁ、と思って、来ちゃいました。
 もう飛行機に戻りますね。 じゃあ、ヨロシクっ!!」

そのGHさん、笑顔を見せてくれなかった。
ハトが豆鉄砲食らった感じ、はいッ?!って顔してたなぁ〜。
当たり前か。
今回は失敗かも。
まぁ、いい。
次に来たとき、またすれば。
搭乗ゲートまで何度か(何度でも)挨拶に行けば、
そのうち仲良くなって笑顔も見せてくれるようになるはずさ。
1回目からこちらの思惑通りになることを、相手に期待してはいけない。
誰もしないことするのって、勇気がいる。
しかも、かなり恥ずかしい。
でも、諦めないぞぉ〜〜。

お客さんの搭乗がほぼ完了。
PBBの先端、飛行機のドア付近までGHさんが来た。
ずーーっとそちらの方を見ていたが、視線を合わせてくれなかった。
やっぱ、ダメか・・・・。

PBBを搭乗ゲートに戻っていくGHさんを目で追った。
また、来るからねっ!
あっ!
こっちを振り返ったぞ!!
ヨッシャ、手を振れ!!

GHさん立ち止まって、一瞬、間があり、表情が変わってニコッとして、すぐに手を振り替えしてくれた。
やった!!
片手で手を振っていたが、両手に切り替えた。
そのGHさん、近くにいた別のGHさんに声をかけた。
そしたら、二人でこちらに手を振ってくれたさぁ〜〜♪
しかも、笑顔。

すんごい、感激ぃーーーーっ!!!

飛行機のドアが閉まり、客室乗務員(CA)さんがインターフォンで私達を呼び出す。
ドア・クローズ前の客室の準備完了を知らせてくれた。
コンピューターに飛行機の離陸重量、バランスを入力、離陸速度を決定、
Push Back のクリアランスを管制官にもらったり、と、バタバタしつつも搭乗ゲートをチラッ、チラッと見る。
そこにはGHさんが5、6人いるように見える。
なんか、いつもより多いぞ?
まだ、誰も帰らない。
時折、そのうちの一人がこちらをチラッ、チラッ、と見ている。
もしかして、私達394便が Push Back を開始するまで、ゲートにいてくれるかな?
イヤ、私達を見送るために、そこに残っていてくれてる、って考えるなんて、なんておこがましい。
きっと、たまたまゲートに残らざるを得ない仕事があって、それでみんなまだ持ち場を離れられないだけ。
きっと、そうだ。

管制官から Push Back のクリアランスをもらった。
「もしかしたら、GHさん振り返ってくれるかもしれないから、ちょっとだけエンジン・スタート、待とうか?」
コパイに一声かけた。

飛行機が後ろに動き出した。
搭乗ゲートを、ジーーーッ、と見つめていると・・・・・・・。
あ゛っ!!
一人が振り返った。
よしっ! 手を振れっ!!
躊躇なく両手でガンガン手を振った。
すると、そのGHさん、こちらに背を向けている他のGHさんの肩をたたき、
見て、見て、という仕草をするではないかっ!!
こっちを完璧見てくれてる。
もらったぁぁぁあああーーーーーっ!!!!

コパイも一緒に手を振ってくれた。
彼女達、二人がこちらに手を振り替えしてくれた。
それに気がついた他のGHさん達もこちらを振り返った。
一瞬の間があってから、みーーんな手を振ってれた。
一人がお辞儀をした。
私達もお辞儀をした。
そしたら、他のGHさん達もお辞儀してくれたっ!!
こんな光景、函館で見たの、初めてだ。
感激!!!

おぉーーーっと、いかん、いかん。
エンジン、そろそろかけようか。

使用滑走路は引き続き Runway 30。
地上滑走に時間がかかる。
でも、お客さん、ほぼ満席だし、観光客が多かったので、きっと離陸前の客室準備にいつもより時間を要する。
「飛行機の重量は重くないし、向かい風が強いので、インターセクション・テイクオフしようか。
 じゃあ、管制官に T5、もらってくれる?」
誘導路 T5 にたどりつく、ほんのちょっと手前で、CAさんから離陸前の準備完了の合図が送られてきた。
うーーーん、なかなかいいタイミングだ。

管制官から離陸許可をもらい、ローリング・テイクオフで函館空港を離陸。
中部空港へ向けて出発した。

また来るぞーーーーーっ、函館!!
次回が、とっても、とっても、とーーーっても、楽しみだ。



2008.05.25

会社へ行った。
え゛け゛こ゛っ!?!?
A320へ移行だぁ?
B3−700に乗り出して、まだ1か月も経ってないっていうのに、
なんでA320への機種移行訓練の辞令が出てるんだ????
あり得ないよな?
いや、でも辞令だぜ?
ふーーーん・・・・・。
そう・・・・・。
ム、ム、ウフフフ・・・・ハ、ハ、ハ、ハ、・・・・ヒ、ヒ、ヒッ、ヒッ、・・・・・。

ワァァアアーーーーーーハッハッハッハッ!!!!!

ヤッタァーーーーーッ!!!!!
戻っていいのか?
ほんとに、ほんとに、いいの?
戻っちゃうよ〜〜〜ん♪
イッエーーーーッス!!!

ちょと待て・・・・・。
喜ぶのはまだ早い。
B3に一緒に訓練に入った他のみんなは、なんでA320に戻る辞令が出てないんだ?
これはおかしい。
おかしいよ、絶対。
そんなこと、あるわけない。
ガセネタか?
いや、待てよ・・・・・・。
こういうケースって、前にもあったような気がするんだな。
一番怪しいのは・・・・・。
夢?
これ、きっと夢だよっ!
オレ、今、夢、見てるんだろ?
そうだ、夢だ、夢。
夢にきまってる。

よしっ!
これが夢であることを確認しよう。

色々な人に聞いて回った。
なんで今更、機種移行でA320に戻るのか?、と。

実は、随分前から僕チン、一人だけ戻すことに決まってた?ですって????
どーーーーしてそういう大事なコトを、もっと早く教えてくれないんですか?
危うく夢かと思いそうになっちゃったじゃないですか!
でも、どーして僕だけ戻すんですか?
えっ? それは分からない?
もっと上の人が決めたことなんじゃないか?ですって?
そうですか・・・・・・。

まっ、いっか・・・・。
A320に戻してくれるっていうなら、そりゃあ大歓迎だ。
コソコソ理由をかぎ回る必要、ナッシングゥ〜〜〜〜。(エドはるみ風)
あ゛っ!!
B3−800がらみの大量の差し替え、読まなくていいじゃん!!
ラッキ〜〜〜♪

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ん???
ここはどこ?
ああ、家か・・・・・。
09:00!?!?!
随分、寝たなぁ〜。
そりゃあ、よく眠れるはずだよ。
いいことがあったんだもん。
枕をたかく、たっかーーくして眠れるさ。

それにしても良かったなぁ。
A320に戻れるんか。
チョーーー、ラッキーだぜ。
気分は最高!!

・・・・・・・・・・・・・。
なーーんか、違和感ないか?
しっくりこないんだな。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

やっぱり夢だったか?
でも、夢かもしれない、って、疑ったじゃん?
で、夢でないことを確認したよな。
で、結果は夢じゃなかったよね?
そうだよね?
大丈夫だよね。
そうさ、A320への機種移行が決まったたんだよ。
そうそう、疑う余地なし・・・・・だな・・・・・。

ベットから起き上がり、自分の部屋に行った。
机の上にはB3−800の大量の差し替えと、B3の規程の本達が、積みあがっている。
これ、、、、、差し替え、捨てていのか?
もう読まなくていいのか?
おかしい。
やっぱり何かがおかしい。
やっぱ、あれって、夢だったんじゃないのか?
そうだよな。
夢だったんだ。
いや、もしかして・・・・・。
会社に電話してみようかな?
だって、あまりにもリアルな出来事だったもんな。
延々と続いてた。
あれ、いつの話だ?
さっきだろ?
昨日じゃないし、一昨日でもない。
ついさっきだ。
ついさっき、ったって、今、起きたばかりで、ついさっき、社内を歩き回って詮索してたのか?
それはないだろう?
ってことは、いつの出来事だ?
やっぱり・・・・・・、夢?

あきらめよう。
無駄な抵抗はやめよう。

あーーーーあ、そろそろ、厳しい現実を直視しないと・・・・・・・・。




2008.05.31

会社に行った。

トイレに向かう途中、通路の突き当たりのドアが開き、外から清掃のおばちゃんが入ってきた。
ピンク色の、フード付きの丈の長いレインコートを着ていた。
それがとてもきれいなピンクで、黙っときゃいいのに、おばちゃんとすれ違ったときに私は声をかけた。

「そのレインコート、とっ、、、ても素敵ですね♪」
「そうですか?」(おばちゃん)
レインコートのフードを取りながらおばちゃんは言った。
「自前ですか?」
「そうなんですよ。 ありがとう。 今日、一日、楽しく仕事ができそうです。」(おばちゃん)
おばちゃんはニッコリ微笑み、去っていった。
55歳ぐらいだろうか、とってもチャーミングな笑顔だった。

声をかけて良かった。
こちらこそ、おばちゃんのその笑顔が目に焼きつき、一日楽しく過ごせそうです。
ありがとう。


松山発関空行き、1750便。
IL06Rを実施。

06Rファイナルはあまりにも気流が良かった。
これはA320流の着陸をしなくっちゃ。

06Rの滑走路末端を通過し、コンピューターのオートコールアウト “Fifty” を聞いてすぐ、
50ftでスラスト(パワー)をカットした。(B737の着陸ではしないらしい。)
パワーをカットすると機首が落ちようとするので、操縦桿を引いて支える。
(パワーカット前と同じPitch(水平線に対する機首上げ角度)をキープする。)


同じPitchにしてもパワーがない分、降下率が大きくなるので、
降下率が大きくならないように、3度のPathを保つように、ちょっとPitchを上げる。
Pitchを上げると飛行機の速度が落ち、飛行機が3度のPathより下がりそうになるから、
また、ちょっとPitchを上げる。
すると速度が下がり降下率が大きくなりそうになるので、またPitchをちょっと上げる。
この一連の操作をガクガクやるのではなく、スムーズに行う。
微分の考え方だ。

パワーをカットしたら滑走路を見ながら自分が3度のPathより下がらないように、
ジワジワジワジワジワジワァァァーーーーッと、ゆっくり、かつ、スムーーーズにPitchを上げていく。
そして最後にメイン・ギヤが路面に接する瞬間、
それまでの機首上げ速度よりほんのわずか速めに操縦桿を引き、止め、待つ。
操縦桿の前後の動きがほぼ止まった瞬間、フワッ、とタイヤが路面に接する。
ギヤのショック・アブソーバーが縮み、タイヤに飛行機の全重量がかかって、
そのだいぶ後、そーーーーっ、と前輪を路面に下ろす。
完璧だっ!

空気の流れを翼全面で迎えに行く感じだ。

B737−700に乗り出したばかりで、いまいち「これっ!」って納得できる接地ができていない。
でも、1750便のあの感覚は完璧だった。

「どう、今の、どんなもん?」
「いやー。 久しぶりにA320っぽい完璧な着陸を見ました。 羽を休めるような着陸でしたね♪」(コパイ)

すごい感動!
できるんじゃん、B3でも。
B3にずっと乗り続けてるコパイさんは、あの着陸は見たことないはず。
見せるぞ、見せるぞ、見せるぞぉぉ〜〜〜。
A320バリバリのランディングゥ〜〜〜〜。(エドはるみ風)

って、次はいつできるかな??