2009.01.02

あけましておめでとうございます。

昨年は11月から急激に忙しくなった。

妻がずっと欲しがってたキッチンの作業台、
キッチンメーカーが販売しているものは高価で買えず、
家具メーカーのものは作りが見劣りする割りに値段が張り、
オーダー家具だとビックリ高いので完璧に諦め、
私が簡単な棚を作った。

ところが、ある時、妻が思いついた。
「IKEAにあるかも!」

そーだ、その手があったか!
どーして、もっと早く気がつかなかったんだ!

IKEAに行ったら、オーダーメイドのキッチンがあった。
そこからパーツを選べば良いだけ。
息子が幼稚園に行っている間、妻と鶴浜のIKEAまで何度も往復し材料を購入。
忙しかったぁ〜。

ついでに、これまたずっと前から妻が欲しがってた薄型の食器棚。
これも12月中旬に終わらせた。

IKEAストーリー、今、書いてます。
(なっかなか先に進む気配なし。)
そのうちアップする予定です。


そうこうしてるうちに、クリスマスが接近してきた。

どちらかというと、外でサッカーやキャッチボールをするより、
家でトミカやプラレールで遊ぶのが好きな息子を
一刻も早くオモチャに飽きさせたくて、
ならば大人のオモチャを与えてしまえっ!、とNゲージを買うことに決めていた。
(もしかするとそれは単なる言い訳で、本当の理由は
 私が小学3年生の頃からずっと欲しかったからかもしれない。)
でも、Nゲージは高価なので、どんどん買い足せては意味がない。
(早く飽きてくれないと困るから、アンド、出費を抑えたい)

どーしたらいいかな・・・・。

旋回半径の大きいレールは広げると邪魔だ。
それに、5歳児にNゲージのレールをつないだり、はずしたりさせたら、
接続部分がすぐに壊れてしまいそうだ。
板に打ち付けてしまおう。
レールパターンを決めてしまえば、飽きるのは早い。
(ウッドトレーンで実証済み)
あとは、容易に電車を買い増すことができないようにすればいい。
ならば、旋回半径が小さいカーブレールを買おう。
ほとんどの電車、機関車は走れないはずだ。

そこまではすぐに思いついたが、なにせNゲージを買うのが初めての私だから、
何を買えば良いのか皆目検討がつかない。

ほとんどの電車が走れないカーブレールの直径は、何センチのものがあるのか?
トミーとカトーのレールを接続するパーツはあるのか?
レールに電気を流すものは?
旋回半径の小さいレールを走れる電車の種類は?
 ↑↑これが全然、分からなかった↑↑

オモチャ屋に通い学習し、ネットで検索しまくって、
なんとかクリスマスに間に合った。

丸一日、息子はNゲージで遊んだ。
その後、数日で飽きたぁ〜♪
(スッゲェー、高い買い物だった・・・・。)
Nゲージネタもそのうちアップ予定。


休みの日はIKEA+Nゲージに時間を取られた。
自分の自由になる残りの時間、泊まりの勤務が、11月、12月はほとんどなかった。
(日記が書けなかった言い訳)
外泊はキライなので、個人的には最高のスケジュールだった。


クリスマスの次の日、1月の勤務スケジュールが発表された。

ゲッ!
国際線の審査が前半に入ってる!

ゲッ!
後半にシミュレーターの審査が入ってる!
しかも、査操定期だ。

これで年末、年始、1月末まで、ブルーな毎日決定だ。

1月1日の初夢。
国際線審査の口述の問題に答えられず、
こんなことも知らないのか!?、と、叱られてる夢だった。
飛び起きたさぁ〜。。。。

1月末までは勉強に追われるんだろうな・・・・。

2月末には赤ちゃんが産まれる。
また、あの大変な毎日が始まるのね♪
元気に産まれてくれるかな?

息子はその頃6歳だから、教えたら、
ミルク、寝かせつけ、オシメの交換はできるかな?
って、全部じゃんっ!!
お風呂は洗ってくれるし、時々皿洗い手伝ってるみたいだし、
あと、掃除、洗濯までできるようにならないかな?
買い物は、絶対、まだ無理。

下の子が10歳になる頃までは、一緒に走り回れるお父さんでいたい。
その頃、私は50歳!
ニージャンプと反復横飛びを日課に入れた方がいいかな?

息子は4月から小学生。
そろそろ自分のしたいこと、モノ作り、でも始めようかと思っていた。
でも、それは、また先送りだ。


これからはダイアリーの更新頻度が、極端に少なくなると思いますが、
続けるつもりなので、見捨てないでくださいね!



2009.01.04

新潟に今年初めて行った。

ディスパチャーに会うと、すかさず言われた。
「A320でもB2から入ってくる人、いますよ♪」(ディスパッチャー)
ぬぅわぬぅぃぃいいーーっ!
んな、バカな。
そうそう、彼らは私のダイアリーを読んでいるので、油断は禁物だ。


(B2からスポットまでは黄緑ライン。 通常通るB3からスポットまでは赤ライン。)

ちょびっと悔しかった私は、ちょびっと自慢することにした。

「でも、僕、この前、伊丹の32Rで、向かい風6ktでC4に入ったもーーーん。」

注:向かい風が強いと、地面に対する飛行機の速度が遅く停止距離は短くなる。
  また、空気抵抗も働くので、制動距離は短くなる。
  ちなみに6ktは弱い風。

「C4って、どこ? どこだ?」(ディスパッチャー)
彼はすぐにジェプソン・チャートを開き、伊丹空港のC4をチェックした。
「あっ、900mだ。 ・・・・・・・。」(ディスパッチャー)

へっへぇ〜〜〜ん♪

滑走路から斜めに出るC5なら、少々速度が速くても出ることができるが、
C4は滑走路に対して直角なので、10kt以下(時速18km/h以下)にはしておきたい。
あの時は、C4のだいぶ手前で10kt程度まで減速していたので、
管制官から、「Pick Up C4 or C5.」と指示された。
遠くにいる管制官から見ても、飛行機は十分に減速していて
C4から出るのも余裕っぽかったんだろうから、文句なしだ。
しかも、あの時は接地もハードではなかった。
接地の衝撃が大きいと運動エネルギーを殺すことができるので、
制動距離を短くすることができる。
滑りやすい雪氷滑走路でたまに使うテクニックだ。



よーーーし、次はC3を目指すぞぉぉぉおおーーーーっ!!!!
イヤ、イヤ、それは無理、無理、さすがに600mは・・・・・。


便乗で長崎へ向かった。
機材がB767のインター仕様であることを、コパイが教えてくれた。
「ビジネス・シートがいっぱい空いてたので、座席指定しちゃいました。」(コパイ)
「え? 便乗なのにビジネス・シートに座れるの? お金を払うの?」
「いえ、国際線仕様の機材を国内線で使うとき、
 ビジネス・シートも普通席と同じ扱いなので、料金は一緒なんですよ。」(コパイ)
マ、マジ?
どうして機材がインター仕様であることが分かるの?
どうして座席の料金に関するカラクリを知ってるの?

自動チェックインをする時、コパイが教えてくれたエリアで座席指定してみた。
そしたら、そこは本当に大きなゆったりシートだった!
こんな大きなシートに座っちゃっていいのかな?なんて思いながら、
少し気が引けて、行儀良くちょこんと座っていたら、
明日の早朝、一緒に乗務するCAさん達が通路を通過した。
彼女達も便乗で長崎に移動するのだ。

「キャプテン、なんでビジネス・シートに座ってるんですか?
 プライベートですか?」(CA)
「ふふーーーん、それはヒ・ミ・ツ・・・・・。」
そっか、CAさんもこのシステム知らないんだ。

前の座席の下に手提げ袋を置いた。
座席に深く座り直して、シートベルトをした。
さてと、勉強でもするか。
手提げ袋に手を伸ばした。
あっ、手が届かない!
足が伸ばせるようにシート間隔が広いと、こういうことになるんだ。

シートベルトをはずし、手提げ袋からノートを取り出し、
手提げ袋を前の座席下に押し込み、再びシートベルトを締めた。
そういえば、新聞、まだ読みかけのがあったっけ。
習慣とは恐ろしいもので、そのまま前に手を伸ばした。
あっ、届かない・・・・・。
幸い隣のお客さんは寝ていた。
見られてないな。
シートベルトをはずし、前の座席下の手提げ袋を取った。
膝の上で抱えておこう。

斜め後ろのお母さん、赤ちゃんを抱っこしていた。
前の座席下に置いたカバンから何かを取り出したかったのか。
赤ちゃんを抱っこしたまま前かがみになって手を伸ばした。
イヤ、それじゃ絶対届かないさ。
お母さんもそれに気がつき、今度はお尻を前に突き出し、足を伸ばした。
それもちょっと届きそうにないな。
少しの間格闘してから、お母さんも無理なのに気がついた。
そしたら、ほんとにほんとに小さな声で、「もうっ」とつぶやき
シートベルトをはずして赤ちゃんの体勢がくずれないようにカバンに手を伸ばした。
再びシートベルトをして、ちょっとの間があって、カバンが必要なくなったのだろう。
ポイッと床にほおリ投げ、足で蹴って前の座席下に押し込もうとした。
が、床はじゅうたんなので、そう簡単には滑って収まらない。
お尻を前に突き出し、足を伸ばして、チョンチョンチョンと蹴った。
カバンは前の座席に半分ほど入って・・・・・・・、あきらめたっ!

上空にいってから、右斜め後方で、コト、と何かが落ちる音がした。
振り返ったら、座席下から半分はみだしたカバンの横に、
小袋に入った飴玉が落ちていた。
床からさっきのお母さんに視線を移すと、
同じブランドの袋の中から飴玉を口に放り込む瞬間だった。
赤ちゃんを全く同じ体勢で抱っこしていた。
食べようとしたら飴玉が床に落ちたけど、拾うのを諦めて別の食べることにしたのね♪

おかしくて笑いそうだったけど、こらえたさぁ〜〜♪♪

ビジネス・シート、最高!!



2009.01.08

やっと国際線の審査が終わった。
路線は 関空−杭州 だった。
杭州のアプローチ時は上海へのアプローチ機がウジャウジャおり、
上海アプローチから杭州アプローチへの管制移管が遅れ、
さらに、いつの間にか進入滑走路が変更されていて、とても忙しかった。
でも、無事、チェックに通ることができたので、ホッ、とした。

明日からは月末の審査に向けて、猛勉だ。

1日は日帰り勤務で、2、3日は休みだったが、
勉強したかったので、元旦の夜は妻には実家に帰ってもらい、一人で家にこもった。
こんな生活があと3週間も続くのか・・・・。

もう、ウンザリだ。



2009.01.15

羽田 → 伊丹
便乗便での出来事。

最近、息子と全然、遊んでないな。
今日は、家に帰ってから、寝るまで息子と遊んじゃおうかな。
たまには息抜きしてもいいよな。
イヤ、やっぱり勉強した方がいいかな。
でも、疲れちゃったな。
やっぱ、息子と遊ぶか。
サッカーでもすっかな。
こんなこと考えてる時間、もったいないな。
決めることはパパッと決めて、気持ち切り替えて勉強しないと。

Push Back して地上走行中。
あーー、この揺れ、たまらん。
眠い。
イヤ、寝たらアカン。
今、勉強しとけば、夜まで罪悪感なく遊べる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

息子と公園にいた。
「じゃあ、お父さんが思いっきり真上にボール蹴ってみせるからな。
 すんごい、飛ぶで。」

大人になってから、サッカーボールを思いっきり蹴ったことがない。
サッカーなんて小学校以来やってないんじゃないか。
足が遅かったから、いつもゴールキーパーだったけ。
ボールを手に取って相手陣地まで思いっきり蹴り返すの、気持ちよかった。
力はあったから、向こうのゴールキーパーのすぐ手前まで飛んでいったもんな。

見とけよ。
いや、やめとくか。
大人気ないから、っていうか・・・・・なんか、蹴ったらいけない気がする。
今、思いっきり蹴ったらマズイんじゃないの?
理由はわからないけど。
でも、息子がワクワクした目で待ってる。
蹴らなきゃ。
イヤ、ダメだろ。
イヤ、蹴るぞ。
よしっ!
あ゛っ! やっぱりダメッ!!!!

右足を思いっきり蹴りだした瞬間、猛烈な力で足を止めた。
その瞬間、飛び起きたっ!
既に遅かった。
急ブレーキはかかりつつも、前の座席の底を軽く蹴り上げてしまった。
しかも、腕も上半身も、全身で蹴るモーションをかもし出していたようだった。
0.3秒後ぐらいにCAさんと目がバッチリ合った!
前の座席にはお客さんが座っていた。

あ・・・・・・、どうしよう・・・・・・・

飛行機は、まだ離陸すらしていなかった。
寝たフリをした。


帰宅後、夜まで息子と思いっきり遊んだ。



2009.01.20

昨晩、息子から電話があった。
「きょう、おかあさんに、しょうがっこうようのグッズ、かってもらった。」(息子)
「何を買ってもらったの?」
「カーズのしたじきとな、えんぴつと、えんぴつをいれるケースと、えんぴつけずり。」(息子)
そっか、そっか。
「えんぴついれには、もういっこ、えんぴつけずりがはいってるんよ。」(息子)
へぇ〜、でも、鉛筆削りは2つもいらんだろ?
続いて、妻と電話で話した。
「鉛筆削りは、Top Value で780円。 結構、安かったわ。」(妻)
高っ!
Top Value って、イオンで鉛筆削り買って、どうするんだよ。
あんなもの、ダイソーで100円出したら、2つは買えるだろ?
それに、前に買った鉛筆削り、家にまだあるでしょ?

       ↓こんな感じのヤツ↓


なんか話がかみ合わないなぁ〜、と思ったら、ハンドル付きの鉛筆削りなんだそうだ。



「そんなもん、買ってあげたの?
 オレ、子供の頃、そんな高級なもの買ってもらわなかたぞ。」
「そっかぁ。 うちにはあったけどな。 電動の鉛筆削り器。」(妻)

でも、どうよ。
手回しハンドル式のが780円で買えるなんて、それは安いよな?
すごいデフレじゃないか?
グローバリゼーション、恐るべし。

100円ショップで売ってる鉛筆削りの削り角度と、
手回しハンドルの鉛筆削りの削り角では、
手回しハンドルの方が鋭角だから、余計に木も芯も削ることになり、明らかにもったいなのだ。
(according to TKB)
だから、あのちっこい鉛筆削りで十分。
だけど、鈍角だから鉛筆の芯の出てる部分が短くて、
写生やデッサンで影をつけるとき、鋭角に削れてる鉛筆が羨ましかった。



今日、コパイに鉛筆削りの話をした。
彼は子供の頃、自動のは削れすぎてもったいないから、と、
手回しハンドルのを買ってもらったそうだ。

「整備さん、子供の頃、鉛筆削り、どんなの買ってもらいました? こんなヤツですか?」
左手に鉛筆削りも持ち、右手に鉛筆を持って、
右手と左手を反対方向に時計回りに回す仕草をしてみせた。
整備さん、私と同じ程度の年齢っぽかった。
「いえ、電動のですよ。」(整備さん)
マジっすかっ?!
そっか、そうなんだ。
「CAさん達はどうかな?」
「彼女達は若いから、多分二人が電動で、一人は手回しだと思いますよ。
 イヤ、もしかすると全員電動かな?」(コパイ)

そこで、CAさんに聞いた。
そしたら、3人とも、電動鉛筆削りだったぁ〜〜。
「私達の時代に、削れすぎないように、尖がる少し前に停止する機能付きのが出たんです。」(CA)
そっか・・・・・。


名古屋から新大阪まで新幹線で移動。
新大阪駅で降りるとき、そこに竹中平蔵がいたっ!
日本に大きな影響を与えた男だ。
真っ赤な他人だが、お疲れ様です、と思わず会釈してしまった。
竹中さん、気づいたか、気づかずか、無表情で新幹線に乗り込んで行った。


帰宅後、ずっと使ってた丸くて黄色い鉛筆削りを探した。
散々探したけど、どこにも見当たらなかった。
「あの黄色いヤツ、どこいったかなぁ? どんなんだか、覚えてる?」
「覚えてる。 あの丸いヤツでしょ? いらないから、って捨てたかも。」(妻)

ガーーーン・・・・・・・。



2009.01.24

中部 → 伊丹
フェリー便だ!(飛行機を空で輸送する)
関空 → 伊丹 のフェリーに比べれば若干長めではあるが、やっぱり近く感じる。
お客さんもCAさんも乗ってないから、どんなに揺れても構わない。

新幹線だと1時間かかるが、飛行機はまっすぐかっ飛ぶので、きっとメチャ早いはず。
地上で全て準備しとかないと。
飛行機のコンピューター(MCDU)に
伊丹空港の OHDAI から始まる到着経路と ILS 32L をセットした。

中部を06:57に離陸し、ヨーイドン!
管制官がすぐに Direct OHDAI をくれた。
そして、着陸は・・・・・・・・07:19!!
フライト・タイム 22分。
まずまずか。

朝焼けの中の高速短時間フライト、楽しかったぞい。



2009.01.28

ようやく SIM審査終了が終了した。
口頭試問もなんとか答え(しどろもどろ)、フライトもぼちぼちギリギリセーフ。
通してもらったさぁ〜、フゥー・・・・・。
もう、疲れたっ!
疲れた、疲れた、疲れたぁぁぁあああーーーーっ!!!!

なんで、B737のシミュレーターはあんなにも難しいんだ?
実機と操縦感覚(エレベータートリムの感じ)と
パワーの強弱に対する Pitch モーメントが全然違う。
全く別の乗り物に年2、3回乗って、その場でフライト技量の審査をされるなんて、たまらん。
実機の方が、ずっと、ずっと、ずーーーーっと、操縦は簡単だ。

エアバスはシミュレーターも実機も同じ感覚だった。
しかも、操縦性は良すぎたし、
Normal オペレーション、緊急時の操作手順は単純明瞭だった。
B737は操作手順が煩雑、複雑、落とし穴満載だ。
今思えば、エアバスは、なんて優れた乗り物だったんだろう?

まさか、まさか、まさか、、、、、B737に定年まで乗りつづけるのか?
うぅーーーーーーーーーーーーん・・・・・・・・・・・・・・・。



2009.01.29

今年も制服の更新がやってきた。
コスト削減の影響で、制服の質がエッライことになっている。
5年程前か、制服の業者が変わった。
ジャケットとズボン2本で約8000円程度っていうウワサだから、洋服の青山、AOKI も真っ青だ。
ジャケットはヨレヨレにならないように自分の肩幅を大きくすれば、見栄えはなんとかなるものだ。
ズボンはすぐにシワシワ、ヨレヨレになってしまう。
困ったものだ。

でも、なんといっても一番厄介なのはYシャツ。
以前に比べてだいぶ生地が薄くなった。
下着なしで着た場合、前の業者のシャツはちゃんと白く見えたが、今のは地肌が透けてしまう。
アンダーシャツを着ない私的には、ちょっとした問題だ。

しかーし、本当に問題なのは生地が縮むこと。

首が、つまるぅっ!
く、くるしい・・・・。

私の場合、首回り42cmがちょうど良い。
でも、もらってる制服は44cm。
2cmも余裕があれば大丈夫かと思ったが、2、3年前のはキツイ、キツイ。
首が絞まるわっ!
洗濯の回数が少ない1年前のものは、まだ余裕が残っている。

今年は何cmのYシャツにしようか?

「Yシャツ、首が縮むんですよねぇ〜。 何cmにしようかなぁ〜」
「オレは38cmがちょうどいいんだけど、41cmのをもらってるよ。
 3cmは余裕みとかないとダメだな。」(Nキャプテン)
「私なんて、PNFしてて 『Engine Anti-Ice ON』 とか言われて、スイッチに手を伸ばすと(頭上)、
 袖が縮んでるもんだから、(袖の)ボタンがとまってると腕が伸びずに届かないんだ。
 しょうがないから 『ゴメン、ちょっと待って』 って
 わざわざ袖ボタンを外してから頭上のスイッチの操作するんだよね。」(Aキャプテン)
(PNF=Pilot Not Flying=操縦していないパイロット)
間もなく定年のAキャプテンは、いじられキャラ。
「それって、50肩なんじゃないですかぁ〜♪」

なるほど、そういう弊害も発生するのね。
長袖Yシャツを発注したことが未だかつてない私。
自宅に長袖Yシャツは1枚もない。
当然、真冬も半袖なので、気がつかなかった。

「ねぇ、どう、縮まない?」
近くにいた今日一緒に乗務するコパイに聞いた。
「いやっ・・・、僕の場合・・・・、
 シャツが縮んだのか自分が膨らんだのか、いまいちわからないんです。」(コパイ)
ギャハハッ!!
「でもさ、丈が縮んでるからわかるでしょ? 5cmぐらいか?」

襟、何cmにしようか?
たまたま制服の業者さんが来ていたので、聞きにいった。
「今年から生地を変えて、少し縮みにくくなると思います。
 2分の3程度、薄くなりますが。」(業者)
薄くなるのっ!?
まぁ、同じコストで縮みにくい生地に変えるなら、使用量を減らす必要があるわな。
でも、今より薄くなるなんてっ!
アンダーシャツなしで着てて、夏、汗をかいたら、
「チ○ビ、スケスケでエロくなっちゃうっ!」
一緒についてきてくれてた素敵な女性スタッフのFさん、返答に困っていたぁ〜〜。
ゴメンナサイっ!

本当のサイズ42cmのところを44cmで発注してて、3年でキツキツになる。
生地が縮みにくくなる、とはいえ、信頼しきれないし、着てみて結果が出るのはどうせ2、3年後。
最初はブカブカのこと間違いない。
どうしよう?
46cmにしようかと思ってたけど、縮みにくくなるっていうなら44cmのままでもいいか?
いぃーや、あてにはならない。
よしっ!

いちかばちか、今年のYシャツは45cmにすることにした。