2013.10.31

上の子、シンと日本海へチャリで行く約束をしている。
どの道を通れば一番、峠越えが楽か?
中部空港に泊まっている自由時間の多い日に8時間かけてルートをチェックした。

前回、「自転車ナビ」 アプリに騙され苦労した。
そこで、複数のナビ・アプリ、PCを使って綿密に調べた。

そして、今日、一人で実際に走ってみることにした。
相変わらず左膝の調子が悪い。
自転車のペダリング、負荷がかかると症状が悪化することが分かってきたので、
今日は右足だけで峠を越える作戦。
それができれば、息子にも登れるはず。


07:10 自宅出発

自宅 〜 川西、西本町交差点 6.8km
軍行橋を渡るルート
07:40 通過

iPhone への充電がうまくいかず、何度も停止。

〜 一庫ダム 10.7km
西本町交差点 173号線、木部町交差点 左折、多田経由で一庫ダムへ
ダム手前の陸橋に乗らず、下道から(道に迷った。普通に車道を走る方が楽か?)
合計 160m 上り

最後のコンビニ、ローソンで食糧買いだめ。
iPhone への充電がうまくいかない。
途中で電池切れの恐れあり。
止めるて帰るか、進むか?
電池はいっぱい持ってきたから、、、行っちゃえっ!

〜 清正公前交差点 10.9km
一庫ダム、知明湖の橋を渡って西側の林道を進む
合計 200m 上り
09:10 通過



〜 宮前交差点 8.4km
合計 50m 上り
09:40 通過
エネループ、うまく充電できないやつと、できるやつがあることが判明。
充電に成功。 充電できるやつを分けて保管しなくっちゃ。

〜 船阪交差点 10.5km 下り!
10:15 通過

船阪交差点 手前の船阪親水公園にトイレがある。
ウ○コしたくなったら、ここが使えそうだ。。
でも、壁にエッチな絵が描いてある。。
息子には見せたくないなぁ〜・・・


〜 京都縦貫自動車道 丹波IC 4.9km/7.1km
合計 100m 上り 一番の難関
10:30 〜 11:15

「自転車ナビ」 が示す坂道の少ないコース、4.9kmで行きたいが、林道はどんな感じか?
シンの自転車のタイヤは細い(26×1.25)のに変更したので、できれば舗装道路を走りたい。
近道の林道が通れないなら、
「自転車ナビ」 の推奨コース、中山峠越えルート、7.1km。

坂道の少ない4.9km



黒田古墳経由の坂の少ないコース、行ってみたらジャリ道だし、
ヒモで通せんぼう(たぶん獣用)してあった。
ヒモの隙間から自転車を通し、自分も入り、とりあえず走ってみた。

池のそばを通ったら、垣根の向こうで、
ザッブーーン!
と巨大な何かが飛び込む音がして、ギョッ!?とした。
ウシガエルとかじゃなく、人間サイズの音だった、、、、
秋に池に飛び込む大型の生物って、、、なに??
いそうな生物は、サル、シカ、イノシシ、クマ?
サルよりはデカそうだったぞ。
オットセイ?? いない、いない、絶対いない。
イヤだなぁ〜、、、

さらに進むと・・・・・、ジャリ道が草ボーボボの道になり、
草の抵抗でペダルを漕ぐのがキツイ、キツイ。
こりゃムリだ。
やめよう。

中山峠越え 7.1km


素直に舗装道路の中山峠を通ることにした。
以前走った六甲山に比べれば楽な坂だが、やっぱり小学5年生には厳しいかなぁ〜。
途中、運良く、道路公団の黄色いSUVに出会った。
路面凍結はいつ頃か聞いたら、12月初旬まではOK,とのことだった。
南丹土木公団に電話すれば、中山峠が通行可能か教えてくれるそうだ。
ありがとうっ!

峠を越えたあたりで、右アキレス腱が痛いことに気付いた。
参ったな・・・
左足も使うか。。


「丹波食彩の工房」にトイレがありそうだ。


iPhone への充電状況は極めて良好。

ここまでで、全行程のほぼ真ん中、53km地点。
アップダウンの全ての上りを合計すると510m程度。
残りは 50km。
アップダウンの全ての上り合計160m程度。
ここまで来れれば、なんとかなりそう。

万が一リタイヤするなら、妻に車で丹波ICに迎えに来てもらおう。




〜 山陰本線 和知駅 16.2km ほぼ下り!
2.9km 先、蒲生交差点 右折
京丹波町役場交差点の次、9号線から27号線に乗る
合計 30m 上り

丹波ICの先にマクド、ローソン、セブンイレブンあり!
一庫ダム前のローソンで食糧を大量に買い込む必要はなさそうだ。
コメリ(ホームセンター)があるから、自転車用品もなんとか手に入りそう。
ガソリンスタンドんとこ左折。
27号線、トラック怖い!
12:30 通過





11:15 〜 12:45 エネループ2本を使いきった。
約1時間半もつ感じか。


〜 東綾小学校 11.5km
合計 40m 上り
「自転車ナビ」推奨ルートでいく。
川沿いの道から27号線に出るとこ、疲れてるから上りがキツイ。


東綾小学校 〜
東綾小学校から先が問題。
「自転車ナビ」の坂道が少ないルート(9.2km)でいくか、
京 綾部ホテル経由(14.1km)でいくか。
 9.2kmのコースは約60mの上り。
14.1kmのコースは約90mの上り。

14.1kmのコースは27号線沿いでトラックが多そう。
距離が長く、上りも多い。

とりあえず、坂道の少ないルートで行ってみよう。

東綾小学校から最初の上りを過ぎると、後は意外と大したことない坂。
しかも車が少ない。
この道、いいじゃん! 楽勝!!
もう、あとちょっとで舞鶴〜♪

高速道路っぽい道の下をくぐって、ちょっと行ってから、
「自転車ナビ」 がナビゲートするとおり左折。
しばらく行くと・・・・・・・、、、、

ゲッ!?!?

ジャリ道、あんど、草ボーボボ!?!?!?

これ、通れるのか??

ちょっと進んで、、、戻った。

高速道路っぽいとこから再スタート。
再度、自転車ナビで検索。
やっぱり、合ってるのか?
もう一度進んでみる・・・。
変な横道に入った可能性、あるかな?
あれぇ〜〜、やっぱりジャリ道に来ちゃうなぁ〜。

あ、おばさんがいる。
聞いてみよう。
「すいませーーん。 この道、舞鶴まで続いてますか?」
えっ? 行き止まりで通れない?
じゃあ、この辺りに住んでるヒトが舞鶴へ行こうと思ったら、どう行くんですか?
えっ? この辺のヒトは舞鶴には行かない?
そ、そうなんですか・・・・。
戻りまーーす!

高速道路下まで戻った。

高速道路の入り口が閉鎖されている。
工事のおじさんがいっぱい居たので、聞いてみた。
「このインターチェンジ、車専用の高速道路ですよね? 自転車は通れませんよね?」
しばらく意思疎通できなかったが、要約すると、、、
途中まで農道で自転車でも通れる。
インターチェンジへ通じる道だけど、高速道路に入らず脇道っぽいのがあって、
そこは自転車で通れて舞鶴へつながっている。
ただ、今は土砂崩れで道が塞がってる。
大規模な土砂崩れなので、通れるようになるまで数週間はかかりそう。

ダメだ! 通れないんだ!!
戻ろう!

東綾小学校まで戻った。
45分のロスタイム。

あぁ〜、下見に来て良かった。
前回の琵琶湖への旅同様、ケツ痛いし、肩痛いし。
あともうちょっと、と思ったところで行き止まりで、
ゴール寸前に上った長い坂を下って、また上るのか?と思うと、
私でも心が折れそうになる。




東綾小学校 〜 京 綾部ホテル 5.1km
ちょっと下り
14:45 通過



〜 総合運動公園 9.0km
60m なだらかな上り
15:00 通過

綾部ホテルを通過してしばらく行くと、
右手にマクドナルドがあった。
味方交差点、、、あれぇ〜〜?
何か見たことある風景・・・・
そっか、妻の田舎に来た時に通った所だ。
思い出した。
懐かしいなぁ〜。
大きなトノサマガエルを捕まえて遊んだっけ。

ここからなだらかな最後の上り。
60mぐらいなら、どうってことない。

総合運動公園前を通過すると、
舞鶴港まで11.4kmの下りだ。



そして、15:20に舞鶴到着!



イヤァ〜、長かったなぁ〜〜。。
ケツ、痛ったいなぁ〜〜。。
もうちょっと散策したいけど、明日、日本海へ魚突きに行きたいから、
早く帰らなくっちゃ。

西舞鶴駅へ行き、自転車をバラして、初めて輪行袋に入れて電車に乗った。



片道¥2210。 自転車輸送できるなら安いもんだ。





16:00頃出発し、福知山で乗り換え、19:00過ぎに伊丹に到着した。

伊丹駅で自転車を組み立て、跨ったら、ケツが超痛くてサドルに座れなくなっていた。
右アキレス腱も、かなり痛い。
明日、足ヒレつけて泳げるかなぁ〜。。



2013.10.07

朝、03:50 に自宅を出発。
丹後半島へ向かった。
高速道路の最後の IC を降り、海岸線沿いの道路には 06:20 に到着した。

東側の海岸線沿いに、海へ入れそうな人気のない場所を探したが、
崖が続き、道路と海岸との高低差の少ない場所は海水浴場か漁港で、
Google Earthで調べた私のイメージするビーチとはほど遠かった。
延々と運転して、結局、07:20 、北側の海岸線まで行ってしまった。

海に入れそうな崖を、草をかき分け近ずこうと試みるもたどり着けず、
坂を下ったり、登ったりを繰り返し、ようやく08:30 に人気の少ないビーチに着いた。

寝不足だ。
ウェットスーツ、足ヒレ、ブーツ、ウェイト、モリ、その他道具類の入った重いカバンを背負い、
2リットルペットボトルが2本入った自重4kgのクーラーを肩にかけ、かなり歩き、
ここまでで既にグッタリ。
帰り、坂を登れる体力が残ってるかなぁ。。

人生初めて、ウェットスーツを着た。
5年前に体格に合わせて作って貰ったが、以来、着るチャンスが一度もなかった。
着るのは難儀しまくり。
膝の部分が膝にくるまでに相当な時間を要し、
お尻が所定の位置に収まるまでに、本当に着れるのか不安で冷や汗をかき、
腕を通して背中のジッパーを締める頃、暑くて汗ビッショリだった。
腕時計をはめ、ブーツを履き、手袋をして、準備完了が 09:00 。
着替えに30分!?もかかってしまった。

ウェットスーツは初めてだから、どの程度の重りが必要か分からない。
ブクブク沈んだら困るので、足ヒレ、ゴーグル、スノーケル、モリは持たず、
ウェイトベルトだけして、海に入った。

ゲッ!?
体が浮いてる!
マジ?
全然、ウエイト、足らないじゃんっ!?
これ以上、持ってないよ。
どーすんだよっ!

ウェットスーツをあつらえたショップの兄ちゃんに、
素潜りで、という条件で、これ以上の重りは必要ない、と言われ、
1kg × 3 = 3kg 購入したのだ。
3kg の重り付きベルト、持った感じ、相当重い。
ビギナーの私は、2kg でも重すぎる、と考えていたが甘かった。

まぁ、潜ろうと思えば、潜れるんじゃないの?

そう自分に言い聞かせ、足ヒレ、ゴーグル、スーケルを装着。
モリを持って泳ぎだした。

冬も海に入りたいので、ショップの兄ちゃんに勧められるがまま、
裏地が起毛の 5mm のウエットスーツを購入。
真夏に比べて海水温は低かったが、全然寒くないっ!
スゲェ〜なぁ〜♪
あ、でも、首周りがなんか苦しいな。。
それに全身圧迫されてる感じ。
ウェットスーツが固すぎて、体がうまく動かせない。
これ、、、大丈夫なのか?

泳ぎ始めて、水深が 2m ぐらいになった所で、とりあえず潜水にトライ。

体をくの字に曲げ、上半身を真下へ向ける。
普通なら、スッと体が足首より少し下が海面にくる。
そこには足ヒレの一部があるので、バタ足すればちょっと沈み、
足ヒレ全体が海面下に入り、あとは一気にダイブできる。

ところが、だ。
体をくの字に曲げ、上半身を真下へ向けても、膝ぐらいまでしか海面下に入らない!
ゲッ!?
とにかくバタ足してみる。
沈まない!
もうちょっとバタ足。

バタバタバタバタバタバタバタ

どんだけバタ足しても、足ヒレまで体が沈まないではないかっ!?!?
岸から見たら、これじゃあ、溺れてるヒト?か、
足ヒレつけてシンクロナイズドスイミングしてる不審者だ。

そうだ、腕を使え。
右手にはモリを持っているので、左手をかいた。
ゲッ?! 体が傾く!
ダメだ。 ってか、当たり前じゃんか!?
2.2m のモリを持ったまま右手も使ってかいた。

オ゛オ゛ッ!! なんとか足ヒレが海面下に沈んだぞ!
バタバタバタバタバタバタバタバタ
猛烈な勢いでバタ足したら、ゆっくりだが沈むことに成功!

よぉーーーし、いけるぞ。
もっと深いところで試してみよう。

水深 5m 程度の所で、再び潜水。
ウェットスーツの首が閉まり、苦しい…
でも、頑張れ!
潜るんだ!
ヨォーーーシ、海底に到着!
足を止めたら、頭が下の状態で海面に向かって体が浮くではないかっ!
モリを打つ姿勢、腹ばいの状態になりたい。
一旦、海面に上がり、呼吸を整え、もう一度潜った。

バタバタバタバタバタバタバタバタバタバタバタバタ

海底で岩につかまろうとして、体が浮き、手が岩から離れ、
もう一度バタ足して沈み、岩につかまり、上体を海底と水平にしようと試みた。
できたっ!

ふと気がつくと、、、辺りにいた沢山の魚達がいない。。

こんだけ水中で音をたてて暴れたら、逃げるわな…

あ゛あ゛あ゛ーーーーーーーっ!!!!

クッソォーーーーーーーーっ!!!!

ダメだ、ダメだ、ダメだぁぁぁあああああーーーーーーーーっ!!!!


参ったなぁ〜〜。。
潜れないよ。
あのショップの兄ちゃん、ウソついたな。
あんた、プロなんじゃないの?
どーしてくれんだよ?
高速代、往復で ¥5000以上すんだぜ?
ガソリン代いれたら ¥9000 払ってこれかよ?
困ったなぁ〜。
お金、もったいないなぁ〜。

半ば、ボーゼンとしながら、、、
水深の浅いエリアを漂っていたら、、、

ゲッ?!
ヒラメだっ!
デカっ!
40cm 以上はありそうだぞ。
ひょっとすると 50cm ぐらいあるんじゃないのか?
あいつ、完全に油断してるわ。
普通、砂地に潜って目だけ出して潜んでるはずなのに、海藻の上で休んでやんの!
困ったなぁ…。
かなり浅いところにいるけど、水面からじゃ、微妙にモリが届かない深さだ。
たぶん、頭を下にしてちょびっと潜れば届くと思うんだけど、
ソォーーっと、音を立てずに頭を下に向けれるかなぁ〜・・・。
海面に浮いた状態で、肩を回して右肩だけグッと海面下に落とした程度じゃ、、、足らないよなぁ〜。
イヤ、ひょっとしたら届くかもよ。
でも、ギリギリだとモリ先がちょこっと刺さる程度で、暴れられたら抜けちゃうんじゃないかなぁ〜。

あいつ、きっと油断してる。
どうしても捕獲したい。
ほんのちょっとだけ上半身を水面下に沈めて、確実に射程距離内に入ってからモリを打とう。
あいつを仕留めたら、大満足できる。
どうせ潜れないんだから、いつまで居ても意味がない。
今日はこのまま帰ろう。

そーーーーーっと、、、、
上半身を曲げ、、、頭を下にしようとしたが、、、
あれっ?
体が全く沈まないどころか、上体がフラついてしまった。
思わず左腕を伸ばし、水中でバランスを保とうとした。
ちょうどその時、ヒラメが私に気がつき、アッという間に逃げて海藻の下に消えた。

Noooooooooooっ!!!!!!!!!

クッソォーーーーーーーっ!!!!!!
逃げられたっ!
こんなチャンス、滅多にないのに…
トホホ・・・・

ヒラメを突くことに成功していれば、海から上がり帰ることもできたが、
このまま手ぶらで帰る訳にはいかない。

浮いてしまう体を無理やり沈め、何度も潜った。
普段 10m 潜るのより、今日 2m 潜る方がずっと厳しかった。
ウェットスーツの首が閉まり苦しく、全身が圧迫され体が思うように動かず、
潜水を重ねる度に次第に気分が悪くなってきた。
しまいに、吐き気をもよおし、これ以上泳ぐことは危険なんじゃないか?
と思えたが、波がなく本当にコンディションが良く、溺れるはずはあるまい、と、
水面に漂い呼吸を整え吐き気が通り越すのを待ち、潜り、
また気持ち悪くなり、吐き気が収まるのを待ち、また潜るを繰り返した。

運良く一度、岩の下に隠れた石鯛を突くことに成功したが、
モリ先の刺さり具合が甘く、魚を手で抑えてモリを深く刺し直したかったが、
体が浮いてしまい、魚からモリ先は抜けてしまった。

クッソォーーーーーーーっ!!!!!!

結構、デカかたのにぃぃぃいいーーーーっ!!!!!

ひょっとしたら寝不足で気持ち悪いのか?
寝不足のせいではなく、ウェットスーツに問題があるのか?
ウェットスーツがいけないなら、ウエイトを買い増して潜れるようになっても、
毎回こんな吐き気をもよおしながら泳ぐのか?

一旦、岸に上がり休憩。
ウェットスーツの上半身を脱ぎ、深呼吸を繰り返し、
しばらくすると吐き気は収まり、気分も良くなってきた。
これって、ウェットスーツのせい、ってことか?

どうしよう。
どうせ潜れないんだし、魚を突けるはずがないから、もう帰ろうか?
でもさ、ウェットスーツ、着た状態で体を動かせばスーツが体に馴染んで柔らかくなるんじゃないのか?
体系により合うようにヒジ、ヒザの部分が伸びて圧迫感がなくなり、
気分が悪くなりにくくなるんじゃないのか?
気分の悪さが我慢できるなら、もうちょっと頑張って、スーツを馴染ませよう。

再びウエットスーツを着て海に入り、2、3回潜ったら、
また猛烈に気分が悪くなり、しばらくして吐き気が。

その後、魚突きに成功することは一度もなかった。

11時半まで頑張ったが、気分が悪過ぎて、どうしようか?、と岸の方を見たとき、
あまりの遠さに、(あ、マズイ、あそこまで泳げるかな?)と恐ろしくなった。
普段なら何でもない距離なのに、だ。
とにかく岸まで泳ぎ切ることに集中した。

何とか岸に上がり、フラフラの状態でウェットスーツの上半身を脱ぎ、休憩したが、
体力が全然回復しないっ!
マズイぞ。
荷物を全部持って、坂を登り、車まで辿り着けるのか?

フゥーフゥー言いながらブーツを脱ぎ、ウエットスーツを脱ぎ、後片付けを終わらせた。
一休みして、カバンを背負い、クーラーを肩にかけ立ち上がった。
重い・・・・。

フゥーフゥー言いながら 50m 程歩き、ダメだ、倒れそうだ、休憩しよう、
と思ったが、座ったら二度と立ち上がれない気がしたので、休憩せずに歩くことにした。
平らな道から上り坂になり、数メートル進むと、また、
もうダメ、倒れる、休憩しよう、と感じ、でも、
座ったらいかん、立てなくなるぞ、と自分に言い聞かせ、
これを数十メートル上る度に繰り返し、ようやく車まで辿り着いた。

どうしてこんなに気分が悪く、体力を奪われてしまったのか。
皆目検討がつかなかった。

荷物を車に積み、ちょと休憩。
気分が少し良くなった。
これなら運転できそうだ。
海を後にした。

運転し始めて10分もすると気分はかなり良くなり、
高速に乗る頃までにはいつもの自分に戻っていた。
腹も減り、朝コンビニで買ったおにぎりを食べることができた。

魚突きを始めて、初めて『坊主』、獲物ゼロで帰宅した。



2013.10.28

10月は子供たちの運動会のため、土日をリクエストして休日にしていた。
月2回、週末がOFFなのはありがたいが、
平日OFFが減る = 魚突きに行ける日が減る、ということになる。
しかも、平日休みの時、台風のせいで海は荒れてばかり。

先日、台風が来る直前、夜から雨予報だったが、
夕方いっぱいもつなかぁな〜、とタチウオ釣りに行った。
そしたら、夕方から雨ザンザン降り。
ズブ濡れになり、寒さに震えながら坊主で帰宅した。

2日に小型のタチウオを3匹釣って以来、魚の姿を見ていない私。
7日はウエイトが足りず、沈めず、潜れず、ウェットスーツで船酔い+吐き気。
相当、ストレスが溜まっていた。

昨日までの予報では、今日の日本海側の波の高さは 1.0m 〜 0.5m。
今日は早朝から日本海へ行く気、満々だったのに、
朝5時に更新された予報によると、波の高さは 1.5m 〜 1.0m。
え゛え゛ーーーーーーっ!?!?!?
どーーしようかなぁ〜〜。。
岩場だから波が高いと危険なんだよなぁ〜。
でもなぁ〜、数日前から行くって決めてたのに、
今更、行かない、なんてありえない!
なんとかなんじゃないの?
魚が突けるかどうか、より、
買いましたウェイトで潜れるか、何kgのウェイトが必要なのか、
比重の軽い足ヒレを比重の重いゴム製の足ヒレに変えたけど、使い勝手はどうか、
ウェットスーツを着て泳いで、気分が悪くなるかどうか、
色々実験したいことがある。
海に入れないほど荒れてるってわけじゃないはず・・・・。
よしっ! 決めたっ! 行っちゃおう!!

自宅を出発。
途中、トイレ休憩、コンビニで食べ物を買うために車を何度か降りたが、
車外はいたって微風。
風がほとんど吹いてない日に、波が高いわけないじゃん!
大丈夫、大丈夫。
問題なし。

そして日本海に到着した。
車を降りたら、イヤァーな予感。
いつもは静まり返ってるのに、今日はものすごーーーっく波の音がする。
海が見えるところまで歩いていくと・・・・・

ヒョエェェェエエエエーーーーーーッ!?!?!?

ガッビーーーーーーーン・・・・・・・


これ、入れるの?
入っちゃう?
早朝でこれでしょ?
朝より昼の方が波は若干高くなるよね。
でも、予報では 1.5m ⇒ 1.0m だから、
ひょっとしたら時間が経つにつれて波は低くなるかな?

浜で呆然と海を眺めること約1時間。
段々、波が低くなってきた気がしたので、これ以上待っても意味がない、と判断し、
意を決してウェットスーツを着て海に入った。
海底は岩だらけだから波が来ると超コエー!!
と思ってたら・・・・、

ザバァーーーン!!

ギャァーーーーー!!!!!


マスクが吹っ飛びそうになったぞ。
イヤ、イヤ、高波が来たら潜っちゃえばいいんだよ。
あ、でも、ここ、浅すぎるから潜れない。
だったら、波が来たら後ろ向きね。
上体を起こして泳ぎ、うねりを見ながら、波になったら後ろを向く、
波に背を向け岸を向く作戦。

よぉーーし、うねり来たぞぉ〜、準備して、、、
波になった、来たっ!ハイっ、後ろ向き!
OK〜、やり過ごしたぞぉ〜〜♪
ゲッ! また波が来た、後ろ向き! OK〜♪
なんか、、、うねり、デカくなってないか?
おうっ! まただ、後ろ向き! OK〜。
全然、沖に進んでないんだけど。。。
ここ、水深1mぐらいだぜ。
ウェイト、4kgじゃあ、軽すぎるな。(前回3kg)
一回戻ろう。

戻って、岸に上がって、海を眺めたら、、、
さっきより波が高くなってる!!

悔しいので、ウェイトを5kgに増やし、再度トライ。
でも同じこと。
かろうじて浅瀬で海面を漂う実験をして岸に戻り、
6kg、7kg、と増やしていった。

7kgぐらいで潜水可能な雰囲気を確認できた。
一応、、、目的達成??

9時に到着し、時刻は11時。

うぅぅーーーーーん・・・・・・。
帰ろう。。

14:00までに帰宅した。
後片付けしてたら妻から電話があった。
梅田からの帰りの途中、事故か何かで電車が止まり車内に缶詰め。
トモの幼稚園のお迎えに間に合わないから私に行って欲しい、とのことだった。
海が荒れてて、早く帰ってきて良かったなぁ〜♪
不幸中の幸いだった。



2013.10.02

友人のM氏から、ムコイチへ一緒に釣りに行かないか、とお誘いがあった。
去年、M氏の指導のもと、私が産まれて初めて魚を釣った場所だ。

あいにく今日は、妻がなかなか取れない歯医者の予約を午後に入れていて、
その為に私は休みを申請していた。
妻の帰りの時刻、私がM氏と落ちあえる時刻、船に乗る時刻、魚が釣れ始める時刻、
を考えると、1時間〜1時間半、足らなかった。
仕方ないのでムコイチへ行くことは断念した。

待てよ・・・。
船に乗るから間に合わないでしょ。
だったら、車で甲子園浜へ行こう!
いつもM氏が隣に居て、手取り足取り教えて貰いながら釣りをしている。
去年、一回だけ一人で釣りに行き、1匹タチウオを釣ることに成功した記憶がある。
一人で出かけて、釣り竿の使い方覚えてるかな?

1年弱使っていない、タチウオ用の釣り具を出した。
まずは針を糸に結ぶ方法から。
おぉ、覚えてる。
ほんじゃぁ、糸と糸を結ぶ方法は、、、、
確か、このぐらいの長さにして、、、で?
、、、、そうそう、口に咥えたっけ。
で、人差し指を当てて、グルグルッと、、、4回、回すんだったよな。
どっち回転だ?
それから、、、どうすんだっけ・・・、
そうそう、片側の2本の糸を穴に通す、、、
老眼で全然手元が見えない、、、穴はどこ?
あぁ、分からなくなった。
もう一回。
(3回目にして穴に糸が通った)
左右の糸を一気に引っ張らず、ゆっくり、ね。
ギュゥーーーッ、と、、、
おぉ、出来た、出来た!

じゃあ、リールを釣り竿にセットして、と。
で、糸を通すんだけど、リールのどこを通すんだっけ、、、。
この銀色のバーの手前に糸を通して、、、そうそう、
バーの根っこの、ここ、金色の丸っこい、ここに糸が引っ掛かるんだな。

OK、OK。
できたぞぉーー。
(バー=ベイルアーム)
(バーの根っこ=ラインローラー)

で、どう握るんだっけ・・・。
リールの付け根んとこを右手の中指と薬指の間にはさんで、と、、、
あれっ? リールが反対向きだぜ。
おかしいな、、、
これじゃ、ハンドル、持てないよ。
リール、巻けないぜ。
ちょっと待て。。

竿を置いて、イメトレをする。
右手と左手を上下するんだよな。(ワインド)
こんな感じだったな・・・。
左手が完全に上下運動で、右手が上下しながら回ってる感じ?
あぁ、左手に竿を持つんだ。
そうそう、左手に竿、右手にルアーね。
イヤァ、恥ずかしいなぁ〜。
こんなしょーもないこと、釣り場でやったら、超恥ずかしいよね。

よし、持ち方、OK。
あとはルアーだな。

釣り具のケースを開けたら、去年、使ったタチウオの針が、
そのまま糸につなげば良い状態でセットされていた。

さすが、忘れっぽい自分のこと、よく分かってる。
完成形でしまっておけば、1年後に作れなくなってしまうことはない。

甲子園浜へはどうやって行くんだっけ?
Google Mapで場所を調べたが、すぐには思い出せなかった。
iPhone の連絡先に登録してなかったっけ?
調べてみると、、、、
あった、あった!
自分が忘れるであろうことを熟知してるなぁ〜。
そうそう、近くに野球場があったよね。

続いて駐車場から釣り場までの移動手段の準備。
去年の夏、燃えないゴミの日に拾ってきた、
錆だらけであらゆるパーツが固着してるキックボードを動かしてみた。
あ、やっぱり、ハンドルが固まってる。
油を刺し、木槌でたたき、力づくでなんとか修復した。

これで準備OKだ。

私が甲子園浜へ行くこと、M氏に携帯で知らせとこうかな・・・。。。
でも、行く、と知らせて、、、釣れなかったら恥ずかしいよなぁ〜。。
釣る、以前に、ルアー、投げれないかも、だし・・・。
道に迷って、現地にたどり着くのが遅れ、時合に間に合わないかも可能性もある。
そうだな、、、、
現地で1匹釣れたらメールしようっ!
あ、でも、その頃、M氏はどうせ釣りの真っ最中で携帯を見てる余裕はないはず。
M氏がムコイチから戻る船に乗る時間帯にメールすればいっか。
そうしよう、そうしよう。

妻が帰宅。
予定通り16:00に家を出発した。

去年、一人でバイクで出かけた時は、ロスポジして現地到着までに1時間以上かかってしまったが、
今日は30分以内に駐車場までたどり着いた。
荷物をかつぎ、キックボードで移動した。

現地には、釣り人がまばらだった。
まだタチウオのシーズンではないのだろう。

釣り竿をつなぎ、リールをセットして、糸を通し、糸の先端に釣り針のくっついたルアーをセットした。
いい感じ、いい感じ。
ここまでは完璧だ。
さーーーて、、、投げれるかなぁ〜〜。。。
ルアーを投げれるか、ものすっごく心配だったが、ラッキーなことに周りにヒトがいない。
隣のヒトに迷惑をかける心配がないのは幸いだ。
失敗しても恥ずかしくない。

リールのバーを上げて、、、糸を人差し指に引っ掛けて、、、

ん??
なんか糸の(人差し指への)かかり具合に違和感があるぞ・・・。
んんんーーーーーーっと、、、、、
そっか、リールのバーの位置がいけないんだ。
バーが左から右に上がってラインローラーが手前に見える位置まで回転させるんだったっけ。
そう、そう、こんな感じだった。
後ろにヒトがいないか確認して、、、後は投げるだけ。

えぇーーーい、飛んでけっ!!!!

いったぁ〜〜〜〜♪
ふぅ〜〜、、、体が覚えてたよ。
良かった、良かった。

さて、ほんで、、、、
何すんだったっけ・・・・。

おぉ、リールのバーを戻して、、、、で、ワインド、と。

こんな感じだったっけ?とイメージしながら、竿を上下に動かし、リールを巻きとっていった。

あんまり勢いよく巻き過ぎて、
最後にルアーが海面から飛び出て、こっちに向かって吹っ飛ぶと危ないのを思い出した。
でも、ルアーがどのへんまで戻ってきてるか分からないから、
こんなもんかなぁ〜、と感じる適当な場所からワインドの動作を止めて糸を巻きとった。

何度もルアーを投げる練習をした。

上方、45°、30°、0°、−30°、と毎回、違う角度で飛んでいくけど、まぁ、仕方ない。
今日は釣れなくていい。
釣り竿のセットアップと、ルアーを投げる練習をしに来たんだから、ひたすら練習だ。

だいぶ慣れてきて、周りの人たちを見渡す余裕ができ、キョロキョロしながらルアーを投げたら、、、、
何か、とっても変な感じになった。

あれぇ〜、、、、
ゲッ!?!?
糸がグチャグチャにリールに絡まってる!!

Noooooooooooっ!!!!!!!!!

これが 『バックラッシュ』 ってやつか?

まずいよ、まずいよ、こーーんなに絡まっちゃって、ほどけないかもよ?
糸を切って、ショックリーダーを結び直す練習するか?
イヤ、ほどく練習をしてみよう。
今日は周りにヒトがほとんどいなくて、本当に幸いだ。
他人の視線を気にし、恥ずかしい、格好悪い、と感じることなく、
焦らず、ゆっくり作業を進め、恐らく3分程度でほどくことに成功した。

ふぅ〜〜〜〜・・・・・。。。

気を緩めない。 集中、集中。 初心者なんだから。

イヤァ〜、ほんと、今日、M氏とムコイチに行かないで良かったよ。
どんだけ迷惑かけたか。。
それに、呆れかえって、見捨てられちゃったかもしれない。

ワインドの動作、だいぶ慣れてきた。
そして気がついた。
あっれぇ〜〜〜〜・・・・・・
、、、、、、、、、、、、、
なんか、、、、、、おかしいぞ?
リールがおかしい?
右手で糸を巻きながら左手で竿を持ち上げ、リールを止めた瞬間、引っ張られてるぞ。。
この感触、去年はなかったよな・・・・。
リールが壊れたのか?
糸が引っ張られてる、、、って、、、釣れてるのか??
イヤ、そんなわけない。
なんだ、こりゃ?
マジっ?!?!
リールが壊れたのか?
??????????
ん????

しばらーーーーーーーーーーーく、考えて、、、、気がついた。

あ、、、、、、、、、

リールの手前にある、ちっこいレバー。(ストップレバー)
これ、、、左に倒すんだったっけ。

で、、、、
どれ、どれ、もう一回投げてみっか。

ルアーを投げ、ルアーが海面に落ち、沈むのを何秒かカウントしながら待ち、
ベールアームを倒し、ワインドの動作をしてみると・・・・・、

できたぁぁぁあああーーーーーっ!!!!

よぉーーーーっし!!!!
準備完了。
時合に間に合ったぜ。
フゥゥ〜〜〜〜〜・・・・・。

あとは正確にルアーを投げる練習をしよう。

幾度となく投げて、、、、、、
あれぇ〜〜〜〜・・・・・。
なんか、、、手ごたえがおかしいんだよなぁ〜〜・・・・。
1年前の感触なんて、超初心者の私だから当てにならないけど、どこか、感触が違うぞ。。。
ルアーを手に取り、、、眺め、、、地面に置き、、、眺め、、、、
あっ!
針をワームに刺すの忘れてるっ!
ヤダなぁ〜〜・・・。

↓↓こうじゃなくて↓↓ (この状態で投げてた!)

↓↓こっちが正解↓↓


もう、ないよな。。
間違ってるとこ。 忘れてること。

今一度、周囲を見渡す。

だーーれも、タチウオ、釣ってない雰囲気。

既に17:20。
辺りが暗くなりだした。
ボチボチのはず。
確か、去年も暗くなりだしてから釣れた気がする。

ルアーを投げ、ワイドの動作をして、ルアーを巻きとり、また投げ、を繰り返すと・・・・・

キタァァァアアアーーーーーーッ!!!!!!!

かかった、かかった!!!
外れるなよぉ〜〜〜〜。
最新の注意を払いながらハンドルを回して・・・・・・・
ゲットォ〜〜〜〜♪

周囲を見渡す。
やった!
一番乗り!

針を外して、すぐにルアーを放り込む。

あっ! また、来たっ!!
よしっ、巻けっ!!
あ゛っ!?!?
外れた!!
クッソォ〜〜〜。
もう一回!

時期がまだ早いのか、超小型ではあったが、
なんとか自力でタチウオを3匹釣ることに成功した。

次からは、堂々とM氏を誘ってタチウオ釣りにでかけよぉ〜〜〜っと♪