新郎・新婦の退場 / 新郎の父から挨拶 / お開き
新郎、新婦の退場は、最初の入場と反対の要領で撮ればいいでしょう。
引き続き、新郎の父の挨拶があるので、新郎の父がアップで撮れ、
かつ新郎・新婦、ご両親の6人で引いて撮れる位置にカメラを構えます。
時間に余裕があれば、出し物の最後の方で、この位置にカメラを移動しておきます。
そして、ひな壇までの距離と、6人が最後に並ぶ会場の最後方までの距離を測っておきます。
マネージャーにどこに新郎の父を立たせる予定なのか、マイクの位置も確認しておくとなおさらいいです。
新郎、新婦がひな壇を降り、会場の後方に歩いてくるとき、会場は暗く、スポットライトで照らされているはずです。
絞りオートで、会場全体が入るように引いて撮ると、新郎、新婦が晴れてしまいます。
できれば、マニュアルで絞りを調整しましょう。
または、2人が晴れすぎて真っ白に光らない程度にまでなら引いてもかまいません。
新郎の父の挨拶は、長い人もいますし、短い人もいます。 せっかく父が挨拶するのです。
どんなに長いスピーチでも最初から最後まで撮ってあげましょう。
まず、新郎の父をアップでしばらく撮り、ゆっくり引いて新郎のご両親の上半身が入る程度まで引きます。
それから可能な限りゆっくりと左から右へパーンし、新郎、新婦、新婦のご両親、と撮っていきます。
スピーチが長そうな場合は、新郎と新婦のツーショットで、一旦停止し、さらにパーンして
新婦のご両親をツーショットで、そして、可能な限りゆっくりと、6人全員が入る位置まで引きます。
そのカットのまま20秒位でスピーチが丁度終わってくれると完璧です。
できるだけ新郎の父の話に耳を傾け、あとどれ位で終わりそうか予測しつつ、カメラを動かしましょう。
新郎の父が台本を持ってきていて、それが巻いてあるタイプのものなら、スピーチの残量が検討つきます。
また、新郎の父が酔ってしまっている場合、いつ終わるか全くわかりません。
新郎の父の挨拶に引き続き、新郎自身が来客に挨拶したい、というケースや、
新婦の父が新郎の父の代わりに挨拶する場合、等、色々ありえます。
テープとバッテリーの残量のチェックは忘れずに。
また、同じカットや、同じカメラの動かし方が多くなりすぎないように、工夫してください。
新郎・新婦、両家のご両親が退場したら、すぐ後を追い会場を出ます。
介添え人が全員を1列に並べ、お客さんを出迎える用意をします。
そしてマネージャーから挨拶があるはずです。
その後、お客さんが出てくるまでの間が勝負です。
新郎・新婦の2人だけのショットは後で撮れますので、6人全員のショットを撮っておきましょう。
お客さんが出てきたら、入場のときと同じように撮影します。
最後に、新郎・新婦のツーショットです。
新郎、新婦がキャンドルサービスで入場する前と同じ撮影の仕方でいいでしょう。
ブーケのアップからスタートしましたが、同じ撮り方が嫌なら、2人の上半身のカットからスタートしても構いません。
工夫してみてください!
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