キャンドル・サービス
次はキャンドル・サービスです。
新郎・新婦が入場してから、どいうコースで各テーブルをまわるのか、マネージャーに聞いておきます。
2人が通る場所に、カメラを置くことはできません。
ひな壇の横に、メイン・キャンドルがあるはずです。
最終的に2人はそこに立ちます。
その時2人が隠れないように、できれば新婦の姿がより隠れないように撮影します。
新婦は新郎の左手に立つはずです。
メイン・キャンドルに立ったとき、新婦から向かって左側になる場所から撮影しましょう。
またメイン・キャンドルをアップで撮れるときれいなので、ズームが届く位置でなければなりません。
これらの要素を考慮に入れて、自分がカメラをセットする場所を決めます。
立つ場所が決まったら、そこから各テーブル、入り口、メイン・キャンドル、ひな壇までの距離を
マニュアル・フォーカスで測っておきます。
これで準備完了!
さて、再び介添え人とマネージャーの動きに注意します。
介添え人の姿が見えたら、新郎・新婦が更衣室から戻ってきた証拠。 ドアの向こうに2人がいます。
外に出て、新郎・新婦の撮影をします。
新婦の持つブーケをアップで撮り3秒ほど静止、
そしてゆっくり、なめるように左斜め上に向かって引いて2人の上半身のアップを、
さらに下にカメラを傾けながら、全身が入るまで引き、そこでズームを止め静止画像を5秒ほど撮り、カット!
すぐに会場に戻り、カメラを所定の位置にセットします。
撮り方は最初の入場と同じです。
司会者を撮り、入場のアナウンスと同時にゆっくり引きながらパーンし、画面中央に入り口がくるようにします。
ドアが開いたらゆっくり寄っていき、新郎・新婦が並んで立ち、
挨拶するころ丁度最大のアップになるようにします。
その先はお好みに合わせて引いたり、寄ったりをあまり頻繁になりすぎないように繰り返します。
どちらかというと、遠い方がアップで撮ってもピントが合いやすく、
カメラに近いテーブルに近づくほどアップだとピントが合いにくいようです。
(これはマニュアルで撮影した場合ですが。)
部屋が暗く、スポットライトを使っているため、遠くに2人がいる状態で引き、部屋全体が写るようにすると、
2人が真っ白になり、新郎・新婦の姿が見えなくなる可能性があります。([晴れる]という)
これは絞りがオートのため、絞りを開きすぎるからです。
可能なら絞りはマニュアルで調整してください。
それができないなら、2人が晴れすぎない程度に引いて、我慢してください。
メイン・キャンドルまで新郎・新婦が来たら、
彼らの持つキャンドルの先端の火が、メイン・キャンドルに点火するシーンを撮るために、
ゆっくり寄っていきましょう。
その後、2人の上半身が写るところまで引き、少し静止し、
彼らがひな壇に戻るまでに引いて全身が写るようにすれば良いでしょう。
そして着席したらカット! きっとうまく撮れているはずです。
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