2009.05.01

先月末に路線教官になってしまった・・・・。
断ってもよかったんだけど・・・・。
ハァ〜〜・・・、、、フゥ〜〜・・・。

路線教官になると、
自分が左席で機長として飛んでても、
訓練として右席のコパイに沢山操縦させてあげないといけないこともある。
左席に機長訓練生を乗せて、
自分は右席でコパイ役だけをする機長でいなければならない場合もある。
自分の好きなようにアナウンスを入れたり、思い通りに飛ばしたりできる機会が極端に減ってしまう。
訓練後はレポートを提出しなければならない。
帰宅時間も遅くなる。

教官役のついてない普通の機長を「レギュラー・キャプテン」と呼ぶが、
私は今まで、そのレギュラー・キャプテンだった。
誰に聞いても、レギュラー・キャプテンが一番いい、と言う。

うぅーーーーーん・・・・・・・・・。



2009.05.07

車を買ってから、もう6年目になる。

車へのこだわりがほとんどない私だから、
車検を通す以外で車について考えてあげることは、エンジン・オイルの交換ぐらいだ。
それも面倒なので今までは1年に1回、夏の前に換えていたが、
最近は2年に1回、車検の時に交換している。
そろそろバッテリーが弱ってきたので、今年の冬に入る前に交換しようか迷っている。
近所のオートバックスに行くのが面倒なのだ。
(ちなみに私が行くオートバックスは、猪名川沿いのミドリ電化の隣の店舗。
 ミドリ電化には結構足を運ぶが、隣に行くのが億劫なのだ。)

数年前からワイパーの水のかき具合が悪い。
フロントガラスに2本ついているうち、最初は1本だけだったが、
そのうち2本ともうまく水をかかなくなった。
でも、車庫に入れてワイパーを止めると、
エンジンを切って車を出る頃までにワイパーに不具合があることを忘れてしまう。
だから、どこに問題があるのか?なかなか気がつかなかった。

ある日(だいーーぶ前)、妻が言った。
「ワイパー、見づらいんだけど。」(妻)

そうだ、そうだ、ワイパーの調子が悪いんだったっけ。
どこが悪いのかなぁ〜。
ちょっと観察したらすぐに原因が分かった。
ワイパー・ブレードのゴムの一部に亀裂が入ってた。

「だいぶ前からなんだけど。 早くなんとかしてよ。」(妻)
「そうだなぁ〜。 オートバックスに行くの面倒なんだな。
 もうちょっと待ってよ。 まだ使えるでしょ?」

ラスト2行の会話は過去に何回かあったが、その度に私は先延ばししてきた。


今日、雨が降っていた。
ガレージから車を出し、ワイパーをONにした。

ゲェッ!?!?!
なんじゃ、こりゃぁぁああーーーっ???


1本のワイパーが水をかいた後が、今までに見たこともない跡となり、
ガラスの向こう側が、超、見づらいではないかっ!!
ヒョェェエエ〜〜〜・・・・・。

ワイパー・ブレードにくっついてるゴムが、ビローーン、と裂けていあたぁ〜〜♪



もうダメ。
もう無理。
絶対、換えないと。

即、オートバックスへ行き、ワイパーのゴムを購入。
1300円ぐらいしかしなかった。
しかも、交換はとても簡単だった。
もっと早く換えときゃ良かったさぁ〜。

雨が止んだ。
妻が言った。
「早くまた雨が降らないかなぁ? ワイパー、使いたいわぁ。」(妻)


そうそう、長男は数年前まで、ワイパーを 『ワイファー』 と、
ヘッドライトを 『ヘッドトライト』 って呼んでたっけ・・・。



2009.05.09

夕食前の出来事。

ピンポーーーン♪
それはお隣のおばあさんだった。

「ご主人、います?」(お隣さん)

どういうこと??
お隣さんが声をかけてくるとき、大抵は息子か妻に用事がある。

たまたま私は家にいたので、出て行った。
「何でしょう?」
「裏にヘビがいるんですっ!」(お隣さん)
え゛っ!?
ほんとに?!
まさか、去年の11月15日にうちから逃げたシマ次郎か?
お隣さんとこの庭は、草木が生い茂り、シマ次郎が住み冬眠するには
とても良い環境なのではないか?と常々思っていたのだ。

「どこですか?」
「家の裏側です。
 木を切ってて、後ろを振り返ったら、そこにいたんですっ!」(お隣さん)
すぐに息子を呼び、ヘビが逃走しないように裏手の塀を見張らせた。
私は片手に虫取り網を持ち、庭の裏へ向かった。

「どこですか?」
「もっと奥です。」(お隣さん)
奥に進んだ。

「まだ奥ですか?」
「そろそろ見えると思います。」(お隣さん)
どこだ、どこだ、どこだぁ?
出て来い、シマ次郎。
Come to Papa!

いないなぁ〜。
草が地面に生い茂ってるからなぁ。
この草の下にいて逃げられたら、すぐに見えなくなるはず。
捕獲するのかなり厄介だ。
チラッとでもシマ太郎の一部が見えたら飛びかからないと。
いないなぁ〜・・・。

「どの辺でみました。」
「いないですか? そこの木のところなんですけど・・・。
 ホラッ! そこっ!!」(お隣さん)
っと小さな叫び声を上げたかと思うと、一目散に玄関前の道路まで逃げていった。
逃げ足、はやっ!

どこよ・・・・?
木のところ?
草むらから視線を少しずつ上に向けた。

あ゛っ!!

木の幹のY字になってるところに、ちょっこーーん、とトグロを巻いているではないかっ!?
イッェェーーーッス!!
虫取り網を放り投げ、歩み寄り、、、、片手で、、、、鷲づかみ!!

ゲェェェーーーーットォォォオオーーーーッ!!

ヘビの体をチェックすると、忘れもしない、シマ次郎独特の模様があるではないかっ!?!?



やっぱりオマエかぁ〜。 会いたかったぞぉ〜♪

裏手の塀越しに息子に持たせたケースにシマ次郎をほうりこんだ。

ニッコニッコ顔で庭を横切り、玄関を通過、道路にいるお隣さんのもとへ向かった。

「逃げました?」(お隣さん)
「いえ、捕まえましたよぉ。 ケースに入れて息子が持ってます。」
「もうですか? イヤ、良かったです。 捕まえてもらって、本当にありがとうございます。」(お隣さん)
「いえ、いえ、こちらこそ。 去年の冬にうちから逃げたヘビでした。 ご迷惑をおかけしました。」
「いえ、そんな。 きっと別のヘビですよ。」(お隣さん)
「いえ、うちのです。」
「どうして分かるんですか?」(お隣さん)
「模様に特徴があったんで。」
「まぁ。。。 見つかって良かったですね。 捕まえてもらって助かりました。」(お隣さん)
「もう決して逃げないように飼いますんで。」

家に戻ると妻が言った。
「私じゃなくてあなたに用事なんて、、、、ヘビじゃないかな、と思ってたんだ。。。」(妻)
「で、家の中で飼ってもいい?」
「ダメ! それは絶対ダメっ!」(妻)

「今の時期、食わせるカエルがいないから、エサ、どうしようかな・・・。」
「夏ぐらいまで、お隣さんとこの庭で飼っといてもらったら?」(妻)
「あっ! それいい考え。 きっと虫がいっぱいいるもんね。」

イヤ、イヤ、それはダメっしょ?!

私は嬉しすぎて、興奮し過ぎて、ちょっと酔いたい気分だったので、
2階の自分の部屋に行きウィスキーを飲んだ。
しばらくすると、、、、、息子が2階に上がってきた。
今までに見たこともないようなワクワク感丸出しの表情で、目がキラキラ輝いていた。

「嬉しいか?」
「うんっ! ハイ、タッチしようっ!」(息子)
そう言って、息子は右手を高く上げた。
「こういう時は、両手でするんだよ。」

両手で息子とハイタッチして、その後、ギュゥーーーしたさぁ〜♪





2009.05.15

最近、白髪がやけに目立つようになった。
40歳だから仕方ないといえば、仕方ないのだが、
あまりにも急速に白い毛が増えているのが気になる年頃。

だいぶ以前、ステイ先でヒゲの中に白い毛が混じっていて、
全部抜いて何本生えてるか、数えたことがあるような気がする。

今では眉毛にも白髪1本を観測。
鼻毛にいたっては、たぁーーっくさん、だぁ。。。

しかし、やはり一番気になるのは胸毛。
なーーんか、増えた気がする・・・。
そこで、今回、全部抜いてみることにした。
私も相当なヒマジンだ。

すると・・・・・・・、、、
なんとっ! 58本もあったぁぁぁああ〜〜〜〜〜♪

次に調べるべきは、ケ○毛か?



2009.05.11

去年の11月1日の日記に載せたカマキリの卵から赤ちゃん誕生!
危ない、危ない、危うく家の中がカマキリだらけになるところだった。
もしかするとそろそろ産まれるかもしれない、と、
卵の入ったプラスチック・ケースをビニール袋に入れておいてくれた。




       ↑↑ビニール袋の中で孵化したところ↑↑


近所の草むらに放しにいった。




2009.05.27

先週は豚インフルエンザAで学校が1週間、休みだった。
当然といえば当然、息子が通うスイミング・スクールも休みだった。
今日は平泳ぎのキックのテスト日だ。

先々週、スイミング・スクールに見に行ったら、あまり上達していなかったので、
17日、日曜日に近所の温水プールへ連れて行き、練習した。
まぁまぁ、できるようにはなったものの、
父ちゃんが納得できるレベルには到達しなかった。
それに、先週、2回もスクールが休みで全く練習できず、
テストには絶対合格しないだろう、と思っていた。

スイミング・スクールに息子と一緒に行った。
練習の時間。
最初はやり方を忘れてしまったようで、うまくできていなかったが、
少しずつ思い出したのか、回を重ねる毎に急激に上手になった。
そして、テストの時間。

水に入る前、少し表情が緊張気味だった。
練習の最後にやったキックと同じ出来なら、間違いなく合格するだろうと確信していた。
ビート板をもって、けのびし、、、蹴った。

オ゛ッ!?

もう一回蹴った。

オ゛オ゛ッ!?
メッチャ、うまいじゃん?!

オ゛オ゛ォ゛ーーーッ!?

どうした?!
何かをつかんだのか?
練習の最後に見せたキックより、はるかにきれいで、スムーズだった。
ビックリした。
久しぶりに嬉しくて涙が出そうになった。
当然、テストには合格した。

成長したな。
I'm very proud of you, son.



2009.05.31

関空−北京 一往復。
初めて北京へ行った。
今までに私が行ったことのある国外の空港は、中国のハンジョウとアモイだけだ。
どちらも大都市の大空港とはいえない。
北京はあきらかに混雑した大空港。
初めて行くときは機長としてではなく、副操縦士として行く。
それでも、ドキドキだった。

今日の機長は自社養成で1つ期が下の後輩、T。
ほとんど同期なので楽しくフライトしつつ、北京路線特有のことを色々教えてもらった。
とはいっても、Tも4日前に初めて北京路線をコパイとして飛び、今日が初キャプテン。

いつもどんよりしてる中国にしては珍しく、視界が良かった。
北京のすぐ手前に大きな空港があった。
それが天津であることを教えてもらった。
天津は以前、うちの会社も行っていたから、同僚達がよく話をしていた空港。
なので、天津、と聞くと親しみがわく。
ふぅーーん、ここなんだぁ〜、と思いつつ、その少し向こうに目をやると
長ーい滑走路が視界に入った。
「あんなところにも大きな空港があるんだ?!」
「あ、ほんとだ。 いつもは視程が悪くて見えないんですけどね。」(T)

北京に南から北へ向かってアプローチしていくと、
北京空港があるべき空港の方角で、少し手前に、また別の大きな空港を見つけた。
「あれって、、、北京にしちゃ、近いよね?」
「あれ、なんですかね?
 前回は19へアプローチしたので、ここ、通らなかったんですよ。」(T)
北京までの直線距離は30マイル。
その空港はどうみても、もっと近い所にある。

さらに北上すると、遠方に北京空港が見えた。
と、同時にその空港に駐機してある飛行機も目視できた。
「ここは軍の基地だわ。 でっかいなぁ〜。」

北京空港の大きさに驚いた。
私達はILS01で一番右の滑走路にアプローチしていた。
あと1分くらいで着陸、という頃、真ん中の36Rにはジャンボが着陸してるのが見えたし、
私達とほぼ並んで左端の36LにアプローチしているA330らしき機体もあった。
3本の滑走路が同時に運用されていたが、
私たちがアプローチしていた時間帯は混んでないらしい。

ターミナルはすごくキレイで、巨大だった。
「こんなに天井高くしたら、美しいけどエアコン代がかかりそうだね。」
「日本で空港を作るときは、最初は小さく作って、
 需要があったら、段々大きくしていきますよね。」(T)
「そうそう。 だから、日本の空港はゴチャゴチャしてて使いにくいし不便なんだよね。」
「いきなりこーーんなに大きいの作っちゃって、スゴイですよね。」(T)
「でもさ、需要を見誤ったら、エッライ損失をこうむるよね。」

復路便は風向きが変わり、Runway 19 からの Departure だった。
うわさ通り、混み始める時間帯で、デリバリーの周波数に割り込むのも大変だったし、
なかなかクリアランスをもらえなかった。
羽田で一番混んでるときより、ATCに割り込む隙間がない状況に驚いた。

北京空港を離陸し、管制の周波数が3つほど変わると、ほぼ巡航高度に到達。
中国国内は来た道を戻るだけ。
ちょっとホッとした。
韓国内は通るコースも周波数も行きと帰りで異なったが、ここまでくるともう安心。

100kt近い追い風と、関空の滑走路が06Rだったのとで、帰りはあっという間の飛行だった。