2008.07.06

7月3日に初めてB737−800に乗り、続けて3日間−800に乗務した。
B737−700より機体が長い以外、特に変わったところはないはずだった。

客室を見て超ビックリ!
プレミアム・シートが8席もあるっ!?!?
スッゲェ〜〜・・・・・。
こういう高級感のあふれる雰囲気には人生で縁のない私。
座るのも、触るのも、気が引ける。

客室乗務員(CA)さん達とするクルーブリーフィング、
通常は1列目に乗員が立ち、2列目、3列目にCAさん達が立つ。

乗員にとって、その便が初便なら、コックピットにカバンを置き、
必要な書類が全て搭載されていることを確認する。
ヘッドセットやチャートを所定の場所にセットし、コンピューターに便の情報を入力する。
そういった作業をお客さんの案内開始時刻の約5分前までに終わらせ、
コックピットから客室に出てCAさんにクルーブリーフィングをする。
そのタイミングをCAさん達はよく知っているので、
ぼちぼちブリーフィングが始まるかなぁ、という頃になると、
CAさん達は私達に気を使って、2列目以降に並び、立って待っていてくれる。
でも、彼女達は立ち仕事だから、できるだけ休んでいて欲しい。
そこで、彼女達が並んで立つ頃になると、私はコックピットのドアから客室をチラチラ振り返る。
立っているのを発見したら大声で、「座っててくださいっ!」、と声をかけるようにしている。
(コックピットから2列目まで結構遠いので、大きい声でないと聞こえない。)

今日は、たまたま私達のコックピットでの準備が先に終わり、CAさん達はまだ出発前の準備をしていた。
クルーブリーフィングのために客室へ行ったが、
1列目、2列目はプレミアム・シートのエリアだから居心地が悪い。
そこで、3列目以降の普通のシートが並ぶ場所に立ち、CAさん達を待った。
そしたら、彼女達、自分達の仕事が終わると、4列目、5列目まで来てくれた。

いつもと違い、なーーんかやりにくい。

プレミアム・クラスの客室部分はじゅうたんの色が高級っぽかったわりに、
エントランス部と前方ギャレーの壁紙、後方ギャレーの壁紙の色が、高級感に欠けるように私には思えた。
前方トイレの床、タイル張りなんだぁ〜。
ちょっとお金かかってるかも・・・・・。

便間に清掃の人達が来て、プレミアム・シートのお客さん達が履いてたスリッパを捨てるのを見てビックリした。
当たり前か。
使い捨てスリッパだもんな。
でも、もったいないな。
これ、全部集めて幼稚園に持ってったら、参観日の時とか、保護者はスリッパ持っていかなくてもすむな。
最近、バスの出口にお持ち帰りできるビニール傘を置いてる場合があるけど、
あの傘もきっと、落し物かゴミの再利用だ。
なんとか使い回しできないかな?


離陸滑走の後半、機体を浮かすために操縦桿を引いたら、感触が−700と違った。
揺れてるときの感じも−700と−800では、−800の方が振幅が大きいのか、
同じ程度の揺れでも体感が異なり、柔らかいイメージだった。
マニュアルで操縦してるときも、操作性が若干ベターな気がした。

後で聞いた話。
B737シリーズを全部乗った人によると、一番操縦しやすいのは−200。
次が−400と−800。
−400と−800では、−400の方が若干良いらしい。
次が−700で最後が−500、とか。
ヘェェェ〜〜〜〜〜〜〜。

2日目以降、クルーブリーフィングの時はプレミアム・クラスの1列目に立った。

クルーブリーフィングは座ってやることもある。
私達パイロットは仕事でいつも座っているので、私は立ったままブリーフィングしたい。
でも、CAさん達は仕事では立っている。
それに勤務がハードな場合も多い。
みんなの疲れ具合を考慮すると、CAさん達には座っていて欲しい。
でも、私達パイロットが立っていると、「みなさん、座ってください。」 と声をかけても、
やっぱり座りにくいだろうから、私も座ることにしている。
でも、プレミアム・シートには座ってはいけない気がする。

便間の時間のあるとき、
B3のコックピットは狭すぎて整備さんの出入りの邪魔になるのがイヤで客室に行く。
客室は清掃さん達がいるので、これまた居場所がない。
で、飛行機を出てPBBで立っていれば良いのだが、
たまたま客室に入ってしまったら、B3の入り口から通路、ギャレーにかけてが狭すぎて、
清掃さんの出入りの邪魔になりそうだったので、プレミアム・シートのエリアに入ってしまった。
頭の上は荷物置き場になっていて、立つには腰を曲げなければならない。
そこで、恐る恐るプレミアム・シートにちょこん、と腰掛けた。
シートのお尻がのるところと、背もたれの『く』の字の部分に枕が置いてあって、
それをどかさないとゆったりとは座れない。
でも、触るのは気が引けるので、お尻をのせる部分の前の方に、ちょこん、とお尻を置いた感じだ。
そこへ、清掃さんが掃除機を持ってやってきた。
マズイっ! 邪魔してる?
清掃さんは、私が窓側の席に座っていたので、その手前の床まで掃除機をかけて立ち去ろうとした。
もともとプレミアム・シートのエリアは床にゴミは落ちてない。
キレイなもんだ。
でも、やっぱりプレミアムっていうくらいだから、目に見えないチリでも吸い取って欲しい。
「邪魔してごめんなさい。 どうぞ掃除機をかけてください。」
と、私はプレミアム・シートのお尻をのせる部分の先端で、足上げ腹筋をしたのだった。
清掃さん、苦笑いしながら掃除機をかけて立ち去った。

CAさん情報によると、プレミアム・クラスのお客さん用に、特別のティーとコーヒーが用意されている、とか。
一般客用に出すティーとコーヒーとは香りも味も、全然違うらしい。
「『乗員に頼まれても、プレミアム用のコーヒーを入れてはいけない』って指導されてるんですよぉ〜♪」(CA)
そうなんだっ!?
そりゃあ、すごい規則だね。
でも、キャプテンに頼まれると、CAさん達、拒否するのツライはずだ。
CAさんがキャプテンに断らなくて済むように、キャプテンがCAさんに頼まないよう、
乗員にも業務連絡で通達すればいいのになぁ。
っていうか、プレミアムのお客さん用のコーヒーを自分にもくれ、っていう乗員、いないでしょ?

初めて鳥取空港に行った。
そういえば、サミットがらみのVIPフライトがあり、羽田で空港内の地上にいる全ての旅客機に
管制官が、「VIPフライトのため、全機、現在位置で待機してください」って言うのを初めて聞いた。
3〜4日までは、いつもと違うことが多かったぞぉ。



2008.07.10

中部 → 宮崎 → 中部 → 千歳

今日は西日本は天気が良く、積乱雲も出ていなかったので、
朝、07:20に中部空港のディスパッチに出頭したとき、念頭にあったのは 中部 → 千歳 だった。

東北地方に西から接近する雲の形を見る限り、高高度は揺れることが予想された。
07:20a.m.現在、日本海側にあるこの形の雲が、私達が12:30頃その辺りを通過するとき、
東へどこまで進んでいるか、が問題だ。
経験則からして、今日は 25,000feet 以下が良さそうな雰囲気。
あいにく、飛行計画は FL350 で作成されていた。
低高度で飛ぶと原油高で燃料代がかさむ。

今朝、中部で同期と朝食を一緒に食べた。
彼は昨日、千歳へ行ったとき、30分間、青森の上空で待機させられたらしい。
サミットが終わり、VIPフライトがあったためだ。
今日はもっと待たされるかもよ、と彼に言われた。
私もそう思う。

昨日より今日の方がVIPの出発機が多そうな雰囲気。
千歳手前で1時間30分程度待機できるよう、余分に燃料を積んでいこう。
でも、搭載燃料が増え、飛行機の自重が増せば、増した分燃費が悪くなる。
しかも燃費の悪い低高度を飛ぶなんて・・・・・。
地球にも良くないし、とてもとても気が引ける。
本当は最初から 25,000feet か 27,000feet で飛行計画を作りたかったが、
ちょっとでも燃料を節約できるように、と、31,000feet で作り直した。
中部から新潟、庄内あたりまでは、FL310 でもきっと問題ないはず。

中部 → 宮崎 → 中部 までのフライトは何事もなく終了した。

中部発千歳行きの出発前に、カンパニー無線で北行きの揺れの情報を聞いた。
35,000feet より上と、31,000feet は揺れている、とのことだった。
リコメンド・アルト(Recommended Altitude=推薦高度)は 33,000feet か 29,000feet。
東北の後半は確実に FL330 は揺れそうだったので、FL290 で飛行計画をファイルしてもらうことにした。

新潟までは 29,000feet は気流良好。
佐渡上空、37,000feet で Moderate の揺れがあった、との、カンパニーのレポートを ACARS で入手した。
やはり高めは揺れているのか。
その直後、佐渡上空を FL330 で飛んでいる飛行機がカンパニー無線で、気流良好、とレポートしていた。

新潟まで来ると、東北上空の高層雲が見えてくる。
あれぇ〜、ないな・・・・。
右手に見える雲達がそれか?
移動速度、随分速いな。
朝、中部空港出頭時にコンピューター画面で確認した揺れそうな形状の雲域は、
東北の東へ移動してしまったようだった。
ってことは、もしかしたら、高い高度、それほど揺れてないのか?
ひょっとして、こんな低高度を飛んでしまって、必要以上に大量にジェット燃料を燃やしてしまっているのか?
他の飛行機がどの高度を飛んでいるのか、とても気になる。

前方に垂れ下がりを伴う小さな雲があった。
場所は庄内付近。
垂れ下がり部分は入るか、かすると揺れそうな形状。
巡航高度の FL290 だと丁度垂れ下がりにかかりそう。
FL270 に降りれば、確実に気流が良好なのは分かっていた。
仮に FL290 で雲にかかって揺れても、恐らく30秒も我慢すれば通過できるほど、
南北に幅の薄い形状の雲だった。
ベルトサインOFFのまま、突っ切るか?
垂れ下がりの上の雲本体は入っても揺れなさそうだから、逆に上昇して避けるか?
えぇーーーーい、燃料もったいないけど、 FL270 に降下しよう。

27,000feet に降下すると、垂れ下がりにかかることもなく、また、
下の雲の頂上(Cloud Top) より少し上で、気流はとても良かった。
しかし、本当にこの選択で良かったのか?
31,000feet もスムーズだったんじゃないのか?
東北上空を飛んでいる他の飛行機の管制官との無線交信を聞いていると、
ほぼ全ての飛行機が 30,000feet 台を飛んでいるようだった。
20,000feet 台を飛んでいるのは、私達ぐらいだ。
やっぱり、無駄に燃料を使ってしまっているのではないのか?
いくら後悔しても、今更上昇するわけにはいかないので、
考えるのは止めたいところだが、悩んでしまう。
(飛行時間全体の後半だけ高度を上げると、上昇に大量の燃料を使うため逆により多くの燃料を使ってしまう。)


機上のコンピューターが計算する千歳着陸時刻は13:32だった。
もし、空いてれば VOR No.2 19L へのベクターはショートカットされるので、
着陸時刻は13:27頃になる可能性もあった。
ACARS でスポット(駐機場所)に関わる情報を入手すると・・・・・、
ヌワァニィィイイーーーッ!?!?!
6番スポットは13:40まで Occupied だから、着陸後に無線で連絡しろって??
13:27に着陸すれば、13:32にはスポットに入れるっていうのに。
地上で8分も待機するのか?

急いでもしょうがいないから、ちょっと減速するか?
そのとき、300ktで飛んでいた。
燃料流量は1時間当たり2800ポンド(1個のエンジン当たり)。
そこで、ほんのちょっと減速。
290ktでは燃料流量は1時間当たり2700ポンド(1個のエンジン当たり)になった。
機上コンピューターが計算する千歳空港着陸時の残燃料量が100ポンド増えた!
よしよし、で、時間は・・・・・、1分も増えてないじゃん?!
もっと減速するか?
イヤ、とっとと着陸して、地上でアイドルで待ってる方が燃料流量は少ない。
それに、B3はA320と違い、1つのエンジンを切って地上走行することが認められている。
やはり、早く着陸した方が燃料効率はよさそう。

それに、ずっと気になってなんだけど、
管制官とやりとりする飛行機の無線交信が、なーんか増えてきた雰囲気だ。
みんな千歳インバウンド機(千歳到着便)かなぁ?
マック0.83まで加速して飛べって言われてる飛行機もいるし、大幅に減速させられている飛行機もいる。
同じ周波数を聞いてるわけだから、彼らと私達はかなり近い。
さっきまで静かだった周波数で、騒がしくなってきたってことは、私達が先頭ってこと?
もしそうなら、減速してる場合じゃない。
けど、速度落とすと燃費良くなるんだなぁ。
管制官はあたふたと沢山の飛行機を呼び出し速度の指示をしているのに、私達にはなーーんにも言ってこない。
私達にはどうして欲しいのかなぁ?
まぁ、いっか、ほっとけば。
290ktで飛ぶことにした。

千歳のカンパニー無線を聞いていると、他機への交信が聞こえてきた。
30,000feet 台はダメだけど、40,000feet なら揺れてないって??
クッソォーーーッ、やられたっ!
41,000feet にすれば良かった。
29,000feet と 41,000feet では、中部 → 千歳間で燃料を1000ポンド近く減らせたんじゃないのか?
超、もったいなかったなぁ〜。
結果論だけど後悔の嵐が吹きまくった。

「Report speed.」(管制官)
「Now, 290kt.」
「Increase speed to 300kt or more.」(管制官)

ガビィーーーン。
やっぱ、管制官、私達に速く飛んで欲しかったんだ。
もっと、早く言ってくれればいいのに。
オートパイロットのスピードを選択するノブをカチカチカチっと巻き上げ、310ktをセットした。
エンジンが出力を上げ加速し、310ktになってエンジンの出力が下がり安定したところで燃料計を見ると・・・・、
燃料流量は1時間当たり3100ポンド(1個のエンジン当たり)に増えてるっ!! (TT◇TT)

千歳アプローチへの移管は私達がほぼ一番乗りだった。
その分、地上で待つ時間が増えるが、ラッキィ〜♪

千歳空港のアプローチは VOR DME No.2 Runway 19L approach だった。
いつもならMKE(むかわVOR)を 13,000feet、250kt程度で通過するように降下計画を立てるが、
MKEのだいぶ手前で 7,000feet に降下して良い、と管制許可が出た。
これは・・・・・、マジ、空いてるっ!!
Heading 060 から Heading 040 と通常より内側へのベクターが始まったので、 (Heading 060 = 機首方位060°)
スピードブレーキを引き、310ktから320ktへ加速しながら機首を下げ、ガンガン高度を下ろした。
すると、管制官もさらに内側へ、内側へ、とベクターしてくれた。
「Turn Left Heading 360. Descent to 4000ft.」
「Turn Left Heading 340.」
いいじゃん、いいじゃん、いい感じだ。


3000feet を通過する頃、何か臭いががするなぁ、と思っているところで、
客室乗務員(CA)さん同士がインターフォンで呼び合う音が聞こえた。
耳をダンボにして会話を聞いていると、
「何か、臭いますね。」(CA1)
「温泉のような臭いがします。」(CA2)
なるほど、これは硫黄の臭いか。
確かにそんな感じだ。
でも、この辺に火山はないんだけどな・・・・。
「温泉の上を飛んでるんですかね。」(コパイ)
イヤイヤ、温泉の臭いは上空1000mまで届かないでしょ?

B737−700はA320に比べて滑空性能が良く、
エンジンをアイドルに絞り、スピードブレーキを引いてもなかなか高度を下げることができない。
それでも、意外と早く高度を処理することができ、ほぼA320の時と同じ最短コース、かつ、最速で
着陸することができたので、後続の飛行機達に迷惑をかけないですんだ気がする。
(TCASが映しだす後続機の機影と私達の飛行機との間隔が、着陸するまで狭まらないように、
 むしろ引き離すようにアプローチすると快感。)(もちろん、安全の範囲内!)
当然、それだけ長いこと地上で待機しなければならないのだが。

着陸後、ちんたらちんたら、ゆっくり地上滑走していると、スポット6番から飛行機が Push Back を開始した。
停止して待ったのは1分程度か。
まぁ、このぐらいなら、お客さんも許してくれるだろう。


千歳に着陸し、お客さんが全員降りてからCAさんに硫黄臭について訊ねた。
「便乗のクルーに聞いたら、『オナラの臭いかと思いました。』ですって!」(CA)
「本当にオナラの臭いだったら、イヤですよねぇ〜。」(コパイ)
「あっ、ゴメン。 そういえば、さっきオナラしたわ。」
「イヤだぁ〜、キャプテ〜ン、やめてくださいよぉ〜。」(CA)
「大丈夫、大丈夫、本当に僕がオナラしたらみんな失神しちゃうから。
 僕のオナラはあんなもんじゃないよぉ〜〜♪」
と言いながら、立ったまま失神するフリをしたら、CAさん、メッチャ、ウケてくれた。

(便乗=客室で移動=Dead Head=DH)

千歳のディスパッチでデブリを行った。(デブリ = De-briefing)
「途中、29,000feet から 27,000feet に降下しましたが、気流は概ね良好でした。
 ところで、朝方は 30,000feet 台、揺れてたんでしょうけど、今の時間帯はあまり揺れてないんでしょうか?」
「今日は 20,000feet 台で正解ですよ。 30,000feet 台は全滅です。」(ディスパッチァー)
そこで、恐る恐る聞いてみた。
「40,000feet 以上はどうですか?」
「えぇ、40,000feet まで上がると On Top Smooth みたいですよ。」(ディスパッチァー)

やられたっ!

千歳到着後、DHで伊丹へ移動。
ターミナルに出たら、ありえない程の人たちで溢れかえっていた。
X線ゲートを通過するのに15分もかかってしまった。
地上係員に聞いたら、やはりサミットのせい、とか。

千歳 → 伊丹 は、あの有名な山形機長だった。
今日も超雄弁なアナウンスは絶好調だった。



2008.07.16  肉なしカレー

夏になると妙に食べたくなるのが、レトルト・カレーの 「LEE」 だ。
辛さは、×5倍、×10倍、×20倍、×30倍(夏限定)がある。
×30倍は、マレーシアで食べたトムヤムクン並みにマジ辛いので、
夏に食べると汗が噴出して止まらなくなる。
個人的には×30倍は冬の寒い時期に食べたい。

ある日、スーパーに行ったら、「LEE ×10倍」 のルーを発見した。
ヘェ〜〜〜、「LEE」 のルーがあるんだ。
初めて見た。
いくらさ?
あぁーーー、やっぱ、かなり高級だな。
120gで198円もするのか。
どうすっかな・・・・・。
ま、いっか、ボーナス出たし、買いだめしとくか。

今日から休み+日帰り勤務が続く。
朝、昼、晩、3食カレーでも大丈夫な私。
子供の頃の私のあだ名は 「キレンジャー」。
(「まるこめ」 とも呼ばれていた)
いっぱい、作っちゃう?

さてと、ビーフ味にする? それとも、チキン味?
今回は肉を入れないで作ってみるか。
私がカレーを作るとき、3時間以上煮込むので、肉を入れたところでどうせ溶けて形がなくなってしまう。
牛の脂身ならタダで調達できるスーパーが近所にある。
鳥の皮だけタダで売ってくれるスーパーはないなぁ〜。
業務スーパーで焼き鳥用の皮を買ってきて、串からはずして使うか?
多分、それが一番単価が安い。
中国産だけど。
でも、今日は高級なルーを使うから、他の出費はおさえたい。
よしっ、ビーフ味にしよう!

スーパーに行く前に、妻が欲しいものも聞いた。
ピーマン1袋、タマネギ1個、ニンジン1本ね、了解!



帰宅すると、妻が言った。
「家に馬でも飼ってるんですか?って聞かれなかった?」(妻)
うるさいわいっ!

冷蔵庫に入ってた、銘柄のわからないルーの余りも使う。
ジャガイモの使用は禁止。
ジャガイモを入れると、カレーがモサモサするので、決して使わないのが私流。
野菜はニンジン9本、タマネギ7個だけ。
牛の脂身を3つももらうの、ちょっと恥ずかしかった。



タマネギは炒めない。
面倒だし、火を使うと暑いし、ガス代がもったいない。
どうせ、味の差なんて分かりっこない。
こげ茶になるまで炒めるのは、本格的にインドカレーを作るときだけ。

「私のタマネギとニンジンは?」(妻)
「タマネギは1個、とっておいたけど、ニンジンは全部使ったよ。 ニンジンもいるんだっけ?」
「まぁ、いいわ・・・・。」(妻)



水は野菜がひたる程度に、少なめにする。(タマネギとニンジンから水が出るので)
妻が息子と午後でかけることになっていた。
火を使うと暑くなるので、彼らが家を出るまで待った。



沸騰したら、蓋をし、火が消えるギリギリまで火力を落として、ガスを節約、
アンド、キッチンが暑くならないようにする。



牛の脂身は電子レンジでチンして溶かして、ナベに投入。
あとはひたすら煮込む(3時間)





ジャジャ〜〜〜ン!!
でっきあっがりぃ〜〜〜♪
超ーーー、ウマイッ!!!!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

後日談

私も食が細くなったもんだ。
ナベいっぱいのカレーを食べきるのに、晩と朝の2回でなくなるかと思ったけど、6食もかかってしまったのだった。



2008.07.19

冷たい・・・・
冷たい・・・・
冷たい・・・・
冷たい・・・・
冷たい・・・・
なんでだ?
冷たいぞ?
なんか変だ
なんで冷たいんだ?
んっ?
目が覚めた。

ホッヒャァァァアア〜〜〜〜〜ッ?!?!?!

雨が猛烈に窓から降り込んでいるではないかっ!?
窓の下からベッド、腕にかけてズブ濡れだっ!!
ウワッ、ウワッ、ウワッ、ウワッ!!
ガラガラガラガラッ!(網戸を開ける音)
ガーーーーーーーッ!(雨戸を閉める音)
ガラガラガラガラッ!(網戸を閉める音)
フゥーー。。。。
時計を見ると01:00a.m.
冗談じゃないぞぉ〜。
一度目が覚めると寝つきが悪いんだから。
しかも、窓閉めると猛烈に暑い。
朝まで寝れなかったらどーすんだよっ!

作業部屋に行き、いつしか雑巾と化した14年前にオーストラリアで訓練中に買った短パンを持って戻り、
窓の付近を拭いた。
トイレに行って小便をし、ベッドに横になった。
あ゛ぁ゛ーーーー、ぜんっぜん、眠くないんだけど。
と、思ったら、

ミ゛ン゛ミ゛ン゛ミ゛ン゛ミ゛ン゛ミ゛ン゛ミ゛ン゛ミ゛ン゛ミ゛ン゛ミ゛ン゛ミ゛ン゛ミ゛ン゛ミ゛ン゛ミ゛ン゛ミ゛ン゛ミ゛ン゛ミ゛ン゛ミ゛ン゛ミ゛ン゛
ジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジ
(超うるさいセミの大合唱)

気がつくと朝だったぁ〜♪



2008.07.20

息子の初恋の女の子、Mちゃん。
Mちゃんも息子のことが好きなのか、幼稚園でいつもホッペにチューしてくれるらしい。
でも、息子がMちゃんにチューしようとすると、毎回拒否されるのだそうだ。
何故だ?
女性ってナニ考えてるのか、未だにサッパリわからん・・・・。

先日、お泊り保育があった。
息子にとって、親と離れての初めての外泊。
意外と平気だったようだ。
ちょっとずつ成長する姿を見るのは嬉しい。
でも、親から離れていくのはちょびっと寂しい。

息子は大好きなMちゃんと一緒に寝たらしい。
朝、目が覚めたらMちゃんは違う場所に移動していた、とか。
そこまでは先日聞いていた。

今朝、新事実発覚。
なんと、朝、離れて寝ているMちゃんを見つけた息子は、Mちゃんとこに行き、
ホッペにチューしまくった、と言うではないかっ!
横向きに寝ていたMちゃんのお腹側にしゃがんでチューしまくり、
背中側に回ってさらにチューしまくったとか。
そしたら、Mちゃん、目を覚ましたって?!
オマエが起こしたんじゃん!!

「いまがチャーーンスっておもってん。」(息子)

自分からいくなんて、やるな、おぬし。
その光景、見たかったぞーーっ!!

と、思ったら、お風呂に入ってるとき、さらに新事実が発覚。

「せんせいにチューしていいっていわれた。」(息子)

どーーゆーーことぉーー???



2008.07.24

鳥取ステイ明けで、鳥取出発便。
外部点検をしていたら、「SOTEC」 と書いてある沢山の段ボールが、
ベルトコンベアに乗って積み込まれていくのを目撃した。
鳥取にはソーテックの工場があるのかな?

稚内出発便。
外部点検をしていたら、同じ形の箱が大量に飛行機に積まれていく。
搭載さんに聞いた。
「この箱には何が入ってるんですか?」
「カニですよ。」(搭載さん)
これ、ぜーーんぶ、カニ??
すっごいなぁ〜。

稚内空港は海のすぐ近くにある。
「この時期、そこの海岸で、カニの密猟してる人、多いんですよ。」(搭載さん)
へぇ〜、そうなんだっ!

そういえば、沖縄では花を積むことが多い。
中標津では海産物。
そうそう、コンテナのあるB6やエアバスは楽だけど、バラ積みのB3は大変、って言ってたっけ。