2012.08.01

台風9号の影響で曇り、時々雨、ずっと強風。
レンタルチャリと向かい風のコンビネーションで太ももパンパン、お疲れ気味の二人。
風的にはビーチのコンディションは大丈夫そうだったが、
体を休めるために一日OFFにすることにした。

1階のスーパーで『ダイソー』と書いてあるハサミを購入。
150円だっ!?
ヘェ〜〜〜、、、
100均の商品が輸送料を入れて150円で売られていることを知った。

ハサミとクシを持ってホテルから歩いて行ける渡口の浜へ行った。
吹き飛ぶ砂が体に当たって超痛い!
息子の散髪を浜でしてみた。
髪は切ったそばから吹き飛んでった。
いい感じに仕上がった。
あ、、念のため、、、
ハサミのみで刈り上げを試みたのは今回が初めて。
虎刈りであることは間違いない。

ホテルに戻り、1階のスーパーで昼飯を購入。
昼飯とはいってもカップめんだ。
今日は終日、宮古島からの船が止まっており、スーパーの物資が底を尽きる前に買いだめ。
というのは名目。
自宅では滅多に食べることができないカップめん。
父ちゃんと旅に来た時限定で、好きなものを買ってあげることにしている。

私の分は、、、これまた滅多に食べないお酒のツマミばかり購入。

私は昨日までに『宮の華』を飲みきっていた。
『宮の華』は安い方ではなく、1本1300円もする高級な方を奮発して初日に買った。
もう一回同じ『宮の華』を買おう、と最初は考えていたが、、、

帰宅後、iPhoneを買い直さなきゃならない。
きっといっぱいお金を払うことになる。
節約しといた方がいいよなぁ〜、きっと。
高級な方の『宮の華』じゃなくて、安いほうの500円の『宮の華』にしとこうかなぁ〜。
でも、ケチったところで、たかが800円だろ?
iPhone代、2万円はかかるよな・・・
ここは奮発しちゃってもいいんじゃないのか?
どーしよーかなぁーーー・・・・

他にはどんな泡盛、売ってるかな?
へぇ〜、アルコール度数43%のもあるんだ。
古酒『千年の響』かぁ〜、、、
ゲッ!? 1本3200円?!
高っけぇ〜〜。
でも、待てよ。
アルコール度数30%の『宮の華』の1300円とそのまま比較はできないぞ。

43%と30%では、ざっと3割アルコール度数が違うから、
酔い方で比較すると、3200円の3割引の2200円ぐらいでしょ?
度数が高いと税率は高いはずだから、実際はもっと割安だ。
それに沖縄経済に貢献するべきだし・・・・

どうせiPhone代で2万円も無駄遣いするなら、お酒代でケチることはない。
よしっ! お金、使ってしまおうっ!

散々悩んだ挙句、古酒『千年の響』を買った!

他にも、いあーーっぱい、お菓子を購入した。

息子はカレー味のカップヌードルを食べ、私は昼間から『千年の響』を飲んだ。
息子は当然ハッピー、私も43度の焼酎にハッピー♪
その後、iPadでタダのテトリス系ゲームを交互にして、午後2時頃、お菓子パーティー。
父ちゃんは酔っててゲームはうまくできず、息子メインでゲームは進むも、
とても楽しいリラックスした午後を過ごした。

夕方は体の健康を考え、おなさけ程度にホテル2階のレストランで
二人とも野菜炒め定食を食べた。



2012.08.02

今日も台風9号の影響で一日中ホテルの部屋にこもった。
息子の手のひらのケガはほぼ完治。
朝から晩までiPadでゲームをして過ごした。

お昼は当然カップめん!
スゲェーうまいんだなぁ〜、これが・・・

カップめんとお菓子だけ食べてても、必要な栄養素が全て摂取でき、
どんどん健康になれる、っている時代が来ないかなぁ〜、と
息子と二人旅に来る度に思う。

台風9号の雲画像をテレビで見たら、小笠原の方に低気圧っぽい形状の雲を見つけた。
なーーんか、イヤな雰囲気。
こいつの今後の動き、要注意、と息子と話し合って寝た。



2012.08.03

風はだいぶ弱まった。
南風20kt程度。
私達が行く湾は西が開いているので、ほとんど風の影響はなさそうに思えたが、
大潮が重なったせいか、満ち潮、引き潮にかかわらず、さんご礁の海には珍しく海流が速かった。
あえて危険を犯す必要はないので、今日は真っ白い砂浜ビーチへ行き、波で遊んだ。

海を海鳥が漂っていた。
海鳥のくせに、傾いて浮いているように見えた。
????
様子がおかしかったので近づいたが、逃げようとしない。
さては・・・・ケガか?
すくいあげたら、右の翼が変な方向に折れ曲がっていた。
このままじゃどうにもならないように思えたので、
そうっとよじれた翼を元の形状に戻したら、翼をはばたくことができるようになった。
砂浜に置いてあげたら、弱弱しくも自力で飛んで草むらに着地。
体力を回復して生き延びることを望みつつ、砂浜ビーチを後にした。

午後の早い時間帯にホテルに戻った。
テレビの天気予報で、昨晩見た雲の塊をチェック。
ゲッ!?
台風11号に育っているではないかっ!?
しかもその進路、どうみてもヤバイ!

予想では、5日は那覇の東、6日は那覇の西に中心がありそう。
那覇の滑走路は南北に向いているので、ひょっとすると横風オーバーで離着陸できない。
私は7日から出勤予定。
飛行機の予約は取っていない。
5日欠航したら、6日、台風がいなくても那覇出発便は全便満席になり
私達は乗れないだろうし、
予想通り5、6日と欠航になったら、それはそれで7日の出勤は不可能だ。

どうしよう。。。
明日だって、帰れるかわからない。
那覇発の午後便は既に満席になっている便がほとんどだった。
さんざん悩んで・・・、明日、4日に帰ることにした。



2012.08.04

ホテルで調べた 宮古島→那覇 の初便の空席は2席。
それに賭けて宮古空港へ行った。
携帯は使えないから、空席状況のアップデートはできない。
9:45に空港に到着。
ドキドキしながらカウンターへ向かった。
どう、どう、どうよ?
ゲェェェエエーーーーッ!!!
満席!
既にスタンバイが6名おり、私達はその後の2名。
合計スタンバイ8名だ。
困ったなぁ〜・・・

私は、
1722便、宮古 → 那覇 11:15発12:05着
434便、那覇 → 神戸 12:40発14:35着
と乗り継ぐ計画を立てていた。
本当は 那覇 → 伊丹 106便に乗りたかったのだが、
那覇発大阪行きは434便の後に出発する106便を含み、関空行きも神戸行きも終日満席。
どうしても1722便に乗る必要があったのだ。

突然、息子の体調に異変が。。
気分が悪い、と言う。
おでこが熱い。
熱がありそうだ。
ベンチに横になり、、、寝てしまった!
え゛え゛ーーーっ!?!?!
なに?! なんで??

11:00 になり、スタンバイの搭乗が確定。
Nooooooooo!!!!
私達の前、6名まで乗れた。
そう、私達親子だけ置いていかれたのだ。

寝て、起きて、息子、ちょっと気分が良くなったようだったが、
やはり様子がおかしい。
遊びすぎて体調を壊したとは考えられない。
後半、2日間はホテルにいたし、昨日はそれほど激しく遊んでいない。
休息は取れている。
どうしてだろう?
1722便に乗れなくて、本当にガックシ。

念のため昨晩、ホテルで大阪へ帰れる経由便をあらかじめ調べつくしていた。
宮古 → 那覇 の次の便、1724便には沢山空席があり乗れそうだった。
1724便 13:25発14:15着。
14:40以降の那覇発の便では、
羽田、成田、福岡、長崎、鹿児島、宮崎、松山、と、満席がほとんど。
例え空席があっても、今日中に大阪にはたどり着けない。
悩みに悩んで、見つけたのが、
宮古 → 那覇 → 広島 → 羽田 → 大阪 だ。

那覇から羽田まで各地を経由して帰るお客さんが多い。
地方路線の空席も、どんどん埋まっていく。
カウンターの隣にいたお客さんは、長崎経由で羽田へ向かうようだ。
果たして、那覇 → 広島 に乗れるのか・・・。

ヨッシャァーーーーー!!!!
空席、あった!!!

ただし、問題が・・・

チェックインをまとめてできるのは3便まで、と決まっているらしい。
4便も乗り継ぐのは初めてで、そこんとこは見逃していた。
どこかで一回荷物を受け取り、到着ゲートを出て出発ゲートへ行き、サイドチェックインし直すのだ。
チェックインは便の15分前までに終わらせないといけない。
チェックイン機が混んでるかもしれないから、20分は欲しい。
カバンが出てくるまで最低5分はかかる。
子供は体調不良で走れないかもしれない。

宮古 → 那覇 → 広島 → 羽田 → 伊丹(最終41便)
は、どこも乗り継ぎ時間が30〜40分だ。

宮古 → 那覇 13:25−14:15
那覇 → 広島 14:50−16:40
広島 → 羽田 17:10−18:40
羽田 → 伊丹 19:20−20:35

那覇空港は荷物が出てくるまでにメッチャ時間がかかるし、到着ゲートから出発ゲートまで遠い。
荷物を預けるカウンターも恐ろしく混んでることが多いから那覇での再ェックインは絶対無理。
羽田は40分あるが状況は一緒。
一度、荷物を受け取るとなると便間30分の広島しかない。
でも、万が一広島到着が遅れ、荷物の受け取りに時間がかかり、
乗り遅れると、今日中に伊丹へ帰れない。

さんざん悩んだ挙句、羽田まで行ければ、
最悪、20:15発の神戸行きか、20:20発の関空行きに乗れるから、
今日中に伊丹にたどり着ける。
チェックインは羽田までにすることにした。

1724便出発まで時間があった。
幸い宮古空港内に無線LANが設置されていた。
iPad で妻とFacetime して、最終報告。
今日は帰宅が何時になるか分からない、息子の体調が悪い、ということを伝えた。

どうやら熱は下がったようだが、
食いしん坊の息子が昼ごはんはいらない、と言う。
絶対変だ。
寝て起きて気分が良くなり熱が下がったとするなら、ウィルス性の病気ではなさそうだ。
きっと、それ程心配する必要はないだろう。
単なる風邪の可能性が高そうだが、私に似て高熱でも食欲がある場合の多い息子だ。
食欲がない、と聞くと、相当体に異常があるのでは?と考えてしまう。

長〜いこと待って、ようやく1724便に搭乗。
超おしゃべり、かつ、飛行機大好きな息子が、飛行機に乗っても無口、無言。
おかしい。
寝た!?!?
う〜〜〜〜〜ん・・・・・・

起きて、体調がちょっと良くなった、と聞き、ホッとしたが、
やはりお腹は空かない、と言うから心配だ。
那覇へ向けて飛行機が降下を開始し、しばらくして、息子が小便に行った。
なんとなーく心配だったので、数分して私もトイレへ向かった。
息子が出てこない。
大か?
????
着陸10分前の合図があり、全員着席するようCAさんのアナウンスがあった。
トイレのドアをノックしようとしたとき、息子が出てきた。
「どうした? 大丈夫?」
「うん・・・、大丈夫。」(息子)
「ほんと?」
「・・・・・・・・・・・・・、吐いちゃった。」(息子)
「そっか、席に戻ってて。」

トイレに入った。
ゲェェエーーーーーッ!!!!!!
トイレ一面がゲロまみれになっているではないかっ!?!?
そこらじゅう真っ赤で、とてつもなく魚臭かった。

魚は朝食の鯖を揚げたものだ。
赤いのは、余ってて最後に二人で飲み干した野菜ジュースだ。
野菜ジュースは昨晩開けており、問題はないはず。
ひょっとして鯖にあたったのか?

トイレの壁、床をトイレットペーパーでふき取ろうとしたが、
既に乾きかけ、すぐには清掃できないことが分かった。
着陸10分前の合図が出てから1分以上経っている。
CAさん、ゴメンっ!
息子が吐いてしまったことをCAさんに伝え、謝罪し、着席した。
きっと、息子はどうして良いか分からず出てこれなかったのだろう。。。

吐いて、気分が良くなったようだった。
これで一件落着!、とはいかなかった。

那覇空港で広島行きを待っている時、やはり息子は何も食べない。
全然お腹が空かない、とい言う。
胃の中は空っぽのはず。
お腹が空かないわけがない。
きっと、食中毒だ。 絶対、そうだ。 そうとしか考えられない。
携帯電話が壊れてて良かった。
使えてたら妻に連絡していたろうし、そしたら間違いなくメチャメチャ心配しただろう。

那覇を離陸してすぐ、息子が寝た。
だいぶ経って、広島への降下の途中で目を覚ました。
気分は良い、と言う。
お腹は、空いていないようだ。
水を飲ませ、CAさんに貰った飴を食べさせた。

せっかくの窓席だったが、全然嬉しそうじゃなかった。
外をただボーッと眺めているだけ。
スピードブレーキが立っても、フラップが伸びてきても、いつものようにはしゃがない。
スゲェー、心配。 超不安・・・・

「気分、どう?」
「ちょっと、気分、悪くなってきた。」(息子)

吐袋を座席前のポケットから数枚集め、カバンに詰めた。
そのうち一枚は上の部分を破り、いつでも使える状態にしてスタンバイ。

「吐きそうになったら教えてな。」
「うん。」(息子)

着陸し、スポットに到着。
お客さん全員が降り終える頃、
すぐに使える状態にした吐袋を手荷物のカバンの一番出しやすい場所に収納した。
飛行機を降り、PBBを通って搭乗ゲートまで来た時、息子が言った。

「気持ち悪い!」(息子)
しょっていたカバンを投げ、吐袋を出そうとジッパーに指をかけ、
息子を振り返ると、、、、
水平よりやや上向きの姿勢で、噴水になっていたっ!?!?!?!?
(TT▽TT)
手遅れだぁぁーーーーっ!!!!
いや、待て、まだ出るぞ、きっと。
ジッパーを開け、吐袋を出し、息子に手渡した。

じゅうたんにぶちまけられたモノを見ると、幸い、一回目でほとんど吐ききっていたようで、
赤い液体ではなくほぼ透明、魚臭さもなく、ちょびっとホッとした。
目線を搭乗ゲートの向こうへ移すと、
広島 → 羽田 に乗るお客さん達が、驚きの目でこちらを凝視している。
うちらも次、これに乗るんだよなぁ〜〜。
搭乗ゲートに地上係員がいない!
どうしよっ!?
そうだっ!
降りるとき飛行機のドア付近にGHさんが一人いた。
あのヒトにお願いして、清掃のヒトを呼んでもらおう。
息子は案の定、吐袋に吐き続けていたが、彼を置いてPBBを走って逆走。
ドアのGHさんに声をかけようとしたが、
彼女はジュニアパイロットを迎えるためにそこに立っていたようで、
まさに一人旅の子供達が降りてきている最中だった。
このヒトには頼めない。
再びPBBを走って搭乗ゲートに戻ると、通路の中央、ゲートの真正面で
吐袋に顔を突っ込みうつむいている息子に、
心配してくれた那覇→広島に乗っていた女性2名が歩み寄っていた。
ありがとうっ!
あ、でも、こんな状態の息子を置き去りにした悪い親、に見られてる?
どーでもいいけど、どこかに地上係員いないのっ?!

それから1分以内に次便、広島→羽田行きの搭乗手続きをする地上係員が現れた。
良かった、良かった。。。
私達は乗り継ぎのため、通常向かう出口ではなく、搭乗ゲートを出た。
なんか、、、視線をメッチャ感じる。。。
トイレに行って、吐袋の後処理、うがい、等々しながら思った。
チェックイン、広島までにしとかなくって良かった。
間違いなく、広島→羽田には乗れてなかった。

息子は吐いて、スッキリしていたが、食欲ゼロ。
何も食べないし、飲もうともしない。
吐いた量を考えると、飲んだ水分、体が全く吸収していないようだ。
機内は乾燥してるから、脱水症状にならないかなぁ〜。

広島を出発し、羽田まで、ほとんど息子は寝ていた。
羽田の34Lに着陸する頃、息子は起きた。
ゲートへの到着は定刻より数分早いことが予想された。
この便はお客さんがかなり少なめ。
しかもビジネスマンが多かった。
手荷物が出てくるまで、それほど時間はかからないだろう。
もしかすると、羽田→伊丹の最終便41便のチェックインに間に合うかもしれない。
食事も取れず、水も飲めない状態の息子を羽田で1時間半待たせ、
神戸か関空に到着し、そこから1時間以上かかって自宅に到着、というのはあまりにも可哀相だ。
なんとか接続時間40分の伊丹行きに乗りたい。

待てよ・・・・
これまでの傾向は、寝て、起きて、気分スッキリして、その後気持ち悪くなって、突然吐く、
というパターンだよな。
もしかして、飛行機を降りて荷物を受け取る頃、吐く可能性もある。
そうしたら、伊丹行きには絶対間に合わないぞ。
でも、ひょっとして、到着ゲートに着くまでに吐くかもよ。
準備だけしとくか。

吐袋を出し、上を切って、いつでも使える準備をし、息子に手渡した。
「どう、気分?」
「なんか、気持ち悪い。」(息子)
オ゛ッ!!
いいぞ、いいぞ、その調子!
口をゆすぐための水筒を出し、CAさんに多めに貰った紙ナプキンを用意し、
ティッシュを出して準備万端。
さーて、こいっ!
その後、30秒程で見事、息子は吐袋に吐いた!
ヤッタァーーーーッ!!!!
今度は誰にも迷惑をかけなかったぞ。
臭いも全然しない。
ほぼ水のみ。
息子は吐いて、ケロッとしている。

「見て、見て、黄緑のソラシドのB3!」(息子)

まったく、いい気なもんだよ・・・・

「どう、気分。」
「すごくいい!」(息子)
「もしかすると伊丹行きに乗れるかもしれないけど、走れる?」
「うん、大丈夫!」(息子)
「ほんとに大丈夫?」
「うん!」(息子)

ゲートに到着!
ゲェェーーーッ!?!?
69番ゲートだよっ!
一番遠いとこじゃん???
どうして、こう、試練が多いかなぁ〜。
でも、まぁ、手荷物が出てくるまでどうせ時間かかる。
途中、トイレに寄り、走って手荷物受け取り所へ行く頃、
丁度、荷物が出てくる、そんなタイミングか。

「結構、距離あるけど、走れる?」
「うん、大丈夫。途中でトイレに行く時間ある?」(息子)
「あるよ。 あるけど、、また吐きそう?」
「ううん、おしっこ。」(息子)
「OK。」

トイレに寄り、走って手荷物受け取り所へ到着。
まだカバンは出てきてない。
早く、早く!
時計を見て時間を確認。
秒針の動きがいつもより速く感じる。
41便の出発時刻の22分前。
きたっ!
間に合うっ!

到着ロビーを出て、エスカレーターを駆け上り、チェックイン機の前に到着。
超ドキドキしながらチェックイン!
成功!
ヤッタァーーーッ!!!!
41便の出発時刻の20分前。

荷物を預ける場所も空いていた。
余裕があったので、公衆電話から妻に電話。
伊丹空港へ迎えに来てもらう時刻を伝え、そこまでの息子の体調を報告した。
やっぱり妻は心配しまくっていた。
携帯電話が使えなくて、機内のトイレや広島のゲートで吐いてしまったことの
一部始終を話すことができずに良かった。
久しぶりに公衆電話を使った。
東京から関西まで100円で3分程度しか話せなかったのには驚いた。

帰宅したら、やっぱり何も食べず、何も飲まず、勿論風呂にも入らず、息子は寝た。
脱水症状にならないか本当に心配だったが、次の日まで待つことにした。



2012.08.05

朝、起きたら、息子は完治。
水もいっぱい飲んだし、食欲も旺盛。
昨日の悪夢はなんだったのか?

改めて那覇空港の便を調べたら、到着、出発、午前中は全便満席、
昼からは全ての欠航が決まっていた。
息子にとってはキッツイ一日だったが、昨日中に伊丹に帰ってくることができて、
結果的に本当に良かった!



2012.08.19

夜、鹿児島から中部空港へ向かっていた時のこと。
巡航高度 FL310。
紀伊半島先端付近の上空、南紀白浜を少し過ぎた頃、
東の空に、左から右へ、北から南へ、流れ星だっ!

んっ?

イヤ、違う。
長すぎる。
ゲッ、炎!
燃えてるっ!
なんじゃ、ありゃ?!
隕石だ、隕石! また、隕石見ちゃったよ。

その物体は、炎を上げながら燃え尽きるまで数秒間。
時刻を記録、20:22頃だった。

「見た? 見た? 今の、見た?」
「見ました! アレ、流れ星じゃあないですよね?」(コパイ)
「うん、あれはきっと隕石だよ。 いいモノ見れたね!」

ずーーっと、以前、松山へアプローチ中、夕方、まだ明るいうちにに見た
炎を上げる隕石よりはだいぶ小さかった。

三日後の22日、伊丹空港のANA整備場などをめぐる親子見学ツアーに行った。
(伊丹市、川西市による無料ツアー)
倍率が7倍の人気ツアーらしいが、応募したらたまたま当たったのだ。
整備場見学の後、伊丹市の施設の紹介?で、空港そばのプラネタリウムにも行った。

星の専門家がいっぱいいるはずだから、例の隕石の件、聞いてみよう!

さすがに知ってた!

それは隕石ではなく、『火球』と呼ばれるもので、
19日の20:30頃、観測されたものがあった、とのことだった。

「火の球」とかいて、「カキュウ」っていうんだぁ〜。。

でも、微妙に時刻が違うんだよな・・・
地上のヒトがたまたま誰も見つけなかった『隕石』なんじゃないのかなぁ〜。。