2008.12.04

12月1日から伊丹の事務所が新しくなり、場所が移動した。
そして、今日、初めて New 事務所に出社。
朝早い勤務で、迷子になり遅刻したら大変だから、いつもより20分も早く家を出た。

11月終わりに一度行ったのに、何階にあるのか全然覚えていない私。
ビルのエレベーターのボタンを押した。
確か6階だ。

あれぇ〜、ここ、どこ?
事務所ないよ。
更衣室もないんですけど・・・。(フロアガイド図に、更衣室の記載が漏れてることを知らない)
おっかしぃなぁ。
5階、6階のどちらかが更衣室で、どちらかが事務所のはず。
6階に何もない、ってどういうこと?
ふんじゃ、5階に行ってみるか。

5階で降りた。
見たことないエリアだ。
ここはどこだ?
別のエレベーターのドアが開き、CAさんが降りてきた。
へ???
という顔をしていると、そのCAさんに言われた。
「この階ではないはずですよ。(キッパリ、without smile)」(CA)

はぅっ。

ほんじゃ、7階か?
おぉ、ここだ、ここ。
事務所、めーーっけ!


朝一の新潟便。
新潟空港は北西の風が、ちょびっと強め。
320度から20〜30ktの風だった。
斜めクロスの良い練習になりそうだ。

ファイナルは若干 Rough で飛行機が暴れたけど、
新潟はこの方向の風は接地直前、フッ と気流が安定する(ことが多い)。
(Rough = Rough Air = 気流が悪いこと | Slightly Rough、Very Rough という使い方がある。)
HUD(Head Up Display)のRA(電波高度計)の数字を読みながら操縦。
10ft ではまだ Rough で飛行機を水平に保つために操縦桿を左右に回していた。
でも、ぼちぼちスムースになるはず。
と思ったら、5ft で安定した。
操縦桿を手間に引きつつ、左右への回転力を弱めると、ピタッと翼が水平になった。
予想した通りだ。
この辺の気流の感じは、一昨年の冬にA320に乗ってた頃と同じ。

リバースをかけ、オートブレーキが利き始めた。
減速率がA320よりずっといい。
これって、ひょっとしてB2誘導路から出れるんじゃないのか?

ILS28の時、A320では接地点が伸びなくても、向かい風が強くても、入れた誘導路はB3だった。
B3に入るとスポットまで平行誘導路を少し走る必要があり、時間がかかる。
今日のスポットは5番。
B2から出ると、ほぼ真正面。
着陸後、最短、約1分でゲート・インできるのだ。

よしっ!

リバースはフルのまま、オートブレーキを踏み込んで解除し、マニュアル・ブレーキを使った。
ガクンッとならないように、快適性を保つように、オートからマニュアルに切り替え、
足の指に力を込めて、ジワァァーーーッと、ギューーーーッ、と強ーーーく踏んだ。
あ、、B2、ちょっと無理?
諦めてB3に行くか?
イヤ、いける。
もう少し、ギューーーーッと足指に力を入れた。
あ、ちょっと強すぎたか?
おぉぉーーー、止まった、止まった。
B2に入れたよ。

「APU、回そうか。」

着陸後、スポット・インするまでに、APUがかかって電源が確保されるまで、エンジンを Shutdown できないから、
どんなに急いで地上走行しても意味がないのだ。
APUが回りきるまで、意外と時間がかかる。

B2を出て、少し左へ曲がって、でもほぼまっすぐ5番ゲートへの導入線を走行した。
ブレーキをかけ停止するまでに幸いAPUがかかり、電源をAPUジェネレーターに切り替えた。
そしてエンジン Shutdown。
とても気分が良い。

初めてB2に入れたことが嬉しくて、足取り軽くディスパッチへ行った。
「初めてB2に入れましたよ。 向かい風が強いときは、B2にみんな入るんですかねぇ?」
そんな頻繁には入れないはず、と思いつつ、聞いてみた。
すると、
「そうですね。 向かい風が強いときは、時々ありますよ。」(ディスパチャー)
なーーんだ、みんなかなりの確率でB2に入ってるんだ。
全然、大したことないんだ。

ガツクリ

いや、いや、こんなことでめげないぞぉ〜。
次は Wind Calm でB2に入ったるわい。 (Wind Calm = ほぼ無風)



2008.12.01

夕食後のお父さんの独り言と、家族のコメント。

「お父さん、将来、何になろうかなぁ?」
「おとうさん、もう、しょうらいに、なってるじゃん?」(息子)
ワァーーハッハッハッハッ!!
「将来の使い方、あってるな。 スゴイぞ。 意味、知ってるんだ。 いつ覚えたんだろう? なぁ?」(妻への問いかけ)
「40才にもなって、『将来、何になろうかな?』 なんて言ってるオッサン、かなりイタイよね。」(妻)
そっか、そうだよな。
イヤ、まだまだでしょ。
まだまだ、、、、、だよね?

心の中を冷た〜い風が吹き抜けていった。