新婦・お色直し、新郎・お召し替え


新婦の主賓のスピーチが終わるとすぐにお色直しです。
挨拶、スピーチが短かったなどの理由で、すぐにお色直しがない場合は、
新郎・新婦の2人が歓談しているシーンや、友人がビールを注ぎに、あるいは挨拶しに来るところを撮ります。

そしてお色直し。
和服の場合、介添え人が新婦に近づき、新婦を立たせ、服を直し、扇子などを持たせますが、
この間、時間がありますので、新婦の着物の後ろ姿、カツラの髪、結いの部分をアップで撮りましょう。
後ろからの写真はほとんど残りませんが、和服の場合、それを撮っておいてあげればいい記念になります。
したがって、新婦の主賓のスピーチが終わったら、
お色直しを見計らってひな壇の新郎サイドに三脚を立て、待っているといいでしょう。
そこから出口の扉までの距離をマニュアル・フォーカスで測り、待機します。

お色直しのアナウンスと同時に新婦をアップで撮影を開始し、着物とカツラの後姿を撮り、
後は新婦が出口に向かってゆっくり歩いていく光景を引いて、または寄って撮影します。
歩く速度は遅いので、寄って撮影してもピントはズレにくいと思います。
出口でこちらに向き直り、会釈して退場するところまで引いて、または寄って撮り終えたら、次は会食シーンです。

会食が始まると、ウエイター、ウエイトレスが料理や飲み物を運んできますし、
お客さんも立ち上がって挨拶まわりするので、
足を引っ掛けて転ばないように、他人を転ばせないように注意してください。
三脚はあまり人の集まらないところに置いておきます。
ビデオ担当とはいえ、自分も食事は食べたいですよね。 でも出来るだけ早めに済ませましょう。

食べ終わったら、各テーブルをまわります。
1人、2人、3人、4人、全員で、といった具合に10秒程度ずつ静止画像を撮っておきます。
まとめてそれだけ撮り、もし編集が可能なら後でBGMをバックに流すと効果的です。
声をかけにくいでしょうが、恥はかきすて。
各テーブル全員に声をかけて集めて、一人一人におめでとうのメッセージを言ってもらえば、
会食シーンは早く撮り終われます。 その分、自分もゆっくり食事が食べられるのです。

新郎、新婦の親族、新郎・新婦の友人、新郎・新婦の会社関係者、といった具合に
順番に各テーブルをまわり、撮影していくといいでしょう。

しばらくすると新郎のお召し替えがあります。
介添え人が新婦を更衣室に連れて行き、帰ってきたら新郎のお召し替えです。
お召し替えも三脚を使用した方が画面は安定しますが、
会食シーンを撮るために遠くに置いてある場合があります。
三脚を取りにいく時間があるように、介添え人、会場のマネージャーの動きには注意しておきましょう。
マネージャーは違う色のタキシードを着ているので、すぐ見つけられます。

お召し替えはお色直しと同じですね。 アップで撮ってもいいし、引いて撮ってもいいし。
新婦のときと違い、これを撮り損ねても大丈夫。 メインはあくまでも新婦です。
三脚を取りに行く時間がなければ、手に持って撮影しましょう。 手ぶれはおかまいなしです。

新郎がいなくなったら、再び会食。
この間に、必ずテープとバッテリーの残量をチェックしてください。

Next Page    Top Page